L. フェーダーマイヤー[詳細]

略歴

1957年オーストリア生。ザルツブルク大学でドイツ文学語学、ジャーナリズム論、歴史学を修める。フランス、イタリア、ハンガリーの諸大学でドイツ語・ドイツ文学を教えた後、ウィーン、ブエノスアイレスにて作家・翻訳活動。2002年来日、名古屋市立大学客員教授。後、京都・大阪のゲーテ・インスティテュート及び大阪市立大学にて教鞭を執る。2006年より現職。

教育・研究内容

専門は近現代ドイツ語圏文学。バロック文学の研究で学位取得後、対象領域を広げ、近年はオーストリアのA・シュティフターを中心に19世紀から現代に至るまで幅広く研究している。非ドイツ語圏の文学にも強い関心をもち、フランス、スペイン、イタリア文学の翻訳や、日本を含めた広範な地域・民族の現代文学についてアクチュアルな批評活動を展開している。また、作家としても数々の小説を出版している。授業ではこうした研究や実作の経験に基づき、「ドイツ語圏言語文化分析」としてドイツ語圏文学の多様性・多層性を文化横断的な視点から紹介・分析していくとともに、対象への様々なアプローチの方法を教授する。

主な研究業績

  • Der neue Diamant. Verfremdungseffekte bei E. S. Oezdamar, Arcadia. Internationale Zeitschrift fuer literarische Kultur, 1, pp.153-172, 2012.


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