赤井 清晃[詳細]

略歴

1959年生、福島県生まれ、兵庫県立神戸高等学校卒業、名古屋大学文学部哲学科卒業(1983)、京都大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了(1988)、同博士後期課程研究指導認定退学(1992)、京都大学文学部研修員(1992)、日本学術振興会特別研究員(1993)、広島大学文学部講師(1997)、同助教授(1999)、同大学大学院文学研究科助教授(2001)、同准教授(2007)

教育・研究内容

哲学の方法としてのディアレクティケー(哲学的問答法)の意味の解明と、現代的意義を考察する。
(1) プラトン及びアリストテレスを中心とする西洋古代哲学史を扱う。ソクラテス以前の哲学者から、プラトン及びアリストテレスを経て、古代後期に至るまでのギリシア語文献の読解法・文献学的処理。
(2) 西洋中世におけるアリストテレス解釈の問題を扱う。アリストテレスのテクストのラテン語訳と註解書を中心とする、ラテン語文献の読法。
(3) 西洋古代・中世の論理学史。現代の記号論理(第1階の述語論理まで)の知識を前提として、非形式論理のあり方を探究する。

主な研究業績

  • Sibi Scribere,『比較論理学研究』11,pp.1-5,2014年
  • Substantia in Categoriis Aristotelis,『比較論理学研究』10,pp.1-7,2013年
  • Praedicatio in Categoriis Aristotelis,『比較論理学研究』8,pp.1-6,2011年
  • 「アリストテレス『哲学について』(Fr. 16 Ross)における「神」概念」『西洋古典学研究』17,pp.54-63,2000年
  • 「ペイラ(吟味)とエレンコス(論駁)―アリストテレスにおけるディアレクティケーの問題」『ヘーゲル学報』4,pp.85-110,1999年


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