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広島大学バイオマスイブニングセミナーのご案内



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 広島大学バイオマスプロジェクト研究センターと中国地域バイオマス利用研究会の共催で「広島大学バイオマスイブニングセミナー」を開催しています。バイオマスに関する基本的な考え方から最先端の情報までをカバーして、この地域におけるバイオマスの活動に資することを目的とするものです。第4回を以下の日程で開催しますので、ご参集下さい。

  • 日時: 2012年12月17日(月) 16:20~17:50
  • 会場: 広島大学(東広島キャンパス) 工学部 B棟 110講義室

【会場へのアクセス】

【プログラム】

◎解説: 大学院工学研究院 教授 松村 幸彦

◎講演: 大学院先端物質科学研究科 准教授 秋 庸裕

「海洋微生物ラビリンチュラ類による機能性脂質の生産」

海洋微生物ラビリンチュラ類オーランチオキトリウム属は、ドコサヘキサエン酸、アスタキサンチン、スクアレンなどの機能性脂質を高生産することから、工業的利用価値が高い。

本講演では、同微生物に関するこれまでの研究成果と、海洋藻類バイオマスを利用した効率的脂質生産のための方策と課題について述べる。

◎講演: 大学院工学研究科 博士課程前期2年 高井 北斗

「グルコースの超臨界水ガス化の反応特性に及ぼす温度と触媒の影響」

超臨界水ガス化(SCWG)は含水性バイオマスをガス化する技術です。SCWG中でバイオマスは容易に分解されますが、重合反応も同時に進行します。重合反応はガス化率を低下させるだけでなく、反応器の閉塞も引き起こします。

ここではグルコースを350, 400, 450 度で水熱中、酸 (HCl)あるいは塩基 (NaOH) 触媒存在下でガス化しました。H+を添加することによってフルフラールと5-HMFの生成が促進されました。

一方、OH-の添加はガス化反応を多少増加させました。これらの挙動におよぼす温度の影響を議論します。

◎講演: 大学院工学研究科 博士課程前期2年 Kornpat NAIYAPORN

「均一相におけるセルロースの酵素加水分解/

Enzymatic hydrolysis for cellulose in homogeneous phase(英語)」

セルロースを水に溶解するために流通式反応器を用いて加水分解の前処理を行いました。

その上で、得られた過飽和セルロース水溶液に均一酵素加水分解を行いました。

セロビオシダーゼとβ-グルコシダーゼの2種類の酵素を適用したところ、0.24のグルコース収率を得ることができました。

◎司会: 大学院工学研究院 助教 神名 麻智

なお、意見交換会を18:00より開催します。

ご都合の付く方はこちらにもご参加ください(参加費 1,000円)。

第3回セミナーを2012年11月26日に開催しました。

実施した内容は、こちらのページをご覧ください。

【お問い合わせ先】

広島大学 大学院工学研究科

熱工学研究室 中嶋

電話: 082-424-5762


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