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院生紹介(順不同)
橋本尚樹さん(法政システム専攻博士課程前期)

 僕は、現在、広島大学大学院の社会科学研究科に在籍している橋本尚樹といいます。ここでは、今僕が学んでいる法政システム専攻について簡単な紹介をしたいと思います。
 法政システム専攻の学生は、自分の研究したいと思う分野に合わせて、コーポレート・ガバナンス、グローバル・ガバナンス、シビル・ガバナンスという3つのプログラムを選んで、その中から必要な先生の演習に参加していくことになります。選択したプログラムによって修了の要件となる単位が違いますが、もちろん自分の選んだプログラムとは別のプログラムを履修して修了要件とすることもできます。
 また、自分の研究をサポートしてくれる指導教官の先生も決めることになります。文字通り指導教官の先生の指示の下で、自分の修士論文を書いていくことになるので、事前に会って話しをするなどしたうえで慎重に決めましょう。
 法政システム専攻には、3つの研究室があり、博士課程前期の学生だけでなく、博士課程後期の学生も同じ研究室を使います。一つ上の先輩だけでなく、ドクターの人からもアドバイスを受けることができるというのは大変ためになります。
 僕が、大学院に来て思ったことは、年齢層が幅広いこと。大学を卒業してストレートに来る人もいれば、仕事をしながら研究している人もいるし、退職してから来る人もいます。そのため、色々な人から様々な話を聞くことができます。こういう経験はなかなかできないことだと思いました。
 大学に入学したころは、時間割を自分で決めることに驚きましたが、大学院に来てからはそのころとは比べ物にならないくらいの自立性を求められるとも感じました。それまでは講義で先生が話しているのを聞いているだけでよかったのが、今は、自分の研究テーマを自分で研究していかなければなりません。大変ではありますが、充実しています。

院橋本
研究室にて
代 薇薇さん(法政システム専攻博士課程前期)

 日本に来てもう半年余りになりました。長くはないですけど、今までの人生と全然違う生活を体験してきました。私の出身地は中国四川省の峨眉山市です。小さくて、穏やかな町ですが、中国仏教の聖地のひとつで、近くには世界遺産の楽山大仏があることでも有名です。町の規模や雰囲気は西条に少し似ていますから、たぶんホームシックにはあまりかかっていないと思います。
 学部時代の専攻は外国語で、四年間、日本語を勉強しましたが、やはり大学で勉強したものと実際に使っているものとは結構違いがあると思っています。最初に来日した時は、聞いたことがちゃんと理解できない、話したいこともうまく話せない、という大変な状況だったです。半年間の勉強や練習を通して、少しは慣れてきましたが、まだまだ頑張らなければならないと思っています。
 大学院に入る前に、日本語の勉強や専門科目の試験準備などのため、半年間、研究生として勉強していました。その後、試験に合格して、大学院に入学しました。院生の生活といえば、一言で「忙しい」と言えるでしょう。しかも、その忙しさは、学部生とは質が違っています。院の授業は、基本的には自分で勉強するという形になっています。楽に見えるかもしれないですけど、しかし、いくつかの専門的な授業に出席したり、自分の専門分野で、どのように自分の能力を一層伸ばしていくのか、どのように優秀な修論を作るのか、ということが最も重要です。
 そして、授業は先生が一方的に教えるという形ではなく、いくつかのディスカッションポイントあるいは問題点を巡って、誰でも思う存分に自分の意見を述べられます。皆所属する専攻が違いますので、同じ問題点としても、違う分野の立場から見て様々な結論が出てくるかもしれないですから、授業もさらに面白くなってきます。
 それ以外に、特に留学生たちにとって、自分の生活管理も大切なものだと思います。どうやって外国での生活をうまく維持するのか、勉強、研究とアルバイトのバランスをどのようにとるのか、などの問題も考えなくてはならないです。
私の専門は、外交史です。でも単なる歴史の勉強ではなく、歴史を鑑みとして、歴史の中から学ぶべきことを取り出して、現在あるいは将来に役立つものに変えることこそ、この専門の主旨だと思います。
 これからも、この分野で頑張っていきたいと思っております。 (外交史専攻) 

寺本ゼミ 代
▲研究科演習室で、左端が私です。
堀切裕介さん(法政システム専攻博士課程前期)
春合宿で熊野古道へ
▲ 春合宿で熊野古道へ

 みなさん、こんにちは。堀切裕介です。私は学部3年生の時に、北海道の大学から広島大学法学部に編入学し、現在は社会科学研究科の法政システム専攻で、主に民法について学んでいます。前の大学では法学部の所属ではなかったので、広島大学に来てから、法律を学び始めました。学部での2年間では学びきれない部分が多くあり、大学院へ進学してしっかりと法律を学びたいと思ったのが、今、法政システム専攻に所属している理由です。
 では、これから私から見た研究室などの様子をみなさんにご紹介したいと思います。
 研究室は院生全員に与えられます。研究室には専属の教授がおらず、院生それぞれが自分の都合や予定に合わせて研究室にやってきます。なので、毎日現れる院生もいれば、滅多に見かけない院生もいます。だからといって仲が悪いとかいうことはありません。春には新入生歓迎会がありますし、休みには一緒にご飯を食べに行ったり飲みに行ったりします。
 普段はそのように和気藹々としているのですが、授業での報告や論文の締め切りが迫ってくるとみんな必死になるので、研究室にはピリピリとした空気が張り巡らされます。
 研究室は専攻ごとに分かれているわけではないので、違う専攻の院生と同室になることが普通です。違う専攻の院生と話す機会が自然と増えるので、自分の分野の視点からでは見えなかったことが見えてくることもあります。このような環境はとても新鮮だと思います。
 最後に私の研究していることについて少しお話ししたいと思います。私の現在の研究分野は契約です。契約は生活のいろいろな部分にあふれており、様々な種類のものがあります。車や家、食べ物などを買うことももちろん契約ですし、電車やバスに乗るという行為も契約に含まれます。契約は約束のようなものですが、契約した相手が契約の内容に違反すると、民法の規定によって損害賠償を求めることができます。損害賠償請求をするということは1つの手段にすぎませんが、契約がきちんと守られなかった際、契約を違反された側はどのような手段をとることができるのか、これを契約責任といいます。現在の社会での契約責任について考えることが私の研究テーマです。
 大学院は自分のやりたいと思うことができるところです。その分自分自身の責任は大きくなりますが、私は今のこの環境で学べることをとてもありがたく思っています。
 みなさんとこのキャンパスで共に学べることを楽しみにしています。

中島亜希子さん(法政システム専攻博士課程前期)

 大学院の勉強・生活というと、少し想像しにくところがあると思います。大学院は、自分の興味ある分野について、学部よりも一層詳しく勉強できるとともに、幅広い分野の教養も深めることのできるところです。
 大学院の授業は、学部のときの様な講義形式とは異なり、5〜10人程度のゼミ形式で行われます。授業には、その分野を専門として勉強している人だけではなく、様々な分野について研究している人が出席するので、幅広い視点から問題提起や討論を行うことができます。判例研究や教科書に沿ったものなど、授業の形式は様々ですが、授業に出席するにあたり、それぞれ準備が必要になってきます。大変なように思えますが、それ以上に、得るものが大きいと思います。
 院生には、一人一人に共同研究室の机が一つ、与えられます。この個人用の机を用いて、授業のための勉強や自分自身の研究に集中することができます。また、同じ研究室に所属している人たちは、民法・憲法・社会学など、自分とは全く違う分野を研究している人が集まっており、各人が違った視点からの考え方をしています。空いた時間には皆で議論したり雑談したり、院生研究室は、考察を深めることができるとともに、互いに高めあうことのできる刺激的な空間になっています。
 大学院では、それぞれが研究者志望、公務員志望、民間就職志望、資格試験受験など、様々な志を持っています。卒業の必要単位数は少ないので、授業も1期あたりそれほど多くはなく、授業や自分の研究以外の時間を、自分の目標のためにしっかりと使えるというのが、大学院の大きな特徴の一つではないでしょうか。研究活動に専念する人は研究を、公務員試験や資格試験を目指す人は試験に向けての勉強を、というように、時間を有意義に活用することができます。
 私の専門分野は国際私法で、著作権の準拠法について勉強しています。学部時代にも国際私法ゼミに所属しており、より深く学びたいと思ったのが、大学院進学の動機でした。著作権・特許権など、知的財産権の保護に関して、渉外関係の中で紛争が起こった時に、いかにして準拠法を指定し解決に導くかというのは、インターネットの普及などグローバル化が進んだ現代において重要な問題です。大学院で、自分の見識を深めていきたいと思っています。
 

院生部屋でM1の仲間と一緒に
▲院生部屋でM1の仲間と一緒に(写真中央)