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病理診断科

 

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病理診断科

 

 
 施設概要
 
      科    長    : 有廣光司 教授
   医師数          : 常勤病理医・専門医(科長) 1名,医科診療医(助教) 1名
   スタッフ         : 病理検査部門長 (細胞検査士)1名
            部門員 臨床検査技師 8名(細胞検査士5名),事務員1名
   施設認定       : 日本病理学会認定施設
             日本臨床細胞学会認定施設, 日本臨床細胞学会教育研修施設            
   所属学会       : 日本病理学会,日本臨床細胞学会,乳癌学会,日本臨床検査技師会など
 

 

Topic

 

 

 

  この度、病理検査部門では、病院長表彰を いただくことができました。これを糧に、益々、病理検査部門が発展できますように、全員で頑張りたいと思います。       

 

                                         

有廣光司 ARIHIRO Koji M.D. Ph.D.

 

学歴
   昭和56年 4月 1日:広島大学医学部医学進学課程入学
   昭和62年 4月 1日:広島大学大学院医学系研究科病理系専攻(病理学第二)入学
   昭和62年 5月 7日:第81回医師国家試験合格
   昭和62年 5月25日:医師免許証下付(医籍登録番号第307179号)
   平成 2年11月20日:死体解剖資格認定証明書下付(登録番号第5805号)
   平成 6年 4月 1日:認定病理医資格取得(登録番号第1694号)
   平成14年12月27日:細胞診専門医資格取得(登録番号第1882号)
   平成17年12月13日:第1回広島卒後臨床研修ネットワーク指導医講習会修了(第17-144号)
   平成18年4月 1日: 病理専門医研修指導医:取得(第1694号)
   平成23年4月 1日:病理診断科 教授就任

 

  <ご挨拶>

 平成23年4月1日より広島大学病院病理診断科初代教授を拝命致しました。
  広島大学病院病理診断科は、広島大学医学部附属病院病理部として昭和55年病理学第二の徳岡昭治先生のご尽力により設置され、以後両病理学講座の先生方のご努力により運営されており、昨年創設30周年を迎えることが出来ました。小生は弊部署に平成14年4月1日より助教授、後に准教授として勤務しております。
  医療における病理診断は、患者治療の指針や根拠となる重要な情報を正確かつ迅速に提供することが、最大かつ最優先されるべき使命です。この病理診断の正確性や再現性や客観性を保ち、更に迅速性と精度向上を目指すことこそが小生に期待されている課題と認識しています。加えて病理外来及び病理セカンドオピニオンの開設も準備しています。治療を受けるに当たって、あるいは治療効果について患者の疾患や病期に対する理解を助け、次の治療への後押しをする役割を担うことになると思いますので、様々な診療科の先生とご相談しながら運営して参りたいと思います。
  一方で大学病院の機能の1つとして手術あるいは生検標本を材料とした臨床病理学的研究を推進しなければなりません。この方面についても各科と連携や協力して進めていきたいと考えています。広島大学病院は各臓器の手術件数においては広島県下で必ずしも1位でありませんが、診療の高度先進性や独自性を前面に出して内外にアピールしています。それらの病理学的根拠や治療効果判定のみならず、基礎的研究の臨床検体への応用の橋渡しとしての役割を果たしていきます。
   
     検査内容
   

 

病理診断科では、①細胞診断、②生検診断 ③手術中の迅速診断 ④手術材料の組織診断 ⑤病理解剖等の検査を行っています。これらの検査では、病変から採取された細胞や組織から病理診断を行うためのプレパラート標本を作製します。染色した標本を顕微鏡で観察して、良・悪性腫瘍の同定や悪性度の診断などを実施します。 
 診断結果は電子カルテ上で閲覧可能です。ここでは、報告書だけではなく、手術で切除された臓器標本の肉眼像や組織像(顕微鏡で見た像をバーチャル化した像)を参照することができます。

 

   
 検査実績  

 

 病理検査は年々増加を示しています。特に細胞診検査では、診療外来検査室への出張細胞診が増加しています。平成22年の検査件数は、手術時に提出される組織検査9,655件、迅速検査が857件。細胞診10,621件でした。生検組織は3日以内。手術で摘出された臓器は1週間以内に報告しています。細胞診は2日以内に報告をするように努めています。

 

 

 

     

 

 

  組織検査

 
 
 組織検査では、ホルマリン固定された生検あるいは手術材料からパラフィンブロックを作製し、診断に必要な特殊染色や免疫組織化学的染色を実施して病理診断を行っています。腫瘍の良・悪性診断をするのみではなく、分子標的治療薬の適応を決定するためのFISH検査や免疫組織化学的染色を行い、それらの解析結果を報告書に記載しています。
 
 

 

免疫組織化学染色
 
 
       <消化管悪性リンパ腫が疑われた症例の免疫組織化学染色> 
B細胞リンパ球とT細胞リンパ球が混在し異なる分布を呈しています。
 
   
乳癌で実施する免疫染色の経年的変化  

 

 
乳癌のバイオマーカーの免疫組織化学的染色は、治療方針の決定に必須な検査で経年的に増加しています。
   

 

乳癌のHER2遺伝子増幅検査  (バイオマーカー検査・・遺伝子検査)
   

 

 浸潤性乳癌の場合、センチネルリンパ節への転移を調べる術中迅速検査とサイトケラチン抗体での癌細胞の検出を行います(左写真)。分子標的治療薬ハーセプチン(一般名トラスツズマブ)の適否を調べるハーセプトテストやFISH法を用いたHER2遺伝子増幅検査を実施しています(右写真)。ホルモン治療の適否を調べるエストロゲン受容体(ER)あるいはプロゲステロン受容体(PR)での免疫組織化学的染色も行っています。これらの検査結果によりひとりひとりの患者さんに適した治療法が決定されます。

  

     
 

 

 
 
 当科では乳がんのHER2遺伝子増幅検査をFISH法により全例施行しており、今後、他臓器の治療適応の有無を評価するための遺伝子検査を実施する予定です。また受託検査として広島市内および周辺の施設から術中迅速診断などを受けており、がん診療拠点病院として地域医療への貢献を目指しています。
 
 バーチャルスライド

 

当院では、バーチャルスライドスキャナ NanoZoomer 2.0-HT (浜松ホトニクス)で取り込んだバーチャルスライドを圧縮変換し病理診断システムIPACSに送信して、電子カルテから観察することができます。また、他院からのコンサルテーション標本は全てバーチャルスライドで保管しています。現在、Ki67の免疫組織化学的染色標本のバーチャルスライドデータと画像解析ソフトを用いてより客観的再現性のある評価を行っています。

 



 

当科でのバーチャルスライドを用いた事例紹介が浜松ホトニクスにサイトで紹介されています。 http://jp.hamamatsu.com/sp/sys/ndp/user/user_hiroshima.html
 
CPC症例  

広島大学病院では2カ月に1回の割合で Clinicopathological Conference (CPC) を行っています。

 

研修医募集中
 
 

 

 前期研修医の方へ

 

  広島大学病院で前期研修を行われる方は選択科として病理診断科での研修を行うことができます。

 

 後期研修医の方へ

 

 

 

  現在、病理診断科では後期研修医を募集しています。なお病理部での研修にあたっては入局の必要はありません。

 

   詳しいお問い合わせはantispm_arihiro@hiroshima-u.ac.jpまで(頭の"antispm_"を除いてから送信してください。) 
 

  報 道

 
  読売新聞 2011年1月9日 病院の実力 広島編 38 
  「病理診断」に当科が紹介されました。
    広島大学病院ニュース 第6 平成17年12月号
             南々社  出版年月日: 2007.9 書誌ID: 000009258337
             乳癌における、病理検査の進め方を紹介しています。