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特色ある取り組み

 本学附属学校における目標の実現を図るため,教育・研究に関わる特色ある取り組みを各附属学校園において展開しています。
 各附属学校園における具体的な取り組みは下表のとおりです。


 各附属学校園における特色ある取り組み

校 園 名

特色ある取り組みの具体的な事例

附属小学校

創立以来,実施している教科担任制を継続し,教科指導のいっそうの充実を図り,基礎基本の力の定着に努める。

参加者1,500名程度の全国規模の研究発表協議会を開催し,先進的な授業を公開するとともに,今日的な教育課題について検討・協議する。校内授業研究会の公開や教材講習会等の開催をとおして,近隣の小学校や教育機関との連携を深め,積極的に社会貢献や地域貢献に努める。

3年生以上の各学年において,週1時間の英語活動の時間(総合学習)を設定し,これからの国際化時代を見据えた,英語によるコミュニケーション能力の育成をめざす。

 「21世紀型学力の定着をめざす授業づくり」を研究主題として設定し,これからの教育を志向した基礎的・実証的研究を展開する。その成果を「研究紀要」や月刊雑誌「学校教育」誌等に発表する。

(財)社会経済生産性本部・エネルギー環境教育情報センター指定の「平成20年度エネルギー教育実践校」として,エネルギー環境教育を推進する。

附属中学校

附属高等学校

2003(平成15)年度から文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール」に指定され,研究開発を行っている。科学技術,理科・数学教育に重点をおいたカリキュラムの開発,大学や研究機関等との効果的な連携方策についての研究を推進し,将来有為な科学技術系人材の育成に資することを目的としている。
高校1年では,全生徒対象に科学への興味・関心を高めるプログラムを実施し,高校2,3年においては,希望生徒からなるSSクラスを設け,課題研究など独自のカリキュラムを展開している。

中等教育の発展に資するために1920(大正9)年11月創設された「中等教育研究会」があり,毎年研究大会を開催し,全国各地から多数の参加者を集めている。大会においては,各教科の公開授業,研究協議,研究発表及び講演などを実施しているほか,教育界の動向を踏まえて,総合的な学習,高等学校情報科,新しい評価のあり方,スーパーサイエンスハイスクール等の特別企画も行っている。

1953(昭和28)年,ユネスコ本部より協同学校に指定され,人権尊重,国際理解及び国際協力の実践を行ってきた。生徒たちは課外クラブであるユネスコ班を中心に活動をしており,日頃の活動に加え,文化祭においては研究発表を行っている。2004(平成16)年,ユネスコ協同学校推進室を設置し,ユネスコ教育に関する教育実践例の収集や啓発,さらに関連機関との連携を推進している。年1回開催される「全国高校ユネスコ研究大会」には毎年参加しており,2005(平成17)年の広島大会においては,大会の運営に積極的な役割を果たした。

創立以来,国際理解教育を重要な柱と位置づけ,海外から長期,短期の留学生を受け入れるなど,積極的な取り組みをしている。とりわけ,近年は国際交流委員会を中心に,本校生徒の海外派遣にも力を入れており,海外への長期留学に加えて,短期の語学研修にも取り組んでいる。2002(平成14)年度には,春休みを利用した高校1年生対象のオーストラリア研修旅行を開始した。2週間にわたるこのプログラムには毎年50名前後の参加者がある。

附属東雲小学校

子どもの育ちの基盤となる「生活と心の安定」をめざし,「強い心」と「ゆるぎない生活」を育成していく。

国立大学附属小学校で2校しかない単式学級・複式学級・特別支援学級の併設の利点を生かし,他者との交流・共生についての研究をさらに深める。

研究テーマ「子どもの自立を支えるカリキュラムの開発」の実現に向けて学級経営,教科経営を計画的,継続的,創造的に行い,「基礎基本の明確化と指導・評価の一体化」を図る。

子ども自らが安全を確保できる態度と行動をとることができるように,「安心」を生む「安全確保」への取り組みを行う。

附属東雲小・中学校及び附属三原学校園と共同で指導的教員のための教育実習プログラムの開発にむけて,具体的検討を行っている。

附属東雲中学校

平成18年度より「『人間力』豊かな生徒を育てる学校教育の創造」を研究主題として設定し,単に「知識・技能」だけではなく「社会で活きてはたらく学力」の育成を通じて,「人間力」豊かな生徒を育てることを目指している。近年注目されているOECDのPISA調査の内容もふまえながら,独自の研究をすすめていく。本年度は,各教科・領域における「活きてはたらく学力」「人間力」について,3つの視点から実践を通して追究したいと考える。

企業とのコラボレーションや産・学・官連携もと,「総合的な学習の時間」のカリキュラム開発やこれからの社会に生きる「キャリア教育」開発の実践的研究を行っている。

通常の学級(1・2組)と特別支援学級(3組)との交流教育の充実や「東雲憲章」を基盤とした学校生活を通して,豊かな人間性の育成や人格形成、生徒理解の充実に取り組んでいる。

米国の姉妹校であるExprolis Middle Schoolと生徒間相互訪問交流を行うとともに,共同授業の開発や両校生徒による共同テーマでの研究交流などを行っている。またインドネシアとの交流も推進中である。

教育研究の成果は教育研究会や研究紀要「中学教育」などにおいて公表するとともに,広島市・県の中学校教育研究会との交流や教員研修の場の提供,県教育委員会からの長期研修受け入れなどを通して地域社会への貢献も行っている。また,附属東雲小・中学校及び各附属学校園,大学との連携による教育研究,教育実習プログラムの開発をすすめている。

附属幼稚園

豊かな自然環境を生かしながら,子どもの「心豊かにたくましく生きる力」をはぐぐむために,自然と一体化した幼稚園づくり−「森の幼稚園」構想−の実現に取り組んでいる。

「幼児の自然体験について考える(3年次)−森の幼稚園カリキュラムの実践と評価−」という研究主題を掲げ,日々の保育実践と研究を進めている。その成果は「幼児教育研究会」(11月開催)で公表する。

教育課程編成にあたって,一人一人の幼児の発達にとっての意味のある体験をすることができるように,幼児期における体験の多様性と関連性に配慮した指導のあり方について検討している。

園内外の母親を対象にした子育て支援サービスを提供し,地域社会の子育て支援センターとしての役割を果たす。

附属三原幼稚園

附属三原小学校

附属三原中学校

文部科学省の研究開発学校として,「幼小中一貫の教育力を生かした社会のグローバル化・高度情報化・超少子化の進展に対応する国際的コミュニケーション能力の育成を中心とした21世紀型学校カリキュラムの研究開発」の研究を進める。

附属教育実践総合センターと連携しながら,幼稚園・小学校・中学校教員免許を取得する実習生のために質の高い21世紀型の幼小中一貫の教育実習プログラムを開発試行する。

本学校園で学ぶ12年間を,幼小連携期間として学級担任による体験的・基礎的学習を重視した前期6年間と小中連携期間として教科担任制による確実な学力向上をめざした発展的な学習を重視した後期6年間に分け,新教科「発見科」「表現科」,選択教科「協同的創造」などを通して,保育・教科学習のカリキュラムと学習指導法の開発を完成させる。

新設した幼小中一貫の新領域及び新教科「国際コミュニケーション」において,カリキュラム・テキスト・学習指導法・評価方法等の開発を行う。

幼小中一貫の教育力を生かすための,幼稚園,小学校,中学校の相互交流による園児・児童・生徒に,一つの学級集団だけではなく,異学年を含むさまざまな他者や集団と直接的にかかわり合う体験を通して,広い視野に立ち他者や集団と豊かにかかわる力を身につける学習の開発をする。

アメリカ,オーストラリア,イギリスなど海外の学校と,文通・プレゼント交換・テレビ会議などで交流する。広島大学の留学生や外国の教育関係者とゲーム,インタビュー,エスコート,プレゼンテーションなどの活動や,「平和」「環境」「福祉」などのテーマに沿った話し合いを行って,国際交流を推進する。

附属福山中学校

附属福山高等学校

広島大学の人材・施設も積極的に活用した教育課程・行事を編成し,日本と世界の将来を担いリードする優れた生徒を育成する。他大学の人材をも含めて,その連携を図るように努力する。

文部科学省の研究開発学校として,「中等教育における科学を支える『リテラシー』の育成を核とする教育課程の開発」を研究主題とし、すべての教科で実践する新「サイエンスプログラム」に取り組む。

中学校から高等学校までの6カ年のカリキュラムにおいて「科学」を支えるリテラシーを解明し,科学的思考力・問題解決力を育成する教材及び教育課程を開発・実践する。

100校プロジェクトにおける「酸性雨プロジェクト」は現在も活動中であり,インターネット活用による「環境学習」あるいは「総合的な学習」の実践として注目を集めている。また世界の子供たちがインターネットを利用して環境の観測を行う「GLOBEプログラム」等にも継続して参加し,外国との交流も進めている。

情報ネットワークを整備し,新しいマルチメディア教育を構想する。また,大学や他の学校などと高速ネットワーク回線で結び、ブロードバンドを利用したテレビ会議システムによる遠隔授業や交流学習活動の実践など、これからのマルチメディア教育のあり方について研究する。

教育研究情報の交流,教育研究会などの相互参加を進めるなかで,地域の学校と連携し,教育研究の交流を展開する。