友澤 和夫[詳細]

略歴

1962年生、愛媛県出身、愛媛県立松山南高校卒業、広島大学文学部史学科卒(1986)、広島大学大学院文学研究科博士課程前期修了(1988)、広島大学大学院文学研究科博士課程後期中退(1990)、東北大学理学部助手(1990)、岡山大学環境理工学部講師(1994)、広島大学文学部助教授(1999)、同大学大学院文学研究科助教授(2001)、同大学大学院文学研究科教授(2006)

教育・研究内容

現在遂行している研究は、(1)インド工業化の研究、(2)知識経済化の地理学的研究、(3)自動車産業のグローバル化と立地変動の研究、の3つである。特に(1)については、広島大学現代インド研究センターの拠点構成員として、かつ平成26~29年度の科学研究費補助金(A)を代表者として獲得したので、重点的に力を入れている。こうした研究の成果に基づいて、経済地理学や都市地理学を中心に人文地理学を幅広く教育している。指導学生は、産業でいえば工業・商業・サービス業に、地域でいえば都市や産業地域に興味を持つ者が多い。演習では学生の主体性と創造性の向上を重視した指導を行っている。

主な研究業績

  • 『工業空間の形成と構造』大明堂,1999年
  • 「インド自動車産業集積の比較研究―デリー首都圏とウッタラーカンド州を事例として」『現代インド研究』4,pp.23-52,2014年
  • 「インドにおける日系自動車企業の立地と生産システムの構築:トヨタ・キルロスカ・モーター社を事例として」『地理学評論』77(9),pp.628-646,2004年
  • 「周辺地域における工業進出とその労働力構造―中・南九州を事例として―」『地理学評論』62(4),pp.289-310,1989年
  • 「生産システムから学習システムへ―1990年代の欧米における工業地理学の研究動向―」『経済地理学年報』46(4),pp.323-336,2000年


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