1957年生、広島市立舟入高校卒業、広島大学文学部文学科中国語学中国文学専攻卒業（1980）、広島大学大学院文学研究科博士課程前期修了（1982）、広島大学大学院文学研究科博士課程後期退学（1985）、安田女子大学講師（1985）、同助教授（1990）、広島大学助教授（1997）、同教授（2001）、同大学大学院文学研究科教授（2001）

比較日本文化学研究分野において、主に日中の言語・文学・文化の比較研究を行っている。比較研究においては、みずからの研究の基盤を確立することが大切であり、そこに軸足を置いて比較研究を進めなくてはならない。これまで首都師範大学詩歌研究センターをはじめ、中国の多くの大学の研究者等と共同研究を行ってきた。その研究における漢字・漢語・漢文・日本漢詩といった様々な視座からの成果を踏まえて講義をする。さらに、授業を通して研究の基本的な方法（資料収集・分類整理・解読法・論の構築）などについての指導を行う。

• 「陸雲「南征賦」について」『六朝学術学会報』1，pp.25-41，1999年
• 「陸機と陸雲」『新しい漢文教育』23，pp.9-19，1996年
• 「「文賦」の成立過程」『安田女子大学大学院開設記念論文集』，pp.85-103，1995年
• 「入洛後の二陸について」『日本中国学会報』44，pp.47-61，1992年
• 「二陸の文章観」『日本中国学会報』37，pp.75-88，1985年