学長賞を受賞して(東城町長)

 この度は、このような素晴らしい賞をいただき、厚くお礼申し上げます。
 帝釈峡遺跡群発掘調査は、帝釈馬渡岩陰遺跡が発見されたのをきっかけに、昭和37年の第1次調査から40年余りを迎えました。当初は調査団を編成し、地元小学校や集会所等で合宿をしながらの調査でしたが、昭和52年に調査室を本町に設けられてからは、広島大学文学部帝釈峡遺跡群発掘調査室が中心となって進められてきました。こうした中で、遺跡調査のみにとどまらず、調査速報「いわかげ」の発行、「広島大学文学部(大学院文学研究科)帝釈峡遺跡群発掘調査室年報」として調査結果の公表、現地見学会の開催など、本町にとって文化財に対する意識の高揚に大きく貢献されるとともに、遺跡ブームの基礎になったと思います。また、昨年には発掘調査40周年を記念して「帝釈峡遺跡群発掘調査40周年記念シンポジウム」を開催され、地域とのつながりを再確認されました。
 このように、長年にわたって発掘調査を行うことができましたのも広島大学のご理解とご協力の賜であります。これからも引き続き郷土の歴史・文化を知るうえで貴重な帝釈峡遺跡群の発掘調査を推進して参りたいと考えております。

平成15年12月3日
広島県比婆郡東城町長 遠 藤 晏 史


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