量子生命科学セミナー(第11回)



量子生命科学セミナー

日 時: 2006年6月30日(金)14:35〜16:05

場 所: 理学部E104室

講演題目: 製薬企業における計算科学

講 演 者: 高岡 雄司 氏

(大正製薬株式会社 研究システム部 分子シミュレーショングループ)

概要:

  創薬は知識集約型産業の代表格であり、資源の少ない日本においても少量で高付加価値かつ高価な製品を作り出せるという点から、重要な戦略産業に位置付けられています。近年、ヒトゲノムの解読に始まる網羅的研究の進展や、HTS(high throughput screening)、CC(combinatorial chemistry)技術の普及により、利用できるデータの量が爆発的に増えてきており、これら膨大なデータの中から意味のあ

る情報を抽出、知識に昇華させ、効率よく創薬を進めるために計算科学が果たす役割が年々重要になってきています。セミナーでは現在製薬企業において計算科学がどのように利用されているか、またどんな限界が認識されており、どのようなブレイクスルーが期待されているかについて述べる予定です。



量子生命科学セミナーは「ナノテク・バイオ・IT 融合教育プログラム(NaBiTプログラム)」の一環として、理学研究科で開講されています。「ナノテク・バイオ・IT融合教育プログラム」(NaBiTプログラム)は,広島大学大学院理学研究科および量子生命科学プロジェクト研究センターを母体として平成15年度からスタートしました。詳細は,http://www.nabit.hiroshima-u.ac.jp/ を参照してください。

(お問合せ先:相田美砂子(内7412))


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