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総合科学部
総合科学科4年
古賀 奏絵
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(留学先の友人と 右端が古賀さん)
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私は2007年の2月から11月までの約10か月間、HUSAプログラム(広島大学短期交換留学プログラム)で留学をしました。留学先はオーストラリアのニューイングランド大学です。この大学はシドニーから車でおよそ6時間の位置にある、アーミデールという町にあります。この町には多くの教育機関があり、学生街として発展したそうです。
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大学の規模は大きくはありませんが、その分教授やチューターとの距離が近い、アットホームな大学だと思います。また通信制教育が充実しており、直接大学に通わなくてもインターネットやレポート等を使って単位を取ることもできます。そのため実際に大学へ通う学生数はそれほど多くなく、教授やチューターは親身になって学生の質問や相談にのってくれます。また、世界中からの留学生の受け入れも盛んなのでサポート体制が整っており、エッセイの書き方を指導してくれたり試験前にセミナーを開いてくれたりと、留学生にも優しい大学だと思います。
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現在私は言語文化科学プログラムに所属しており、言語学や異文化コミュニケーションに興味があります。ニューイングランド大学では、留学生はどの学部の授業も受けることができます。私は前期で「言語学」、「中国語」、「異文化コミュニケーション」、「コミュニケーションと文化」を選択し、後期では「言語学」、「中国語」、「現代アジア学」、「映画学」を選択しました。
どの授業も講義とチュートリアルがあり、大抵講義は週に2、3時間、チュートリアルは週に1時間ほどあります。講義ではどの授業も予習を前提として進めていくので、事前に指定された教科書や文献を読んでおかないとついていけません。読む量も予想以上に多く、授業までに間に合わなかったことも幾度かありました。まず驚いたのは教科書の厚さです。どれも辞書並みに分厚く大きいので、2、3冊でも持ち歩くのは大変でした。
チュートリアルでは10人前後の少人数クラスに分かれ、授業で習った内容をディスカッションしたり、プレゼンテーションを行ったりします。外国語の授業ではこの時間が会話のレッスンになります。特に参加型の授業なので積極的な態度が求められました。チューターは生徒に質問を投げかけたり、グループワークをさせたり、クイズを行ったりとそれぞれに工夫していました。
このように日本の大学とは違う点が多々あり、はじめは戸惑うことばかりでした。英語の理解力も不十分だったため、前期はついていくのがやっとという感じでした。特にアカデミックライティングは日本と比べてきまりや様式が厳しく、内容も設問に忠実に答えていないと評価がもらえません。前期は書き方の指導をしてくれる先生にチェックしてもらっていました。そのおかげで要領が分かるようになり、次第に苦手なエッセイも克服できるようになりました。
後期に入ると授業の流れにも慣れ、講義で教授が話す内容も前期以上に理解でき、チュートリアルでも積極的に発言できるようになりました。確かに勉強は大変で悩むこともありましたが、これも良い経験だったと思います。色んな文化背景を持つ、様々な国の人と授業を受け意見を交わしたので、視野が一気に広がりました。ますます言語学や異文化コミュニケーションについて興味が湧き、面白さを知ることができました。
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オーストラリアは暖かく過ごしやすい気候だと思っていたのですが、アーミデールに来てそのイメージは覆されました。この町は標高が高いため天気が変わりやすく、1日のうちに気温も大きく上下します。季節の変わり目には雨が続いたり、強風が止まない時期が来たり、冬には毎朝霜が降りたりと、気候は決して穏やかではありません。折りたたみ傘やジャケットはとても役に立ちました。しかし、大学へ続く並木道の新緑や紅葉は美しく、四季折々の景色が楽しめます。気温の変化で体調を崩さないよう、健康管理が必要だと思います。
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私が住んだ寮は自炊ができる所でした。それぞれ個人の部屋がありキッチンやバスルームは共同です。私はオーストラリア人2人、中国人2人、日本人2人の計6人で生活をしました。料理を通して互いの文化を知ったり、色んな国の人と一緒にご飯を食べたりと、自炊ができる寮ならではのコミュニケーションがとれて楽しかったです。キッチンは広くオーブンも大きいので、使いやすかったのですが、バスルームはシャワーのみで浴槽がないので、日本のお風呂が恋しかったです。
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大学は小高い丘の上にあり、私の寮からは歩いて25分程でした。坂道が急なので歩きやすいスニーカーがいいと思います。はじめ驚いたのは大学内に広い柵があり、カンガルーや鹿が飼われていたことです。時折木の上に野生のコアラが眠っていることもありました。
タウンまではバスを使って10分程で行けます。アーミデールは小さな町ですが、今年に入ってショッピングモールが2か所オープンしたので、便利になった方なのだと思います。それでも日本のコンビニのように24時間開いているお店はありません。大抵のお店は平日で5時、土曜は2時までの営業で、日曜はほとんど開いていません。慣れれば平気になりますが、はじめはとても不便に感じました。催し物としては、月に1度サンデーマーケットというバザーが開かれ、手作りのグッズや骨董品のお店が並びます。その日は遠方からも客が訪れ、町全体が賑わいを見せます。
また、寮の近くに大学が所有しているスポーツジムがあります。様々なスポーツやフィットネスが楽しめるので、学生だけでなく多くの一般客が利用しています。私も会員になり、週に3回ほどグループフィットネスに通っていました。このクラスを通してインストラクターや年上の方とも知り合うことができ、良かったと思います。
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(友人とカンガルー)
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都会と比べ、アーミデールは娯楽が少なく遊ぶところもありません。しかしその分人とのつながりが強くでき、多くの出会いがあります。また、世界中から留学生が集まる大学なので、色んな国の友達を作ることもできます。周りもフレンドリーで親切な人が多く、たくさんの人に助けられました。この出会いは私にとって一生の宝物です。
この大学で努力したこと、勉強したことはこれから先の自信につながっていくと思います。先生や友達など周りの人にも恵まれ、短い間でしたが非常に充実した大学生活を送ることができました。10か月という短い間でしたが、自然が多くゆったりとした環境の中で、充実した留学生活を送ることができました。
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この記事については
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