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研究大会

 
 
みなさまには、時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 さて、本校では、平成15年度以来、文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、理数系教育を中心とした研究と実践を展開してまいりました。また、本校では、1953年の制度発足以来、ユネスコ・スクールとして先導的な活動を行ってきましたが、この活動をさらに発展継承させ、先のスーパーサイエンスハイスクールの研究・実践とも連動した「持続可能な開発のための教育・持続発展教育」(ESD)にも力を入れているところであります。そして、これらの活動を通し、国際的な知的交流の場を設定するとともに、世界に通用する創造性の発現・育成・探求を促す教育課題の研究を推進しております。
 ところが、近年のPISA等の国際調査によりますと、我が国の児童・生徒の課題として、読解力や知識・技能の活用力にとどまらず、学習意欲や自己肯定感の低下までが指摘されています。そこで、本校では、昨年度から「学びの愉しさを追求する」を主題として取り上げ、確かな学力を育成するための「学びの愉しさ」とは何かを改めて問い直す教育研究に取り組んでまいりました。本年度は、昨年取り組んだ「学びの開拓」研究段階で明らかになった「学びの愉しさ」の本質と成立要素をもとに、「学びの愉しさ」をさらに発展・拡充するための様々な取り組みを「学びの拡充」として位置づけ、その具体的な研究成果を発表したいと考えております。研究大会当日は、これら本校の研究・実践の一端をご覧頂き、忌憚のないご意見を賜りますようお願い申し上げます。
 特に、本年度の研究大会では、大会2日目に本校教育活動の特徴の一つでもあるESDを中核にすえた「『希望の未来』を拓く学び」について全体会・シンポジウムを開催し、ESDにおける「学びの拡充」の在り方を考究することを目指しております。
 公務ご多用の折とは存じますが、多数の方々にご参会いただきますようご案内申し上げます。
 
広島大学附属中・高等学校長 古賀 一博
>> 参加申し込みはこちらまで
 

9:00

9:30~10:20

 

10:35~11:25

 

11:40~12:30

 

13:30~15:00

 

15:30~17:00

受付

①限目


②限目


③限目


④限目


全体講演
 

 

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講師プロフィール  

1944年岡山県生まれ。岡山操山高校卒。東京大学文学部哲学科卒。東大助手を経て、1975年お茶の水女子大学に着任。同大学教授、文教育学部長を経て、2010年に定年退職。現在、お茶の水女子大学名誉教授。専門はギリシア哲学と分析哲学。

  著書には、『われ笑う、ゆえにわれあり』『われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う』『棚から哲学』『ツチヤの貧格』『妻と罰』(文春文庫)、『哲学者かく笑えり』『ツチヤ学部長の弁明』(講談社文庫)、『純粋ツチヤ批判』(講談社)など多数のユーモアエッセイ集と、『新しい哲学入門 なぜ人間は八本足か』(文藝春秋)『ツチヤ教授の哲学講義』(文春文庫)など少数の哲学書がある。週刊文春に「ツチヤの口車」を連載中。

 
講演要旨 

  ものの考え方によって不幸になる場合があります。そういう考え方の中には疑わしいと思われるものがかなりあると思います。いくつか例を挙げて説明します。たとえば次のような考え方です。
・「だれにも能力があり、それを最大限に発揮するのが幸福である」

・「自分が何を本当に欲しているかを知り、それを実現するのが幸福な人生である」

・「目標をもて」

・「つねに真剣に、真面目に考えよ」

・「役に立たない勉強をしても意味がない」

  これらの考え方はふつうに見られる考え方です。他の考え方とは違い、これらの考え方は人生観の根幹をなし、幸不幸を左右するものです。そして教育の中でも意識的、無意識的に使われることが多いように思います。  

 

 しかしこれらの考え方は、疑わしい面があるだけでなく、重要なことを見逃しているように思います。なぜそう思うかを説明します。
     
 

    
2002年のヨハネスブルク・サミットにおいて,NGO団体と日本政府は共同で,「国連・持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」(UNDESD:2005-2014年)を提案した。我が国の提案は国連総会で採択され,2005年より「ESDの10年」が始まった。 
 2007年,ユネスコ総会は,ESDを世界の教育に浸透させるさせるために,ASP(ユネスコ協同学校)の更なる世界的推進を決議した。2008年2月,文部科学省はユネスコの決議を受けて,「ESDの普及促進のためのユネスコ・スクールの活用」を発表,6月,日本ユネスコ国内委員会は「ユネスコ・スクールと持続発展教育(ESD)」を作成し,それらのなかで,ESDは「持続発展教育」に,ユネスコ協同学校はユネスコ・スクールへと名称変更が行われた。また,2008年7月に制定された教育振興基本計画では,ESDは「持続発展教育」と訳出され,「地球的規模での持続可能な社会の構築は,我が国の教育の在り方にとっても重要な理念の1つである」と記された。
 これらの経緯と並行して作成された新学習指導要領(2008)では,ESDの目標や内容が盛り込まれ,本年度から小学校で,来年度から中学校で,再来年度から高等学校で,ESDは「持続可能な社会」づくりに関わる授業として,本格的に実施されることになる。
 このようにESDは,地球レベル・国家レベルで高い緊急性と重要性を持った教育課題と認識されながら,学校現場からみて,ESDの理念や目標は,十分理解されているとは言い難く,また,実践には多くの困難が横たわっている。現場で具体的に実践された授業や,生徒の活動などを出し合うなかで,①今,教育現場で行うことのできるESDは何なのか。②どこをどのように克服すれば,ESDの実践はさらに前進できるのか,③ESDを「希望の未来」を拓く学びにしていくにはどうすればよいか,という問いに対して,本校が全国のユネスコ・スクールを対象に行ったESDアンケートを踏まえながら,各界の代表者を集めて議論していく。
     

全体会(10:00~12:00)

 

本校におけるESDについて,教員によるこれまでの実践を振り返るとともに今後の展望を示す報告を行う。また生徒活動の現状を報告する

パネルディスカッション(13:30~15:30)

 
わが国のESDについて、アンケート結果に基づき現状を分析するとともに、今後の実践上の課題について、有識者・実践者の討論を踏まえ明らかにする。 
   
パネラー     中山修一(広島大学・広島経済大学 名誉教授)
      多田孝志(目白大学教授・前日本国際理解教育学会会長)
      二井正浩(国立教育政策研究所 教育課程研究センター 統括研究官)    
      アサヒビール本社 社会環境推進部
      広島県 公立学校教員
 

 

(1)112日(水)までに本会に申し込んで下さい。参加申込書に必要事項を記入し、 郵送・FAX、またはe-mail
      
に必要事項を記載してお送りください。

  
    送:〒734-0005 広島市南区翠一丁目11
                       広島大学附属中・高等学校中等教育研究会 宛
     FAX 082-251-0208     E-mail
conf-fuhs@ml.hiroshima-u.ac.jp      
   申し込みの際にご提供いただきました個人情報は、本校研究大会の運営目的以外では使用いたしません。


(2)当日参加も受け付けますが、資料等が不足することもありますので、なるべく期日までにお申し込みください。

(3)参加申込書はこちらからダウンロードしてください。
 
資料代を含めて、お一人2,000円です。当日、受付にて納入して下さい。また、学生(大学生及び大学院生)については、500円です。
(1)駐車場に限りがありますので、できるだけ公共交通機関をご利用ください。
(2)昼食については11日(金)のみ、本校の食堂がご利用できます。
(3)宿泊については、各自で手配してください。
(4)研究大会に関して、何かご不明な点がございましたら、本校研究部までお問い合わせください。
   広島大学附属中・高等学校研究部
     TEL:082-251-9867 FAX:082-251-0208 E-mail:conf-fuhs@ml.hiroshima-u.ac.jp 
 
研究大会パンフレット(画面クリックで拡大します。)
 
 

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