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お知らせ - 記事詳細

本学教員による広島夕学(せきがく)講座を開催しました。

5月17日(火),『「問題を作ることによる学び」を情報工学から考える』と題して工学研究科 平嶋宗(ひらしま つかさ)教授による講演を開催しました。

学習を情報工学的にモデル化することにより,学習活動を変える「新しい道具」を生み出したいとの説明がありました。

これまでの学習活動の変遷について,当初は教師の活動に対する表面的な模倣でしたが,70年代の人工知能ブームを経て,90年代に教師対学習者や学習者相互間などのコミュニケーションをe-Learningで行うことが可能となったと説明がありました。

広島大学附属小学校教諭と共同開発している学習支援ソフト「モンサクン」とはどのようなものなのかについて,実際小学校での利用風景を映したテレビ映像も交えながら説明がありました。

「モンサクン」とは,実生活の中で算数を使う場面を想定し,「+」や「-」といった数式記号を用いるのではなく,問題を文章として考え,与えられたいくつかの命題=単文を組み合わせることにより,学習者自身が問題を作成していく練習ソフトとの説明がありました。

「学び」を助けるソフトウェアとしては,Kit-Build概念マップがあります。これは学習者自身が考えた概念マップを作成し表現するもので,ゴールマップを用いズレを抽出することにより,誤りの可視化(EBS: Error-Based Simulation)が可能との説明がありました。

EBSを用いて学習したクラスは,通常の授業を行ったクラスと比較し,問題解決において達成度が上昇し,またその効果も長期持続されるデータ結果の説明がありました。

最後に現代の児童はパソコンに対する苦手意識が少ないことを述べられ,今後はメディアタブレットを用いた電子教科書が発展していき,将来は小学校段階でEBSを用いた教育が行われるようになれば,と語られました。

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