広島大学病院 > 病院の概要 > 病院長・主席副病院長あいさつ
広島大学病院長としての抱負 平成19年4月1日付けで広島大学病院長を拝命いたしました。全学の27.4%である約900人の常勤職員と650人の非常勤職員を乗組員とした広島大学病院は,厳しい医療環境の荒波の中にあります。 医療を含めた社会保障システムの危機,好転未だしの日本経済,国民の医療に対する期待感,それをあおるマスコミ報道,新医師臨床研修制度の開始等,医療環境は変化しています。その中で国は医療のあるべき姿として,1)患者の選択の尊重と情報提供2)質の高い効率的な医療提供体制3)地域医療の確保を含め国民の安心のための基盤作りをイメージしています。これらのことを十分認識したうえで,広島大学病院としての使命を果たして行きたいと思っています。 霞に焦点をあわせますと,まず安定した病院経営基盤の確立が必要であります。現在のところ広島大学病院におきましては,浅原前病院長を中心とした執行部と現場の方々のご尽力により,堅実な病院経営が行われているところであり,医療費削減の風圧の中引き続き,この状態を維持したいと思います。今後も国民医療費が急速に増えるわけではなく,高齢化が進む中ますます医療費削減の風圧は強まるものと思われます。広島大学病院の理念「全人的医療」「優れた医療人の育成」「新しい医療の開発」のもと,地域に信頼される病院として,また職員にとって働き甲斐のある病院として,より忠実にしていくことを目指しております。全職員にとって働きやすい効率のよい職場環境を整備することは,院長の重要な職務と認識し,バランスの良い舵取りを行ないたいと思っています。今後広島大学病院が取り組まなければならない具体的方策は 1.未来医療に対応可能な中央診療棟,外来棟の新築計画の推進 2.必要な診療科の新設 3.次期医療情報システムの更新計画の推進 4.がん治療連携拠点病院として院内外連携の強化 5.三次被ばく医療機関としての機能整備 などであります。 次に,広島県全体に焦点をあわせてみますと,広島大学病院の役割は県下唯一の医育機関であることから広島県地域医療の全体を見渡し方向性を打ち出す必要があります。在宅介護から高度先進医療まで医師の適正配置を含め,地域の基幹病院と緊密なコミュニケーションのもと,意思決定を行ないたいと思います。 より高いところから俯瞰してみますと,日本における広島大学病院の役割のひとつは世界に先駆ける高度先進的医療の開発による貢献であります。基礎的研究からトランスレーショナルリサーチ,これらに基く社会貢献こそが,大学病院で働く医療人の喜びであり,誇りでもあります。臨床研究部の役割を強化その研究費も増強し,先進的医療を確実にしてゆきたいと思います。 これらの大学病院の使命を果たすには霞キャンパス内の医歯薬学総合研究科,保健学研究科,原爆放射線医科学研究所との緊密な連携が不可欠であると考えています。霞キャンパスの皆様のご協力のもと,大胆な中にも慎重な舵取りを心がけ,日本の中でもきらりと光る大学病院にしてゆきたいと念じています。
広島大学歯学部附属病院は、平成15年に医学部附属病院と組織統合し、その後平成16年4月に、法人化した広島大学の大学病院として再出発いたしました。現在は越智病院長のもとで、協力してよりよい病院を目指しています。歯科領域診療分野では、虫歯の治療や歯磨き指導から歯周病、義歯、かみ合わせ、歯並びの治療、顎関節症、インプラント治療など、また顎の骨折や口腔がんなどの入院や全身麻酔下での手術が必要な病気、さらに、再生治療など高度先進的な歯科医療・口腔保健に幅広く取り組んでいます。また、本院は、歯科医師卒後研修病院として充実した研修プログラムを準備し歯科医師の卒後臨床研修に力をいれていますが、卒前の歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士の臨床研修などを行い、将来を担う歯科医療人の育成の拠点でもあります。歯科医療・口腔保健に関する技能の向上を図り、高度先進的な歯科医療・口腔保健を提供することで患者様一人一人のお役に立ちたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。