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産学連携センターメールマガジン3月号

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 このメールは、主に広島大学産学連携センター主催の行事にご出席いただ
 いた方、名刺を交換させていただいた方等、メールアドレスをお伺いした
 方にお送りしています。
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    ■■ 広島大学 産学連携センター メールマガジン ■■
         Collaborative Research Center
           Hiroshima University
                 < Vol. 18 > 2008.3.31
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 ◇【共同研究・受託研究窓口】
 └ http://home.hiroshima-u.ac.jp/techrd/index.html

 ◇【技術相談窓口】
 └ http://home.hiroshima-u.ac.jp/techrd/Gijyutu-Sodan-Annai.doc

 ◇【広島大学研究シーズDB(ひまわり)入り口】
 └ http://www2.infonets.hiroshima-u.ac.jp/seeds_db/

 ◇【未公開特許情報の入り口・知財部門HP】
 └ http://home.hiroshima-u.ac.jp/chizai/index.html
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   目 次
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 ★☆★産学連携センター長退任のご挨拶★☆★
      広島大学産学連携センター センター長 高萩 隆行         

 ●巻頭言
  「東イングランドにおける広域的な産学連携の推進
          :ケンブリッジ大学i10の訪問を通じて」 
  広島大学大学院社会科学研究科教授・地域連携センター長(併任)戸田常一
 
 ●お知らせコーナー
  ◆「広大公開講座(イノベーティブ企業(家))」のご案内
  ◆「広島から発する食品素材の驚異的パワー」
    (第19回広島大学東京イブニングセミナー)のご案内 
  ◆「JST新技術説明会」の予告
 
 ●シリーズ 広島大学シーズ紹介
 「多孔性セラミック膜による逆浸透・ナノ濾過」 教授 都留稔了

 ●What's New
  ◆「平成19年度、府中市人材育成セミナーシリーズ
             「広島大学府中キャンパス」終了
  ◆「特許情報を活用した大学技術移転マッチング」研究発表会を行って
  ◆「中国地域の金融機関取引企業と大学等との産学マッチング会」開催報告

 ●編集委員のひとりごと

 ●編集者から

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★☆★産学連携センター長退任のご挨拶★☆★
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      広島大学産学連携センター センター長 高萩 隆行

 18年4月に産学連携センター長に就任して早や2年が経ち、今年度末で退任
 することになり、一言ご挨拶を申し上げます。
 広島大学においては産学連携活動を含む社会貢献活動は、教育及び研究と
 並ぶ重要な使命と位置付けられています。牟田前学長時代に、旧来の地域
 共同研究センター、ベンチャービジネスラボラトリーおよび知的財産社会
 創造センターの産学連携関係の3センターが合併して産学連携センターが創
 設されました。この目的は従来3センターが個別に対応してきた産業界およ
 び官界等との連携活動を総合的に推進し充実を図ることでした。このこと
 は、知的財産を元にした共同研究の獲得を進めることに貢献してきたもの
 と思います。しかしながら、3本柱の一つとは言え他の二つの柱と比べて格
 段に歴史が新しい産学連携活動は、人的および財政的な基盤が極めて脆弱
 であるとともに、学内における教員、職員の認知度も低いと言っても過言
 では有りません。浅原現学長は地域経済界等に対して機会あるごとに、「
 産学連携活動は広島大学の重要な使命の一つとして位置付けている」と表
 明されています。したがって、今後広島大学の経営首脳陣は、従来にも増
 して産学連携活動に重点的な資源投下されものと考えられ、次期産学連携
 センター長のリーダーシップの下、広島大学の産学連携活動の更なる活性
 化が図られるものと期待します。
 最後に、関係諸氏のご支援・ご鞭撻に深く感謝申し上げて退任の挨拶とさ
 せていただきます。

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 ●巻頭言
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 「東イングランドにおける広域的な産学連携の推進
          :ケンブリッジ大学i10の訪問を通じて」 
 広島大学大学院社会科学研究科教授・地域連携センター長(併任)戸田常一
 
  わが国においては2000年4月1日に地方分権一括法が施行されて以来、地
 方分権型社会の実現に向けて、広域合併による自治体の再編や道州制の検
 討など、様々な取り組みが行われている。現在、国において策定されてい
 る国土形成計画(次期の国土計画に相当)においても地方ブロック別の広
 域地方計画の策定が重視され、中国圏広域地方計画の策定が着々と進めら
 れている。産業振興の主役はもちろん民間企業であるがその支援は地方ブ
 ロックスケールでは、中国経済産業局、中国経済連合会、コラボセンター
 等の諸機関において行われており、他方、ローカルスケールについては各
 県ごとに財団(企業総合支援センター)等によって推進されているのが現
 状である。また、大学等の高等研究機関はブロックスケールでは個々の機
 関との間では個別に連携しているが、総合的かつ組織的な産学連携は見ら
 れず、ローカルスケールにおいての取り組みが中心となっている。
 
  寄稿者は、昨年、日英高等教育プログラム事業に参加し、5月と11月の2
 回、東イングランドにおいての産学連携の取り組みを学ぶ機会を得た。こ
 の事業は高等教育機関における社会連携の取り組みを日英で比較研究する
 ことをねらいとしており、本学の理事・副学長(現在は研究担当、当時は
 国際担当)である二宮晧教授を団長として東イングランドに訪問し、産学
 連携センター副センター長の高田忠彦教授もご一緒であった。この調査に
 おいては国や地方ブッロク機関や多くの大学を訪問したが、本稿において
 は紙面が限られているため、日英の産学連携の違いを象徴的に表すと考え
 る「ケンブリッジ大学i10」においての取り組みを紹介したい。このほかの
 調査結果については別の機会に報告を予定している。
 
  まず、「i10」とは、”innovation 10 universities” の略語である。
 この組織はケンブリッジ大学がホストとなって提供された大学内の建物を
 拠点とし、東イングランドにある11の大学等が加入して、研究シーズや人
 材の情報を共同して提供している。当初は有志によって始められた活動で
 あったが、これにHEFCE(イングランド高等教育財政カウンシル)の支援がな
 され、2003年当時に任意の非営利団体として本格的な取り組みがスタート
 した。現在のコアスタッフの数は10〜12人であり、「i10」のネットワーク
 への加入する民間企業は東イングランドだけでなく、世界中からの約3000
 企業になる。主な活動目的は、東イングランドに立地する大学等がもつ知
 財の広報と顧客需要の収集、コンサルティング、大学院生等の人材情報提
 供などであり、長年続いていたHEFCEによる支援も今年の7月で終わり、そ
 の活動蓄積をもとにした自立化が求められている。「i10」の活動の詳細は、
 ウエッブ・サイト(<http://www.i10.org.uk/aski10>)を参照頂きたい。
 
  イングランドには「i10」のほかに22の知財交換(knowledge exchange)
 機関が設置されているが、その中でもこのように地方ブロックのある大学
 等を一手にまとめ、大学間の連携を前提にした「i10」の活動は非常に特徴
 的である。地理的にも東イングランドの中央にあり、高き名声と世界的な
 研究業績を有するケンブリッジ大学を場にした活動ゆえに、地域の大学等
 から一目を置かれているのであろうか。それだけでなく、このことを理解
 する上で大事な事柄は、1997年以降に英国において進められた地方権限の
 委譲である。英国は周知のようにイングランド、ウエイルズ、スコットラ
 ンド、北アイルランドの地域に分かれるが、これら地域に対しての中央政
 府からの分権化と同時に、イギリスの中では、ロンドンとそれ以外の7つ
 の地方ブロックに分割されて、分権化が進められた。そのため、各地方ブ
 ロックにおいては地域開発公社(Regional Development Agency)が設立され
 た。このもとで、各地方ブロックに対して様々な権限委譲が行われ、中で
 も地域再生とともに産業振興・技能訓練・雇用問題の問題が重視された。
 東イングランドでは、東イングランド開発公社(EEDA, East of England
 Development Agency)がその役割を担い、上述の一連の問題に対処するこ
 とをねらいとして、東イングランド大学連合(AUEE, Association of Uni
 versities of the East of England)が設立されて現在に至っている。「
 i10」の活動の基盤を担っているのは、この東イングランド大学連合である。
 「i10」の活動は単なる思いつきで生じたものではない。このような英国に
 おける長年の地方分権化の取り組みのひとつが「i10」の活動に結実したも
 のと考えることができる。
 
  「i10」のウエッブ・サイトを開くと、東イングランド大学(East of En
 gland university、このような大学は存在しない)の単一名称で企業等の顧
 客に呼びかけている。これをわが中国地方に借りれば、さしずめ「中国地
 方大学」とでもなろう。わが国において、このような姿勢をもった産学連
 携の展開を期待することは、時期尚早であろうか。(了)

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 ●お知らせコーナー
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 ◆「広大公開講座(イノベーティブ企業(家))」のご案内
 
 【概 要】 革新的な中小企業のもの作りを講演して頂きます。
 それを推進するリーダーの方々との出会いがあります。
 そして、地域におけるイノベーテーション活動を身近に感じれられること
 でしょう。
 
 詳細及びお申込は、以下のホームページをご参照ください。
 http://www.hiroshima-u.ac.jp/extension/koukai20/index.html
 
 【日 時】平成20年4月21日(月)〜6月23日18:00-19:30(計4回)
 【場 所】東広島キャンパス・広島市霞キャンパス・東京リエゾンオフィス
 【参加費】無料

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 ◆「広島から発する食品素材の驚異的パワー」
    (第19回広島大学東京イブニングセミナー)のご案内
 
  4月25日(金)17:00より標記のセミナーをJR田町駅そばで開催します。
 広島大学では瀬戸内海地方に生産する多くの食品素材から、新たな健康素
 材を研究しております。今回の講演では、大学院生物圏科学研究科から、
 「食品素材の持つ驚異的なパワー」と題し、柿渋の抗ノロウイルス作用と、
 柑橘類の持つ新規生体調整機能についての研究を紹介します。
  お役に立つ情報が発信されると思いますので、ぜひご来聴下さい。
 
  詳細は http://www.hiroshima-u.ac.jp/liaison/p_16f52b.html をご覧
 の上、お申込み下さい。

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 ◆「JST新技術説明会」の予告

 広島大学の選りすぐりの研究シーズを研究者が直接ご説明します。
 ○東京
 日時:5月15日(木)・16日(金)
 場所:JST(科学技術振興機構)
東京本部(東京都千代田区四番町5−3 サイエンスプラザ)
 ○大阪
 日時:8月20日(水)
 場所:大阪科学技術センター(OSTEC)(大阪市西区靭本町1-8-4)
 ※詳細は今後のメールマガジンで配信いたします。
    
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 ●シリーズ 広島大学シーズ紹介
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  「多孔性セラミック膜による逆浸透・ナノ濾過」 教授 都留稔了
 
  ナノ濾過膜は,1ナノメートル(10億分の1メートル)程度の孔径を有
 する膜で,分画分子量範囲は,およそ200から1000の間で,通常,逆浸透及
 び限外濾過と呼ばれている領域のものである。
  これらの領域では,通常はポリマー材料が膜素材として用いられている
 が,当研究室ではこれと比較して,耐熱性・耐薬品性などの点で有利な多
 孔性セラミック膜について研究を行っている。
  これまでの研究例として,溶質の分子量が200から1000の範囲における各
 種の水系(糖の水溶液など),非水系溶液(パラフィンのヘキサン溶液な
 ど)の 分離濃縮の他に,膜材として用いる金属酸化物表面がフィード溶液
 のpHに依存した電荷を持つことを利用したイオン種の分離についても検討
 している。
  このような分野に関心のある企業等と共同研究,受託研究が可能である。
  
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 ●What's New
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 ◆「平成19年度、府中市人材育成セミナーシリーズ
             「広島大学府中キャンパス」終了
 
  広島大学産学連携センターと府中商工会議所と共同で企画し、企業の新製
 品・新技術・新サービス等の開発を推進するため、府中地域の企業技術者
 や経営者を対象として、ベンチャー特論、研究開発基礎・起業、企業倫理、
 難削材の加工技術の研究、木材の加工技術、貴金属超微粒子の合成と機能
 化、制御系(PID)設計の基礎と応用、知的財産の保護について年8回セミ
 ナー実施し、今年度全プログラムは無事終了しました。聴講者は毎回15
 名程度ですが地域のニーズにそったプログラムであり地域から高い評価を
 受けました。

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◆「特許情報を活用した大学技術移転のマッチング」研究発表会を行って
産学連携センター知的財産部門NEDOフェロー 安田昌司
  
  先日3月6日(木)品川プリンスホテルにおきまして、大学等の知的財産
 活動や知的財産啓発における諸問題を報告する平成19年度大学知財研究推
 進事業研究発表会が開催されました。私は、産学連携センター橋本教授を
 代表とした講演者の一人としてその報告会に参加いたしました。
  本研究は、昨年度の特許庁研究に引き続き橋本教授を研究代表者として、
 産学連携センター所属の若手3名を中心としてこれまで進めてまいりました。
 内容は、『情報を用いた大学技術移転のシーズ・ニーズのマッチングにつ
 いての研究』として、産学連携の現場で苦労が絶えないシーズニーズマッ
 チングを特許情報から進めるための総合的かつ実学的な研究でございます。
 その研究の集大成を報告会当日橋本教授と若手2名で発表いたしました。
  この報告会は200名近くの参加者を集め、各大学および企業からの素晴ら
 しい発表の中での報告なので、私は、正直緊張いたしました。結果、成功
 裏のもとに発表会を終了でき、また、特許庁の担当官からも高い評価をい
 ただくことができたことは本当に良かったです。
  さらに、私ごとながらこの4月から特許庁に入庁いたします。そこで今
 回の発表の体験は、広島大学および特許庁の両方にかかわるもので大変貴
 重なものとなり大変うれしかったです。
  最後に、これまで広島大学において知的財産の職務にかかわらせていた
 だきまして、お世話になった皆様方にこの場をお借りいたしまして感謝申
 し上げさせていただきます。これからは広島大学における経験を生かして
 特許庁で活躍していきたいと考えております。
  みなさま、本当にありがとうございました。

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 ◆「中国地域の金融機関取引企業と大学等との産学マッチング会」開催報告
 
 たくさんのご来場ありがとうございました。この場を借りて感謝申し上げ
 ます。

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  編集委員のひとりごと
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  コンピュータメーカとして知られるヒューレット・パッカード社。以前は
 電卓メーカとして有名でしたが、ここ最近電卓部門を縮小し科学技術電卓
 の生産を停止していました(金融電卓は継続生産)。昨年、新製品HP 35s
 を発表しました。この電卓は入力時間が短縮化できる逆ポーランド記法(
 RPN)モードでの入力が可能です。技術者の方はぜひご使用下さい。
(M.S.)

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 ●編集者から
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  朝晩はまだ冷え込みますが、ようやく春らしい日差しを感じるようにな
 りました。桜の開花も近いですね。年度替りの3月です。多くの卒業生が
 希望を胸に巣立っていきました。頑張って欲しいものです。また、地域連
 携センター長 戸田常一教授には、”東イングランドにおける広域的な産
 学連携”を巻頭言として、書いていただきました。産学連携の一つの方法
 として参考になります。さて、産学連携センター長 高萩隆行教授が2年
 間の任期を終え退任します。退任の挨拶の中に、高萩教授の産学連携セン
 ターに対する思いが書かれています。産学連携には卒業はありません。高
 萩センター長の意を組んで、新年度も更なる発展をめざし、頑張っていき
 ますので、よろしくご支援下さい。 
 (高田 忠彦)

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 E-mail: sangaku@hiroshima-u.ac.jp へご連絡願います。
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 広島大学 産学連携センター メールマガジン(月1〜2回発行予定)
              <購読料無料>
      発 行 人:広島大学産学連携センター
             センター長 高萩 隆行
          〒739-0046 東広島市鏡山3丁目10-31
         TEL (082)421-3701 / Fax (082)421-3639
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