量子生命科学セミナー 第14回



量子生命科学セミナー

日時:2006年7月21日(金)14:35〜16:05



場所:理学部E104室



講演題目: ポストゲノム時代の必須アイテム・・・コンピュータ



講演者:寺内 かえで 先生(広島工業大学・情報学部・健康情報学科)



概要:

 20世紀は物理学の時代であった。21世紀はおそらく生命科学の時代と言われるようになるだろう。1953年にDNAの2重らせん構造がワトソンとクリックによって提唱されて以来、分子生物学は目ざましい発展を遂げ、2001年、人類はとうとう自らのゲノムの全配列を明らかにした。このヒトゲノムプロジェクトの進展には、核酸配列を読むための計測技術の進歩だけでなく、コンピュータの貢献が非常に大きい。本講演では分子生物学とコンピュータの相性について述べるとともに、現実の研究の中でコンピュータがどのように役立ってきたかを、具体例を交えて概観する。さらに、ポストゲノム時代にコンピュータ利用がどのように期待されているかについても言及したい。



量子生命科学セミナーは「ナノテク・バイオ・IT 融合教育プログラム(NaBiTプログラム)」の一環として、理学研究科で開講されています。「ナノテク・バイオ・IT融合教育プログラム」(NaBiTプログラム)は,広島大学大学院理学研究科および量子生命科学プロジェクト研究センターを母体として平成15年度からスタートしました。詳細は,http://www.nabit.hiroshima-u.ac.jp/ を参照してください。

(お問合せ先:相田美砂子(内7412))


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