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再生医療部
血管再生医療部
 
再生医療部は、平成20年6月に先進医療として認可(保険診療)された末梢血管疾患、慢性閉塞性動脈硬化症・ビュルガー病に対する血管再生治療を行う部門です。
 
閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)とは、
   上肢、下肢の血管が動脈硬化により、慢性に閉塞することによって血液の流れ悪くなる疾患。
 バージャー病とは、
   症状としては閉塞性動脈硬化症と同じで血液の流れが悪くなる疾患であるが、大きな違いは原因不明という点である。
 
 両疾患の症状としては、軽い場合には冷感、重症の場合には下肢の壊死にまで至ることがあり、その病期を判断する基準としてFontaine(フォンテイン)、Rutherford(ラザフォード)分類がある。
 
Fontaine(フォンテイン)、Rutherford(ラザフォード)分類について
Fontaine(フォンテイン)分類  Rutherford(ラザフォード)分類
病 期  臨床症状  等 級  分類  臨床症状
 I  冷感・しびれ 0

 冷感・しびれ
II  間歇性跛行 I    間歇性跛行
   a  軽度  軽度
   b  中等度から重度  中等度
 重度
 III  安静時疼痛 II    安静時疼痛
III  組織小欠損
IV  潰瘍・壊死 IV  組織大欠損
         
         
末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症・バージャー病)の一般的治療
    ・リスクの管理 (合併症の治療や生活習慣改善)
    ・運動療法
    ・薬物療法
    ・血管内治療(カテーテル)
    ・血管外科治療(手術)

 しかしながら、末梢動脈疾患の一般的な治療に反応せず、足の切断を余儀なくされている患者さんは

   ・全国で毎年約1万人、広島県の人口300万人で約250人いらっしゃいます。
その患者さんを対象とした新しい治療(血管再生療法): 自家骨骨髄幹細胞移植が有効な治療法として当院で実施し、現在59例の実績があります。
 
 
自家骨骨髄細胞移植による血管再生療法の適応について
   ・Fontaine(フォンテイン)分類III度およびIV度、Rutherford(ラザフォード)分類慢性虚血肢臨床分類II度4群、III度5群および6群に属し、安静時痛または虚血性潰瘍・壊死を有する患者さんで、著しく生活の質が障害されており血行再建術の適応が無く、将来切断が予想される患者さんです。
   ・性別:男性および女性(妊娠中および妊娠の可能性のある女性を除く)
   ・年齢:原則として20歳以上80歳未満
適応除外事項:
合併症により余命が1年以内と考えられる患者さん、過去3ヶ月以内にアルコールもしくは薬物依存の既往のある患者さん、悪性新生物を有する患者さん及びその既往のある患者さん、諸検査により悪性腫瘍の可能性があると判断された患者さん、重症の糖尿病性網膜症を有する患者さん、インフォームドコンセントを得られない患者さん、その他、主治医が不適当と判断した患者さんは本治療から除外されます。