劉 金鵬[詳細]

略歴

教育・研究内容

  竹内好を中心に、戦後日本知識のアジア論を考察している。戦後改革を経験した日本は、新しい姿で国際社会への復帰を果たし、やがて経済背長への道を歩んできたが、その歴史は戦前と切断されるものではなく、また様々な形でアジアとも関わっている。「近代の超克」や「アジア主義」のようなタブー視されたキーワードを再発見した竹内好を通して、戦後日本に現れ、複雑に絡み合っている種々思想課題を再考し、その問題のあり方と知識人の悩みをアジアの範囲で検討している。

主な研究業績

  • 「アジア主義における「平和」の発見 : 戦時中竹内好のアジア主義的活動に関する考察」『ぷらくしす 』(18), pp.1-11, 2016
  • 「关于战前竹内好的中国论」『汉学研究』(22), p.512-523, 2016.
  • 「心情としての「近代の超克」 -「科学と人生観」論争という視点-」『国際文化研究 』(19), pp.145-158, 2013
  • 「竹内好 : アジア主義研究の出発」『比較日本文化学研究』 (5), pp.1-19, 2012
  • 「竹内好:「近代化の型」理論をめぐる諸問題」『比較日本文化学研究』 (4), pp.99-113, 2011

 


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