本学の曳航水槽が「ISO 9001」を取得しました

本学試験水槽棟（工G3棟）の曳航水槽グループ（グループ長：工学研究院・安川宏紀教授）は、2014（平成26）年5月22日に、一般財団法人日本海事協会（ClassNK）より、「ISO 9001（品質マネジメントシステム）」の認証を取得しました。

「ISO 9000シリーズ」は、製品の開発・設計・生産過程等の管理体制を評価するものです。今回、「ISO 9001」を取得したことで、当グループの曳航水槽試験におけるマネジメントシステムが公に認められました。当グループでは、「ISO 9001」に基づいてマネジメントシステムを確立して品質活動を効果的に実施し、水槽利用者の要求事項を満たすことによって信頼と満足を得られる試験を継続して実施できる体制を維持していきます。

なお、当試験水槽棟における水槽施設の詳細は、下記リンク先のオリジナルサイトにて紹介しておりますので、是非御覧下さい。

広島大学試験水槽　（※ 本記事に関する詳細は、2014（平成26）年6月2日付けのプレスリリースを御覧下さい。）

本学の曳航水槽（全長100m、最大幅10m、水深3.5m）

船や海洋構造物の模型を「曳航電車」で曳航し、その走行中の模型の運動や模型に働く流体力を計測できます。水槽の一端には、波浪中での現象を再現するための造波機が備えられています。

また、水槽の中央部には昇降式の可動床があり、浅水域や水路での実験が行えるようになっています。

ISO 9001 認定書授与の様子（2014年5月22日）

日本海事協会の冨士原副会長（左）より、当試験水槽グループの安川教授（右）と土橋技術員（中央）に、認定書が授与されました。

【この記事に関する問い合わせ先】

　大学院工学研究院エネルギー・環境部門（海上輸送システム研究室）

　教授　安川宏紀

　TEL： 082-424-7777

輸送・環境システム専攻

海上輸送システム研究室