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第19回広島大学バイオマスイブニングセミナーが開催されました



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2014年4月23日(水)、「第19回広島大学バイオマスイブニングセミナー」が広島大学東広島キャンパスにおいて開催されました。

本セミナーは、広島大学バイオマスプロジェクト研究センターと中国地域バイオマス利用研究会の共催で開催しており、バイオマスに関する基本的な考え方から 最先端の情報までをカバーして、この地域におけるバイオマスの活動に資することを目的とするものです。

【プログラム】 

  • 解説

    広島大学 大学院工学研究院 教授 松村 幸彦

松村教授の解説


  • 講演

東広島市でのエネルギー自立を目指した木質バイオマス普及の試み

広島大学 大学院総合科学研究科 准教授 佐藤 高晴

佐藤准教授の講演

 東広島市でエネルギー自立を進めるためには、東広島市に適した再生可能エネルギーを普及することと、省エネを進め全消費エネルギーを削減することが必要です。ここでは、東広島市に適した再生可能エネルギーである木質バイオマスの可能性を検討し、普及に向けた試みを紹介します。

  • 講演

放射性物質汚染有機廃棄物のメタン発酵法処理技術の開発

広島大学 大学院先端物質科学研究科 博士課程前期1年 仁木 大輔

仁木さんの講演

 平成23年に生じた東北地方太平洋沖地震に伴う福島第一原子力発電所での事故により、広い範囲で放射性物質汚染が発生しました。本研究では、メタン発酵法を用いた汚染バイオマスの減量化・エネルギー化技術の開発を目的として行いました。

実際の放射性物質汚染バイオマスの使用は困難なため、模擬汚染バイオマスとしてスギ、牧草、稲わらの粉砕物に非放射性セシウム(CsClとして10mg/L)を添加したものを用いました。

  • 講演

超臨界水によるグアヤコールとギ酸の共ガス化

広島大学 大学院工学研究科 博士課程前期1年 高瀬 裕介

高瀬さんの講演

 バイオマスの超臨界水ガス化には、リグニンによるガス化阻害、チャーによる反応器の閉塞などの問題があります。水素がチャーを抑制すると言われていますが、その機構は明らかとなっていません。超臨界水中に水素を供給することは難しいですが、ギ酸を分解することで水素を生成する方法が考えられます。本研究では、リグニンのモデル物質にギ酸を混合させて超臨界水ガス化を行い、これに関する知見を得ることを目的としました。

  • 司会

    広島大学 大学院工学研究院 助教 神名 麻智

【お問い合せ】

中国地域バイオマス利用研究会

広島大学 大学院工学研究科 機械システム工学専攻内

TEL:082-424-5762 / FAX:082-422-7193

メール: bprc[AT]hiroshima-u.ac.jp

([AT]は半角@に置き換えてください。)


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