第2回 数理分子生命理学セミナー(4研究科共同セミナー)



日 時:平成18年4月20日 (木) 14:35〜  (7・8時限)

場 所:理学部E002

講 師:月 原 冨 武 教授 (大阪大学蛋白質研究所)

演 題:「チトクロム酸化酵素の構造と

酸素還元・プロトンポンプ機構の研究」





【講演要旨】

 「チトクロム酸化酵素はミトコンドリアの内膜にあって、呼吸によって得た酸素と元々食物に由来するプロトンと電子から水を合成すると同時にプロトンをミトコンドリアのマトリックスから膜間に汲み上げる。膜間に蓄えられたプロトンは内膜にあるATP合成酵素によってATP合成に使われる。酸素還元とそれに同期したプロトンポンプがどのような仕組みで行われているか、あるいはどのように蛋白質の中で制御されているかということを解明する研究の現状を述べる。」

 月原先生はわが国の構造生物学の第一人者で,集中講義で来広されるのを機会にご講演をお願いいたしました。今回の内容もScience誌をはじめ,多数の論文に発表をされてきました。

多数ご来聴くださいますようご案内申し上げます。



≪本セミナーは4研究科共同セミナー認定科目です≫



連絡先:片柳 克夫(理学研究科数理分子生命理学専攻,内線:7388)


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