古川 昌文[詳細]

略歴

愛媛大学法文学部卒業(1985)、広島大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学(1994)、広島大学文学部助手(1994)、同大学大学院文学研究科助手を経て助教。

教育・研究内容

主にカフカの文学を研究しているが、そこから派生して、同時代の文学(ローベルト・ヴァルザー等)や思想(フロイト、ヴィトゲンシュタイン等)、さらにカフカと日本文学との関係にも関心をもって研究している。授業では19世紀後半以降のドイツ文学作品を正確に読むことを軸として、作家・作品の独自性や時代との関わりを理解するとともに、ディスカッションを通して学生の問題関心と接合するよう試みている。

主な研究業績

  • 「『卑しい下層』のカフカ」『広島ドイツ文学』第20号、pp.45-56、2006年
  • 『カフカ初期作品論集』同学社、2008年(共著)
  • 『カフカ中期作品論集』同学社、2011年(編著、共著)
  • 『カフカ後期作品論集』同学社、2015年(共著)


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