| 人文学専攻 比較日本文化学 (比較日本文化学 / 1年) | |
|
沈 秋ヘイさん
|
日本語をもっと上手になるために、また、自分自身を大きく成長させるために来日しました。自分の目で日本を見て歩き、その地の文化や風俗に触れることによって、異文化に対する理解をより深めることができるでしょう。 文化に大変興味を持っている私は比較日本文化という分野を選ぶことになりました。大学の卒業論文も「日本料理における原始的美意識について(独特の行事料理を例に)」という文化に関連するものでした。美意識は日本人の社会生活と民俗文化の隅々まで染み込んでいます。今後、この美意識について腰を据えて研究したいと考えています。 先生方は勉強のことに対していろいろとアドバイスをしてくださり、生活の面でも配慮してくださいました。感謝の気持ちでいっぱいです。「大家さんは優しいですか」と先生に聞かれた時、感動で心が温まりました。西条の冬は寒いけど、心の中で決して寒くないと感じています。 広大ではいろいろなコンサートが行われ、学生の生活を充実させると同時に、そこでは多くの人との楽しい出会いがあります。この前韓国からプロのイン・ジョンリムさんを特別に迎えてゴスペルコンサートを開催した際に、私も参加しました。「あなたは愛されるために生まれた。今もその愛を受けている」という歌詞は今でも私の心の中に深く刻まれています。一度きりの人生の中で一期一会という出会いを大切にしたいと思います。 |
| 人文学専攻 思想文化学 (中国思想文化学 / 1年) | |
|
高田 哲治さん |
私は、中国思想に於ける「性」「情」「命」など、人間洞察に基づく諸現象に興味があり、研究対象を「先秦儒家思想」とやや大きな枠で捉えています。実は、これでも無理して精一杯に絞り込んでいる状態なのです。と言うのも、私の研究テーマをぶれさせるような興味深い講義や演習が盛り沢山あるせいでもあるからなのです。「経学」では、その道の練達な先生から、「清朝考拠の学」の成果と五経の疏を校勘を踏まえて読み解く漢唐訓詁の学の手堅い文献学の神髄を教授して下さるし、「宋明学」では、これまたその道の著名な先生が、社会的なコンテクストの中で、その時代の思想家の声を丹念に拾い上げ、体系的に再構成して下さるし、さらに、「先秦諸子学」では、西洋哲学にも造詣の深い気鋭の先生が、それまでの常識を打ち破るような大胆な発想力と切り口で、我々のやや石頭になりかかっている頭脳に揺さぶりを掛けて下さる。このように中国思想文化学研究室で行われている研究は、どれもこれも興味の尽きないものなので、私の研究対象もぶれがちになるのもご理解戴けるでしょう。また、このように研究の第一線で奮闘し、まさに前人未踏の研究をなさっている当研究室の諸先生方のお姿を見て、我々が鼓舞されないわけがありません。我々も、読書会や討論をしたりして、皆で高め合っています。そして、このような研究を支えてくれるのが、何よりもレベルの高い蔵書です。驚くような第一次資料が質量ともに揃っているのは、当研究室が広島文理科大学の伝統を引き継いでいるからだともいえます。このように当研究室は、人・もの両面から見ても、この上ない贅沢で恵まれた環境にあるといえましょう。それ故、私の目下の悩みは、「宝の持ち腐れ」になってしまい兼ねないのでは、ということです。 |
| 人文学専攻 歴史文化学 (日本史学 / 1年) |
|
|
上中 亮平さん |
大学院に入学してから2ヶ月余りが経ち、最近やっとこの生活にも馴れてきました。日々の生活は授業が中心です。大学院の授業はほとんどが演習形式のものですが、日本史学研究室では自分の専門分野以外の時代も演習を履修することになっています。それぞれの分野には専門の先生がいらっしゃるので、この演習を通して、自分の専門以外の分野においても、幅広い知識と研究方法を身につける事が出来ます。この演習、加えて自分の研究においては史料や文献が必要不可欠ですが、当研究室には豊富な史料・文献が揃っています。これらのお陰で研究室は聊か狭いですが、沢山の史料・文献のおかげでほとんど不自由なく研究を進めることが出来ます。また、毎週それぞれの時代に分かれて、「読書会」というものが開かれます。ここでは担当者が報告を行い、それに対して先生・院生・学部生が意見を出しあって、議論が行われます。時には厳しい事を言われることもありますが、様々な意見・アドバイスが自分の研究のプラスになるはずです。大学院での生活は大変です。現在の私も、日々何かに追われています。しかしながら、志をもって生活すればその苦労に見合っただけの物を得る事が出来ると考えています。 |
| 人文学専攻 言語表象文化学 (日本文学語学 / 2年) | |
|
熊崎 由衣さん |
「本当にそれでいいの?」 私が指導教官に問いかけられ、自分にも問いかける台詞です。幾通りにも解釈できます。 辞書や先達の記述は正しいのか? 自分の認識は誤っていないか? 研究に妥協していないか? 上記のように、この問いは既成の枠組みや主観について見直し、考える契機となります。語学にも文学にもあてはまるものだと思います。様々な対象への「本当にそれでいいの?」の解を見つけるべく、私は研究しています。想像したより、院の生活はハードでした。一日の十二時間以上を研究室で送る。朝焼けに焦りながらPCに向かい、レジュメを作る。それでも発表はうまくいかず、こっそり悔し泣きする。たぶん、院生ならばどれかは経験しているでしょう。毎日は楽ではありませんが、試行錯誤を重ねて得られる結果はその苦しさに優るものです。自分の立てた仮説を論理的に検証し、それを組み立てて人に伝える力、他者や資料、もちろん自分とも真摯に向き合う力、など、学問上だけではない様々な力が磨かれます。 皆さんも日文研究室で「本当にそれでいいのか」、研究しませんか? |
| 人文学専攻 言語表象文化学 (言語学 / 2年) | |
|
土井 諭さん |
私の所属する言語学研究室は,これまで古今東西の言語の記述的研究の拠点としての役割を担ってきた。現在でもこの流れが脈々と受け継がれている一方で,近年進展著しい理論的研究に取り組む学生も増えてきている。これは,伝統に縛られない自由な学問的気風,それぞれ特色ある研究を行っている教員,そして希覯書を含む豊富な資料なくしては叶わなかったことであろう。指導教員の専門分野から外れて研究することが許されない不幸な学生もいる中で,実は私もこのような恵まれた環境の恩恵に与りながら研究生活を続けている一人である。言語学を学び始めた頃には生成文法理論に興味をそそられながらも,次第に学問的な閉塞状況に失望を感じ,そしてその後は現在専門としている言語の認知的研究へと落ち着くに至るわけだが,このような“移り気”な私を最後まで研究の場に引き止めてくれたのは,やはり言語学研究室の伝統や気風であった。そうした中で私が特に感謝しているのは,教員が学生を一人の研究者として扱ってくれることである。いきおい講義は教員から学生への一方的な知識伝達の場ではなく,研究者である教員と学生の真剣勝負が行われる「戦場」と化す。のみならず教員のカバーしていない領域を専門とする学生は,教員からその分野に関して逆質問を受けたりすることすらあるのである! 必然的に学生は研究者としての責任感を自覚し,そうした研究生活の中で得られた有形無形の財産が己の研究へとフィードバックされるわけである。私の当座の目標は充実した修士論文を書き上げ,ながきにわたって記述的研究を伝統としてきた言語学研究室に,理論的側面からささやかながらも新たな風をふき込むことである。 |
|
|
|
| 人文学専攻 地表圏システム学 (地理学 / 2年) | |
|
陳 林さん |
「研究に打ち込める思いやりや環境に感謝の気持ち」
広島大学の大学院に入学してからこれまで,非常に早く感じられます。この2年近くの歳月を回顧すると、感謝の気持ちでいっぱいです。思い返せば5年 前、日本に来て自分の好きな地理学を勉強することを決意し、それから留学の準備をはじめました。来日前、自分の好きな学科なので、順調な研究生活を送れる だろうと思っていましたが、実際には大変苦労しました。地理学の研究は本を読むだけではありませんでした。現地の様子を自分の目で見て確かめるフィールド 調査が重要な分野であることを知りました。現在,私は経済地理学を専攻し、主に中国農村の「出稼ぎ現象」に関する研究をしています。この研究の前に,初めてフィールド調査をしたのは院生1年生の時の宿泊巡検でした。巡検の前、アポイントすらできない私でしたが,優しい先生方の指導のおかげで、依頼状の作成を始め、調査項目の策定、役場への聞き取り調査、さらにレポート作成までの一連の作業を完成させることができました。そ の後、いつも思いやりが溢れる院生達の励ましで、私は本気で研究の道を歩き始めました。研究は情報のコレクトではなく、情報のインテリジェンスであると教 えられました。特に、自分の発想の下で知識を再構築するのが面白く感じるようになりました。今,私は,先輩達のように、自分の研究を学術大会や学会誌に発 表したい気持ちでいっぱいです。研究はいつもスムーズではなく、悩むことがよくあります。自分の研究を支えてくれる方々に感謝の気持ちを持ちながら、研究 を続けています。修士論文完成まで,継続して努力していきたいと思っています。 |
| ☆博士課程後期 学生の声はこちら | |






お問い合わせはこちら