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博士課程後期学生
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博士課程前期学生の声へ

人文学専攻 思想文化学 インド哲学 2年

片山 由美さん

 
片山

 大学院は、学部時代に培った語学力を生かし、より専門的な研究をする場です。私は、大学院に進学後一貫して代表的な初期大乗仏教経典である『法華経』の一乗思想の研究をしています。サンスクリット語原典、諸写本、鳩摩羅什訳、竺法護訳、チベット語訳や様々な現代語訳を批判的に扱った文献学的な研究です。
 インド哲学研究室はとても和やかな雰囲気で、院生と学部生で勉強会をしながら互いに学びあうことができます。仏教、ジャイナ教、インド正統哲学、インド文学、文法学等、関心ある分野はそれぞれ違います。しかし、学生の関心事に合わせて、懇切丁寧に指導して頂けるところがインド哲学研究室の魅力のひとつです。
 また、博士課程後期の学生は、毎年入れ代わり、文部科学省の長期海外留学支援によるインド留学を果たし、研究を深化させています。
 私も今年の10月から渡印する予定です。

   

人文学専攻 歴史文化学 日本史学 2年

加納 亜由子さん

 
加納

 ここ広島大学大学院文学研究科は、自主性・自立性を尊重される先生方の指導を受けながら、伸び伸びと専門領域の研究を深めることができます。また、週に一度の読書会(ゼミ発表)では、先生方や大学院生・学部生との議論を通じて、自分の視野を広げることができます。さらに、先輩やOBとの関係を通じて、研究科の域を超えて広島県内外の研究者との繋がりを得る機会にも恵まれ、研究を進める上での財産の一つとなっています。このように、日々忙しいながらも充実した大学院生活を送っています。

   

人文学専攻 中国文化学 中国文学語学 2年

市原 里美さん

 
市原

心ゆくまで…

 県内の私立大学で修士を修了しましたが、もっと研究を続けたいと思い広島大学の博士課程後期に進学しました。研究のテーマは唐代の詩人杜甫で、現在は宴席で作られた詩に用いられる語彙について調べています。
 私の所属する中文研究室の魅力は、なんといっても伝統に裏付けされた、充実した研究環境だと思います。
研究室には備え付けのパソコンが四台、プリンタも三台あり、自由に使うことができますし、パソコンを持参すれば、研究室のどこからでもインターネットにアクセスできます。
 また、部屋の半分を占める書架スペースには本棚三架分にも及ぶ辞書類と、各種注釈書、世界的にも貴重な書籍など蔵書は豊富で、誰でも自由に閲覧できます。新しいものと古いものが違和感なく併存している、これこそが中文研究室の自慢です。 
 やる気さえあれば、とことんまで研究することが可能!
 ひとたびハマればきっとやみつきになること請け合いです。

   

人文学専攻 言語表象文化学 アメリカ・イギリス文学 2年

若松 正晃さん

 
若松

 私は学部生のときからErnest Hemingway (1899-1961) に関心を寄せてきました。その理由を三つほど挙げるとするとおそらく次のようなものになります。
 一つ目は、彼のハード・ボイルドな文体です。感覚を研ぎ澄ませ、主人公の感情を極力押さえ込んで淡々と描かれる物語には独特な空気が漂っています。
 二つ目は、彼の人生そのものです。Hemingwayは、釣り、闘牛、ハンティングなど、男のロマンともいえる遊び(というと非難を浴びそうですが)をすべてやり尽くしたような人物なのです。
 最後は、彼の風貌です。彼の顔に表れるマッチョな人生スタイルには男の私でも惚れてしまうような引力があるのです。一度彼の写真を見ていただけるとお分かりになるかと思います。(Hemingwayがお気に入りの一枚の写真にまつわる後日談として、写真撮影に何時間も費やしたという逸話もあります)
 このようなことが私の興味を惹きつけ、私は今でもその呪縛から解き放たれていません。というのも、Hemingwayの作品は常に新たな読みの可能性を無限に提示し続けてくれるからです。このようなHemingwayの作品に真正面から立ち向かっていける喜びをかみしめて、これからもHemingway研究を進めたいと思っています。

   

人文学専攻 地表圏システム学 考古学 2年

石貫 弘泰さん

 
石貫

『アーケ?アルケ?歩けオロジー!!!』

 考古学は発掘調査で検出した遺跡や出土した遺物から歴史を復元する学問です。「考古学」という言葉は英語では「Archaeology」というのですが、研究室のある先生はそれをもじって「考古学というのはアルケ(歩け)オロジーなのだよ」とおっしゃいます。そう表現されるくらい、考古学を学ぶ人たちにとって遺跡を見学に行ったり、遺物を見学に行ったりすることはとっても重要なことなのです。自分の目で遺跡や遺物を観察して、それらを歴史として復元する、それが考古学という学問なのです。
 私は弥生時代から古墳時代にかけての青銅器に関する研究をしています。私が研究している時代の青銅器は日本列島の各地から出土していますので、列島各地に見学に行きます。まさに「アルケオロジー」なのです。
 自分の足で「歩く」ことから始まって、その「一歩」、「一歩」が歴史の復元につながっていくのです。ですから、私もその歩みを止めることなく、どんどん歩いていこうと、そう考えています。

   
   

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