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東広島市鏡山(広島大学東広島キャンパス内)における大気中の放射性物質の測定結果

広島大学の東広島キャンパスにおいて放射性物質を測定(※1)したところ、微量のヨウ素131、セシウム134・136・137およびテルル132が検出されましたので、情報提供します。なお、検出された量は、健康影響を無視できる程度に小さい数値でした。

4月27日以降、放射性物質は検出されていません。
新たな進展がない限りデータの変動はないと予想されますが,その確認のため、5月9日から1週間に1回程度の頻度で測定しています。
放射性物質が検出された場合には,データ及びグラフを更新して掲載いたします。

 

◆ 測定結果(検出順) 

 

1)ヨウ素131(I-131) [半減期(※2):8日]   
測定日 数値 法令基準値 5Bq/m3との比率
4月21日 0.13 mBq/m3 0.13/5000
4月22日 0.18 mBq/m3 0.18/5000
4月23日 0.04 mBq/m3 0.04/5000
4月24日 0.07 mBq/m3 0.07/5000
4月25日 0.15 mBq/m3 0.15/5000
4月26日 0.09 mBq/m3 0.09/5000
4月27日~5月8日 検出せず  

            mBq/m3(ミリベクレル/立方メートル)、Bq/m3(ベクレル/立方メートル)、1mBq = 1Bqの1000分の1

 

2)セシウム137(Cs-137) [半減期:30年]
測定日 数値 法令基準値 30Bq/m3との比率
4月13日~17日  検出せず  
4月18日 1.24 mBq/m3 1.24/30000
4月19日 検出せず  
4月20日 0.28 mBq/m3 0.28/30000
4月21日 0.09 mBq/m3 0.09/30000
4月22日 0.09 mBq/m3 0.09/30000
4月23日 0.03 mBq/m3 0.03/30000
4月24日~5月8日 検出せず  

 

3)セシウム134(Cs-134) [半減期:2年]
測定日 数値 法令基準値 20Bq/m3との比率
4月12日~13日 検出せず  
4月14日 0.17 mBq/m3 0.17/20000
4月15日~17日 検出せず  
4月18日 1.16 mBq/m3 1.16/20000
4月19日 検出せず  
4月20日 0.34 mBq/m3 0.34/20000
4月21日 0.07 mBq/m3 0.07/20000
4月22日 0.007mBq/m3 0.007/20000
4月23日~5月8日 検出せず  

 

4)テルル132(Te-132) [半減期:3.2日]

測定日 数値 法令基準値 20Bq/m3との比率
4月6日 0.11 mBq/m3 0.11/20000
4月7日 0.04 mBq/m3 0.04/20000
4月8日~5月8日 検出せず  

 

5)セシウム136(Cs-136) [半減期:13日]

測定日 数値 法令基準値 100Bq/m3との比率
4月7日 0.19 mBq/m3 0.19/100000
4月8日~5月8日 検出せず  

 

 

<上記データを表したグラフ>

東広島キャンパスにおける空気中の放射能濃度グラフ

 

(※1) ハイボリュームエアサンプラーという採取装置を用いて、大気中に漂う塵やほこりを強制的に採取し、低バックグラウンドGe検出器でガンマ線を測定しています。
(※2) 放射性物質の量が初期量から半分になる時間。崩壊により減少する物理的半減期と、体内に取り込まれた放射性物質が排泄などによって減少する生物的半減期があります。

 

◆ 健康影響評価 

上記表のとおり、法令基準値を大きく下回る数値であり、健康影響は無視できる程度の数値です。 

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(参考)
 広島県の測定結果について(文部科学省から公表されているもの) *該当ページはこちら(文部科学省ウェブサイトへ)
  1.モニタリングポスト
    0.000046~0.000059 mSv/h(ミリシーベルト毎時)
(過去5年間の最小値~最大値:0.000035~0.000069 mSv/h)
  2.定時降下物
    ヨウ素131(I-131):不検出、セシウム137(Cs-137):不検出
   
  各都道府県は、文部科学省の指示により全国統一の測定方法で、自然に落下してくる塵やほこりを24時間(前日の午前9時から当日午前9時まで)、降水採取装置(70A-H型、50000mm2)を用いて採取し、測定しています。
 
  このため、今回の広島大学と、広島県の定点モニタリングは同じ方法で測定しているわけではありませんが、自然界中の放射線量を測定するという点では、両方とも適切な方法です。
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 【お問い合わせ先】
広島大学 大学院工学研究院
エネルギー・環境部門 エネルギー工学講座  教授
静間  清 (しずま きよし)
TEL:082-424-7614