平成25年度 工学研究科学生おもしろ企画の紹介

平成25年度「学生のおもしろ企画・大学祭企画」助成企画概要

学生のおもしろ企画・大学祭企画は、学生の自主性を育み、技術の実技的教育の機会を提供することを目的とする工学研究科独自の学生支援事業として創設されています。今年度は、次の9件が決定しました。 

全日本学生フォーミュラ大会への挑戦

代表者(参加者数) / 世話教員

 高谷 駿介 (構成員12名) / 西田 恵哉 (機械システム工学)

企画概要(抜粋)

 本学学生フォーミュラチーム「フェニックスレーシング」は,「全日本学生フォーミュラ大会」へ向けて,1年間を通して,学生主体で小型フォーミュラカーの企画・設計・製作を行っている。本企画は,この大会に参加し,参加車両を大学祭で展示公開するものである。

 大会では,車両の走行性能(加速性・旋回性・耐久性等)を競技する動的審査4種目及び静的審査(コスト・デザイン・プレゼンテーション)の得点を競う。走行性能だけでなく,車両のマーケティング,企画・設計・製作,コスト等,ものづくりの総合力を競う大会となっている。

 また,他大学チームの車両を見学し情報交換をすることで,次年度へ向けてさらに高いレベルの技術・知識を習得する。

実施時期 / 実施場所

 【大会参加】 9/3~9/7/静岡県小笠山総合運動公園

 【展示】11/2 ~ 11/3/大学祭 工学部棟横またはフェニックス工房前

オリジナル Web サイト

 Phoenix Racing

活動報告書

Japan Steel Bridge Competition 2013

代表者(参加者数) / 世話教員

 川野 純 (構成員11名) / 藤井 堅 (社会基盤環境工学)

企画概要(抜粋)

 本企画は,「Japan Steel Bridge Competition 2013」に参加するものである。

 大会では,橋梁の設計,解析,部材製作,架設を既定のルールに従って行い,架設のスピードや景観の美しさ,既定値のたわみ量と模型橋梁のたわみ量との誤差,作成した橋梁の特徴をアピールするプレゼンテーションなどにより,各大学が競い合う。

 本チームは数年前からこの大会に参加しており,昨年度の大会では14校15チーム中,美観部門第2位の成績を修めた。今年度は総合優勝を目指す。

実施時期 / 実施場所

 8/31~9/1/名城大学 天白キャンパス

活動報告書

家具展2013~モノづくり/ヒトづくり~

代表者(参加者数) / 世話教員

 岡島 由貴 (構成員18名) / 岡河 貢 (建築学)

企画概要(抜粋)

 本企画は,大学祭において,(1)製作家具の展示及び説明,(2)手軽な家具作り体験の開催,(3)大学の家具の修繕,を行うものである。

 自分で実用的な家具を作るということは,形の創造だけにとどまらず,モノに対する愛着・コストダウン・作業時における人との出会いなど様々なメリットが期待される。また,普段使用している大学の家具を自分たちで修繕することで,家具を大切に使い続けていくという意識を養うことができる。

 本企画を通して,製作者,来場者ともに様々な人と出会い,もの作りを生活の中での身近な存在としてとらえることができると考える。

実施時期 / 実施場所

 【展示】11/2 ~ 11/3/大学祭:工学部コミュニケーションギャラリー(ガレリア)

活動報告書

二畳の茶室2013

代表者(参加者数) / 世話教員

 鈴木 義弥 (構成員12名) / 岡河 貢 (建築学)

企画概要(抜粋)

 本企画は,二畳の大きさの茶室を設計・施工し,大学祭で展示公開するものである。

 2008年から続いている企画であり,毎年100名以上の来場者に「茶室空間」を楽しんでもらっている。毎年,様々なコンセプトで行ってきたが,今年度は素材に注目した。漆喰で塗られた白い二畳の空間に一筋の光が差し込む,神秘的な空間を来場者に提供したい。

実施時期 / 実施場所

 【展示】 11/2 ~ 11/3/大学祭:中央図書館前

活動報告書

土木の魅力を伝えるボランティア活動

代表者(参加者数) / 世話教員

 長津 義幸 (構成員6名) / 中下 慎也 (社会基盤環境工学)

企画概要(抜粋)

 本企画は,生活に密接に関係している土木に興味をもってもらうとともに,長い歴史を持つ宮島で豊かな自然環境に触れ,いかにしてその自然が守られてきたのかを学び,自然や環境問題等に関心を深めてもらうことを目的としている。

 本企画は,宮島で活動するボランティア団体「みやじま未来ミーティング」と共催で実施する。

具体的な内容は,次の1~3のとおり。

  1. 海辺の自然観察会:1泊2日の体験学習会の中で,水の流れ・性質に関する実験等を行う。
  2. 腰細浦海岸清掃:海岸清掃を通じて環境問題や自然環境の保全について考える。
  3. カキの学習会:実験を通じて,カキの持つ水質浄化能力を体験する。

実施時期 / 実施場所

 【自然観察会】 8/3 ~ 8/4/宮島町包ヶ浦自然公園

 【腰細浦海岸清掃】10/19/宮島町腰細浦

 【カキの学習会】1/18/宮島町包ヶ浦自然公園

活動報告書

フラードーム~下見学生街まちづくり活動での活用を目的とした仮設空間の構築と実践~

代表者(参加者数) / 世話教員

 内田 和音 (構成員13名) / 田中 貴宏 (建築学)

企画概要(抜粋)

 本企画は,下見学生街のまちづくり活動の一環として,学生と地域住民との交流イベントを開催するための仮設の建築空間を制作するものである。具体的な内容は,次の1~3のとおり。

フラードーム制作ワークショップ:組み立てが容易で,下見学生街のどの場所でも使用可能で持ち運び自在なものを制作する。下見福祉会館等で地域の方とともに制作する。 下見学生街でのイベント開催:他の文化系サークルと協力して,ミニ映画祭や音楽コンサートなどを実施する。また,地域まちづくりに興味を持ってもらえるようなワークショップや講演会なども計画する。 大学祭での展示:制作したフラードームの展示のほか,ミニまちづくりワークショップや学生街まちづくり提案などの成果発表会を行う。来場者が,自分たちの暮らす街について考えるきっかけとなるような場を提供する。

実施時期 / 実施場所

 【製作・イベント】9月/工学部芸術制作室,下見福祉会館ほか

 【展示】11/2/大学祭:ぶどう池周辺

活動報告書

手作りスピーカーを作ろう!

代表者(参加者数) / 世話教員

 山田 公雄 (構成員16名) / 金田 和文 (情報工学)

企画概要(抜粋)

 本企画は,地域の小学4年生以上の親子を対象に,紙コップや磁石といった身近なものを用いたスピーカーを製作してもらうものである。

 スピーカーの基本的な動作原理(電気と磁気の相互作用),電気信号を音に変換する仕組みを学び,実際にスピーカーを製作することを通して,電気と磁気との科学的事象に興味をもってもらうこと,また,工学におけるものづくりの面白さや喜びを体験してもらうことを目的としている。

実施時期 / 実施場所

 11/2 大学祭:工学部講義室

活動報告書

人力飛行機の設計・製作と機体の展示

代表者(参加者数) / 世話教員

 仙田 裕紀 (構成員27名) / 岩下 英嗣 (輸送・環境システム)

企画概要(抜粋)

 広島大学工学部HUESは,2002年より双発型の人力飛行機の設計・製作を行い,「鳥人間コンテスト」へ出場している。2012年大会終了直後から,機体の軽量化を図って2013年の機体の設計・製作を行ってきたが,2013年大会は残念ながら書類選考で落選という結果に終わった。

 今年度は,2014年大会へ臨む機体の改良と,大学祭で製作した機体の展示会を企画する。例年はコンテストで琵琶湖に着水した機体を展示していたが,今年度は損傷のない機体を来場者に見ていただき,スケールの大きさを実感していただく。また,人力飛行機に関する説明や,パネル展示,質問への対応を行う予定である。

実施時期 / 実施場所

 【製作】  4/1 ~ 3/31/工学部風洞実験棟・船型試験水槽

 【展示】  11/2 ~ 3/大学祭:東体育館

オリジナル Web サイト

 鳥人間コンテストへの挑戦

活動報告書

日常風景の再考

代表者(参加者数) / 世話教員

 関谷 航 (構成員15名) / 水田 丞 (建築学)

企画概要(抜粋)

 本企画は,日常的な風景を楽しむ空間を提案するものである。

 小型情報機器であるiPhoneには,カメラ撮影の際に特殊な加工をする「Instagram」というアプリケーションがあり,撮影した写真に非日常的な雰囲気を与える。こうした風景の楽しみ方を考えることは現代の風潮とも言える。

 カメラの起源となった「カメラオブキュア」という投影技術(壁に開けた穴から光を入れ,スクリーンに投影する)を利用して,日常的な風景に改めて興味を持ってもらう空間を作る。

実施時期 / 実施場所

 11/2 ~ 3/大学祭:中央図書館前

活動報告書

Research Beyond Frontier

代表者(参加者数) / 世話教員

 THACHANAN SAMANMULYA (構成員30名) / 松村 幸彦 (機械物理工学)

企画概要(抜粋)

 

  1. Research Beyond Frontier Exhibition :
    To encourage creativity and innovation in engineering research and others field studied and discussion.
  2. Subaragoi Magazine :
    To publish our study, technology transfer and introduce from our members.
  3.  Club activities : Doing activities and discussed meeting with Japanese and International menbers.

実施時期 / 実施場所

 【活動】  10/1 ~ 3/31 /工学部熱工学研究室

 【展示】  11/2 /大学祭:105講義室

活動報告書


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