インフルエンザの拡大リスクを軽減!研究成果の記者発表を行いました



広島大学大学院医歯薬学総合研究科の二川浩樹教授は、TBカワシマ株式会社との産学連携研究の成果を、平成23年11月29日(火)広島大学東京オフィスで記者発表しました。

二川教授

研究成果の発表を行う二川教授
実験デモの様子

記者発表では、デモ実験も行いました

二川教授は、2年前、医療現場などで消毒薬として用いられている消毒成分を、学校の机・椅子や公共交通機関の座席などの表面に、固定化(抗菌加工・抗ウィルス加工)することができる化合物の開発に成功し、現在は防菌加工スプレーや繊維製品として実用化されています。

しかし、この技術には、樹脂や合成繊維に対する固定化が困難という弱点がありました。

二川教授は、このたび産学連携研究により、この弱点を克服する処理法を新たに開発することに成功。

このことにより、樹脂や合成繊維に対しても耐久性を高め、固定化することが可能になりました。

この技術を車・バス・電車・航空機などのシートや、広く家電製品表面に用いられているフィルム加工、インテリアの壁紙・絨毯・カーテンなどに活用することで、インフルエンザウイルスなどの空気感染や接触感染のリスク軽減、感染拡大防止などが期待されます。

会場には多数の報道陣が集まり、今後の展開等についての質問が寄せられました。

下部のリンクより記者会見時に配布した資料をダウンロードできます。

【お問い合わせ先】

・研究内容に関するお問い合わせ

 広島大学医歯薬学総合研究科 

 教授 二川浩樹

 E-Mail:hirocky08250927*gmail.com (*は半角@に置き換えてください)

・記事に関するお問い合わせ

 広島大学社会連携・広報・情報室

 広報グループ

 TEL:082-424-4518

 Mail:koho*office.hiroshima-u.ac.jp(*は半角@に置き換えてください)


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