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生物圏科学研究科の研究紹介
 
  海や川の生き物(水圏生物)は多様性の宝庫です。
長年、私たちと共存してきた大切な水圏生物を守り(保全)、必要に応じて増やす(増殖)ための、海野徹也准教授の研究(水圏生物保全増殖学)を紹介します
 
    
  安全な家畜生産物を生産するためには家畜を衛生的に飼育し健康を保つことが必要です。ニワトリが生産する卵およびウシ・ヤギが生産する乳を安全に生産するために、家禽・家畜の免疫・繁殖機構の解明に取り組んでいる家畜生体機構学研究室の研究について紹介します。  
       
 
肥料三要素の一つであるリンは、我が国に資源がほとんどない上に地球上の資源も枯渇しつつあります。その一方で、耕作地に投入されたリンは作物への吸収効率が低く、その大部分は未利用の状態で土壌中に蓄積しています。根圏(植物の根の周辺)で発揮される機能を有効利用することによって、この蓄積しているリンを有効利用できると期待されます。ここでは、根圏機能の活用によるリンの有効利用を目指している和崎淳准教授らの研究について紹介します。
 
       
 
消化管は、摂食した栄養素や食品因子を体内に取り込む機能に加え、食品中の異物や腸内細菌の体内への侵入を制限する上で重要な「バリア機能」をもっています。さらに、異物や微生物などを認識する免疫系細胞などが存在し、いわゆる「腸管免疫」も担っています。動物資源化学研究室では、乳酸菌やポリフェノール類によるバリア保護や免疫調節作用に着目して研究を進めています。
 
  有機物が溜まる泥干潟などでは猛毒の硫化水素が発生し、河口干潟などでは、生物量が非常に少なくなります。カキ殻を使って、河口域などに溜まった有機泥-いわゆる「ヘドロ」-の改善に成功した山本民次教授の研究について紹介します。
 
   
 

人類の歴史は、動物との関わりの歴史と言っても過言ではありません。今、私たち人は動物との関わりを考え直す必要性に迫られています。今回は、「野生動物・伴侶動物(ペット動物)・家畜・使役動物と人との理想的な関係とは何か」をテーマに人間動物関係学に関する研究活動を展開している谷田創教授の研究を紹介します。

 
  微生物は多様な環境に生育しています。
そういった微生物のエネルギー代謝の仕組みを分子レベルで解明しようとしている微生物機能学研究室の三本木至宏准教授のグループの研究を紹介します。
 
 
 
深海において鯨の遺骸周辺に形成される生物群集「鯨骨生物群集」を
対象として、海洋生物の分散や進化、多様性に関する研究を実施
している藤原義弘客員准教授の研究を紹介します。
 
 
水族生態学研究室では、ユスリカ・トビケラ・ナメクジウオ・アカムシ・シクリッド等、河川源流から河口、湖沼、干潟さらに海底に至る多様な水域環境で逞しく生きているさまざまな水生動物の生きざまを研究しています。
今回は、同研究室の研究と、河合幸一郎准教授がライフワークとしているイワナについての研究成果を紹介します。
 
 
 

動物が摂取、消化、吸収した栄養成分の体内での変化や働きは、動物の栄養生理状態によって変動し、神経系やホルモンの支配を受けています。最近、次々に発見されてきている新規生理活性物質の栄養素分配機能との関係を明らかにし、動物による有用物質の生産能力向上に活用することを目指している家畜飼養学研究室の杉野利久助教の研究を紹介します。

 
 

チョウは野外で様々な種類の花を訪れますが、同じ時期に咲いている全ての花を訪れているわけではありません。食餌のための花を選ぶ「花種選択」をチョウはどのように行っているのでしょうか。今回は、分子生命開発学講座の大村尚准教授の研究を紹介します。

 
  家畜管理学研究室では、家畜の内外環境に対する生理・行動反応の解析を通して「家畜のこころとからだを知る」こと、そしてそれを家畜生産の改善に繋げることを目指して研究しています。研究室のテーマのひとつに、「摂食・エネルギー代謝調節機構の解明とその制御」があります。今回は、ニワトリ中枢(脳)でのインスリンの働きについて調査した結果を紹介します。

 
  水圏資源生物学研究室では、瀬戸内海から南九州の亜熱帯水域までの西日本域の海をフィールドに、主に魚類を対象として、水産資源学と魚類行動生態学の面からその生態や行動の調査・研究を進めています。
 
  食品物理学研究室では、文字どおり、食品の物理的な性質を明らかにする研究をしています。また、食品だけではなく、私たちの体と健康にかかわりの深い生体・食品関連物質(バイオソフトマテリアル)に関する幅広いテーマについて研究を行っています。今回は同研究室の研究について、テーマ別に紹介します。  
 
堀内浩幸准教授は、ニワトリの万能細胞(胚性幹細胞:ES細胞)の培養方法を開発し、ほ乳動物由来万能細胞と鳥類由来万能細胞の違いを解き明かそうとしています。またニワトリの万能細胞を私たちの健康に有効利用できるような技術開発にも取り組んでいます。今回はその研究の一部を紹介します。
 
  食料危機、食料資源の減少、食品をめぐる事件・事故の多発など、日本人の食生活をめぐる問題は深刻です。日本は、今、何を考えておくべきでしょうか。食料自給率を向上させるとともに、アジアと共同して「食の安全環境」を確保しておくことも大切な課題になっています。今回は食料生産管理学研究室の山尾政博教授の研究を紹介します。
   
 

清水典明教授は、IR/MAR遺伝子増幅法と名付けた独自な技術を発見し、基礎医学や細胞生物学の様々な領域で役に立っています。最近、蛋白質医薬品の製造技術としても脚光を浴び発展中のこの研究について紹介します。

   
 

色素に光を当てると出てくる活性酸素によって、空気中の有害物質である悪臭や感染症の原因となる病原体を効率よく分解する装置を開発した正岡淑邦教授らの研究について紹介します。

   
 

世界的な食料危機が心配される中、アジアの人々の主食である米の生産性を上げることは重要な課題です。移植栽培に比べて低コストで省力的な稲の直播栽培の技術開発に取り組んでいる山内稔客員教授の研究について紹介します。

   
 

深みのあるワインレッドと豊かな渋味は赤ワインの魅力です。日本で色の濃い、ボディのある赤ワインを造るため、ブドウの色素(アントシアニン)や渋味成分(プロアントシアニジン=縮合タンニン)の生合成と、ワイン醸造中の抽出や変化について研究している後藤奈美客員教授の研究について紹介します。 
 

   
 

“作物への養水分供給や土壌の環境浄化・保全機能に果たす土壌微生物バイオマスの役割とその強化法の解明”を目指した研究を行っている、植物環境分析学研究室の研究を紹介します。
 

   
  陸域動物生産学講座では、家畜をはじめ、実験動物や野生動物をも対象とした研究成果をベースにして、動物の遺伝、育種、生殖、機能、栄養、福祉・行動、環境・管理に係る授業を提供し、分子、細胞、組織、個体、群レベルでの実践的で幅広い知識、理解力をもった人材を育成しています。ここでは家畜飼養学研究室で行われている研究例を紹介します。    
 

国立極地研究所をはじめとする学外の研究機関と共同で、高緯度北極スバールバル諸島のニーオルスンの氷河後退域の生物とそれらに対する温暖化の影響について一連の研究を行っている中坪孝之准教授の研究について紹介します。

   
 

水産物を中心に、生産・流通の大規模化や低コスト化に換わる新たなパラダイムを構築すべく日々研究を進めている矢野泉准教授の研究について紹介します。

   
 

本研究科の中井敏博教授がメンバーとなる広島大学と水産総合研究センター養殖研究所などの研究チームが、アユの大量死の原因となる病原菌を確認し、平成20年3月28日の日本水産学会春季大会で発表しました。この病原菌の確認は国内では初めてで、3月29日の中国新聞においても報道されました。

   
 

アルタン株式会社(東京都)との共同研究で、柿渋(食品添加物名:柿タンニン)が強い抗ノロウイルス作用を示すことを明らかにし、「抗ノロウイルス剤、ノロウイルスに起因する非細菌性胃腸病の予防及び治療剤並びにノロウイルスの消毒方法」として特許の出願を行なった、島本整教授の研究について紹介します。

   
 

キンギョを実験動物として、恐怖学習の脳内機構をニューロンネットワークのレベルで明らかにし、脳の中で恐怖情動がどのように表現されているのかを理解しようとしている吉田将之准教授の研究について紹介します。

   
   COC(卵子卵丘細胞複合体)に着目し、哺乳動物の特異的な受精機構を探り、生命誕生の神秘の解析を行なっている島田昌之准教授のグループの研究について紹介します。    
  生命の起源を探ることを研究テーマとし、砂漠や地底、深海などの辺境や火山や北極圏といった過酷な環境に生息する微生物を調査している長沼毅准教授の研究について紹介します。    
  エチゼンクラゲの大発生について、クラゲの特性の解明と海の環境変動の影響の両面から研究し、対策を打ちたてようとしている上真一教授の研究について紹介します。    
 

加藤範久教授らのグループが、絹タンパク質セリシンのメタボリック症候群予防作用を発見しました。肥満や糖尿病などの予防や改善に効果が期待されるこの研究について紹介します。

   
 

矢中規之准教授が属する研究チーム(代表:大学院理学研究科平田敏文教授)が、かんきつ類の成分から新たな機能性を発見しました。肥満に対して有効性を示すこの成分に関する研究を紹介します。

   
 

鈴木寛一特任教授の、食品・畜産廃棄物・廃食油を含む都市型複合バイオマスを高効率でエネルギー化する技術を開発し実証するプロジェクトを紹介します。