今林 修[詳細]

略歴

1964年生、福岡県出身、福岡県立宗像高等学校卒業、広島大学教育学部卒業(1988)、広島大学大学院文学研究科博士課程前期修了(1992)、広島大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学(1995)、広島大学大学院文学研究科博士課程後期修了(2006)、吉備国際大学社会学部専任講師(1995)、同助教授(2000)、広島大学大学院文学研究科准教授(2007)、同教授(2014)

教育・研究内容

後期近代英語期における英国小説の言語・文体研究を行っている。とりわけヴィクトリア朝を代表する小説家チャールズ・ディケンズが主たる研究対象であり、彼の作品に描出された「文学方言」の研究を行ってきた。最近は、ディケンズの言語・文体研究と並行して、英国19世紀の英語の特徴を音韻・形態・文法・統語・語彙の面から社会言語学やコーパス言語学の最新の手法を援用しながら調査している。プロジェクトとしては、故山本忠雄(前広島大学教授)の意志を継ぎ、広島大学と熊本大学の英語学講座出身のディケンズ学者と『ディケンズ・レキシコン』を編纂している。また、英文学作品の電子テクスト化をTEIに準拠して行い、その国際的な基準の確立と大規模な英文学アーカイヴ構築を目指している。

主な研究業績

  • Dr Tadao Yamamoto and the Dickens Lexicon Project, Aspects of the History of English Language and Literature, pp.159-171, 2010.
  • A Stylistic Approach to Pip’s Class-Consciousness in Great Expectations,『近代英語研究』23,pp.1-22,2007年
  • 「19世紀におけるlook-formsの文法化に関する社会言語学的考察」『英語英文學研究』51,pp.31-47,2007年


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