連携による知の創造

出版年月日 2014/03/26  ISBN 9784561266327  定価 本体1,800円+税

本書内容

マネジメント研究センターの主たる活動は、プロジェクト型課題解決事業であり、そこでは、地域を巻き込んだ積極的な研究・教育活動が展開された。本書は、その3年間に及ぶ事業活動のうち、プロジェクト研究の成果をまとめたものである。

(本書「刊行にあたって」より一部抜粋)

この3年間で実施されたプロジェクト数は、42件にもおよび、調査研究のプロセスにおいては、新たな知の創造に向け、プロジェクト内に留まること なく、他のプロジェクトとも積極的な交流がもたれた。さらに、関連する学会での報告や論文掲載がなされたのはいうまでもない。したがって、プロジェクト研 究で取り上げられた課題は多岐にわたるものの、それらは、いわば「知の創造システム」として、「ひと、かなめ、しくみ、ながれ、ちいき」の5つの要素のもとにまとめることができる。すなわち、これら要素は、相互に関係をもちながら、それぞれ新たな価値を創造したのである。

ところで、こうした事業の成果は、さまざま形で示すことができる。そのための1つの手段が学術書の刊行である。本書は、それに従うものであり、 「知の創造システム」におけるそれぞれの要素で実施された多様な研究成果の一部からなっている。言い換えれば、本書は要素毎のアウトプットを取り上げたも のである。

「ひと、かなめ、しくみ、ながれ、ちいき」の5つの要素は、相互に作用し合うことで新たな知を創造した。しかし、そのことを可能にしたのは、人と組織のさまざまな形での連携である。本書のタイトルが、連携による知の創造、とあるのはまさにそのことを物語っている。

(本書「序」より一部抜粋)


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