藤田 衛[詳細]

略歴

教育・研究内容

『易経』がどのように解釈されてきたのかといった視点で、易学思想の研究を行っている。とりわけ、漢代において考案された『易』の理論を用いた占法の構造について研究している。漢代に案出された易術が、後世にどのような影響を与え展開していったのかといった問題にも取り組んでいる。また、そうした易術の日本的展開も視野に入れている。『易経』文献を読み解くために、漢文訓読法や資料の見方を指導とするとともに、『易経』の解釈技法を教授する。

主な研究業績

  • 「『荀爽九家集注』の注釈と卦象」『日本中国学会』70、pp.31-44、2018.
  • 「『易緯』「推厄所遭法」の解析―『周易命期略秘伝』を参考にして―」、『東洋古典学研究』45、pp.1-17、2018
  • 「『易緯』爻辰説の考察」、『日本中国学会』69、pp3-18、2017
  • 「『易緯稽覧図』に見えたる卦気説―京氏易との関連をめぐって―」、『東洋古典学研究』44、pp.1-16、2017
  • 「緯書の成立時期について」『東洋古典学研究』39、pp.19-45、2015

 


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