第46回 医療と倫理を考える会・広島例会を下記のとおり開催いたします。ご多忙の折りとは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参加くださいますようご案内申し上げます。
記
【日時】 平成20年12月4日(木) 18:00〜20:00
【場所】 広島大学病院 医科外来棟3階 大会議室
【テーマ】 病理解剖の果す役割 -とくに生命・医療倫理と関連して
【話題提供】 井内 康輝 先生
広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 病理学 教授
【要旨】 病理学は疾病の本態を追究する学問であり、これまで医学の教育・研究及び医療の発展において大きな貢献をしてきたが、そのルーツは病理解剖にあるといえる。病理解剖によって疾病にもとづく臓器・組織の変化をみることは、疾病の病因を探究し、新たな治療を開発する第一歩である。しかし、死体に損傷を与え、臓器・組織を固定して保存するという行為には、大きな倫理的制約があることも忘れてはならない。
今日では、生検や手術によって患者から得られる材料が豊富にあり、疾病の研究面ではこれを用いることが多く、病理解剖の役割は医学生・研修医などの教育や医療での貢献に重点が移りつつある。さらに近年、患者の死因の究明を通してmedical audit(医療監査)の役割が重視されているが、現在検討されている診療関連死に関する調査委員会における病理解剖の役割が、これと軌を一にするものである。
【参加費】 一 般:500円(資料代)
学 生: 無料
【主催】 医療と倫理を考える会・広島
【後援】 広島県/広島市(申請中)
【当番世話人】 石 川 澄 (広島大学病院 医療情報部)
<問い合せ先> 電話・FAX・Eメールにてお申し込み下さい。
医療と倫理を考える会・広島 事務局 (広島大学病院 医療情報部)
電話:(082)257-5082(直通) / FAX:(082)257-5084
E-mail:humind3@hiroshima-u.ac.jp
※尚、当日の参加も受け付けますが、資料等の準備がございますので、できるだけ事前にお知らせ下さい。
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