O. ロリヤール[詳細]

略歴

1969年生。メッス大学にて古典文学を専攻(1991年、中等教員免状取得)。後、外国語としてのフランス語教育学をグルノーブル第3大学、メッス大学にて専攻(2007年、外国語としてのフランス語教育学Master 2取得)。名古屋外国語大学専任講師(1996)、立命館大学専任講師(2000)、京都大学専任講師(2005)、大阪大学特任准教授(2008)、九州大学外国人講師(2014)、広島大学大学院文学研究科准教授(2016)

教育・研究内容

外国語としてのフランス語教育とフランス文化の教育を専門としている。外国語の運用能力を習得させるための方法論の選択の問題が、現在の中心的な関心事であり、日本の学習者に固有の問題を克服させるのに適したフランス語教育法を模索している。より具体的には、非常に逆説的ではあるが、オーラル・コミュニケーション能力の習得を最適化させることのできる、翻訳という方法が果たしうる役割について研究している。母語と学習する言語とを直接的に突き合わせるこの方法を、コミュニケーションの授業において部分的に適用している。また、文化の授業でも、語学の授業で二つの言語を突き合わせたように、それぞれの文化を対比するというアプローチを基本としており、学習をより自発的なものにするよう努めている。

主な研究業績

  • Sortir de la civilisation de l’écrit : les atouts du thème conversationnel à l’université japonaise(筆記重視の文明からの脱却―日本の大学での「会話式翻訳練習」という切り札), Mélanges CRAPEL No 35: Tenir compte des langues premières dans l’enseignement/apprentissage des langues vivantes, ATILF-CNRS, 2014.


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