中村 平[詳細]

略歴

東京都出身、私立浅野高等学校卒業、北海道大学教育学部卒業(1996)、中華民国台湾大学文学院人類学系修士(2001)、大阪大学博士(文学)(2007)。日本学術振興会特別研究員(PD)、韓国漢陽大学校国際文化学部日本言語文化学科(講師・助教授)、神戸女子大学文学部神戸国際教養学科(助教)などを経て、広島大学大学院文学研究科准教授(2016)、広島大学大学院文学研究科教授(2019)。

教育・研究内容

  台湾での留学と生活やフィールド経験を軸に,日本植民主義と台湾先住民の歴史経験や暴力的な記憶について研究している。参加者とはこうした日台関係論のテーマに限ることなく,より広い主題を日本学や人類学,歴史学,社会思想史,文化理論などの領域との関係性において再考し,研究と教育の重なりにあって比較日本文化学や人文学を開く実践を行いたい。同時に知の権威化や制度化を考え直し,知の流通と教育・研究的な営みそれ自体を議論の俎上にあげる。「学内」にとどまらないゼミナールの場を触発され合う知の共同体と考え,発話し聞き・書き表現することを洗練させる歓びと共に,それらのトレーニングを分かち合いたい。

主な研究業績

  • 「受動的実践と分有」『日本学報』86号(韓国日本学会、2011)
  • 「台湾先住民族タイヤルと私の遡行の旅」『東洋文化』92号(東京大学、2012)
  • 「台湾植民地統治についての日本の『民族責任』と霧社事件認識」『神戸女子大学文学部紀要』46号(2013)
  • 「『困難な私たち』への遡行:コンタクト・ゾーンにおける暴力の記憶の民族誌記述」、田中雅一・奥山直司編『コンタクト・ゾーンの人文学Ⅳ ポストコロニアル』(晃洋書房、2013)
  • 「台灣山地原住民土地與生活之圈地圈生運動:日本殖民國家-資本下的人群分類與『理蕃』」、官大偉編『民族、地理與發展:人地關係研究的跨學科交會(順益台灣原住民博物館二十週年紀念叢書)』(台北:順益台灣原住民博物館、2017)
  • 『植民暴力の記憶と日本人:台湾高地先住民と脱植民の運動』(大阪大学出版会、2018)


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