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工学研究院・佐藤教授らのグループが米国土木学会から賞を受賞しました



 広島大学大学院工学研究院・社会環境空間部門の佐藤良一教授らのグループが、ASCE(米国土木学会) Award Winning Paperを共同受賞しました。

 受賞した研究は、コンクリートの養生期間の短縮を目的として、廃瓦からリサイクルした粗骨材を内部養生材として用い、比較的に長期間の湿潤養生を要する、産業副産物の高炉スラグを有効活用した高炉セメントB種コンクリートの性能向上に関する研究で、同研究グループが the 2nd International Conference on Sustainable Construction Materials and Technologies(2010年6月28日–6月30日, 於:イタリア・アンコーナ)で発表した論文“ Improvement of Properties of B-Type Blast Furnace Slag Cement Concrete by Internal Curing ”が評価されたものです。

 本学は、平成18年1月に国土交通省中国地方整備局との間で包括的連携協力に関する協定を締結し、毎年同協定に基づいて、地域のニーズと本学の研究シーズのマッチングを行っています。この度受賞した研究は、橋梁、トンネル、地中構造物等での工期短縮、工費縮減につながるコンクリートの養生期間を短縮できないか、という国、施工会社、住民のニーズと本学の研究シーズとがマッチした結果、受託研究につながったものです。

 包括的連携協力協定という組織的な協力体制の下での研究・社会貢献活動が、この度の受賞という栄誉ある成果として実を結びました。これをモデルとして、今後も、社会との幅広い連携を通じて、本学の研究成果が広く社会で活用されることが期待されます。



【この記事に関する問い合わせ先】

広島大学社会連携・情報政策室社会連携グループ

TEL:082-424-5871


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