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第27回広島大学バイオマスイブニングセミナーを開催します



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広島大学バイオマスプロジェクト研究センターと中国地域バイオマス利用研究会の共催で「広島大学バイオマスイブニングセミナー」を開催しています。バイオマスに関する基本的な考え方から最先端の情報までをカバーして、この地域におけるバイオマスの活動に資することを目的とするものです。第27回を以下の日程で開催しますので、ご参集ください。

  • 日時: 2015年1月21日(水) 16:20~17:50
  • 会場: 広島大学(東広島キャンパス) 工学部 講義棟 110講義室

【会場へのアクセス】

【プログラム】

  • 解説: 大学院工学研究院 教授 松村 幸彦
  • 司会: 大学院工学研究院 特任助教 Thachanan SAMANMULYA
講演 :広島大学大学院先端物質科学研究科 教授 秋 庸裕

「海洋生物資源の有用油脂生産への活用」

海洋の大型藻類や微生物を活用してエネルギーや有価物を持続的に供給するシステムの構築に向け、高付加価値油脂を生産する真核微生物オーランチオキトリウム属をプラットフォームとして海藻成分の利用技術開発および脂質生産系の高度化をめざした研究を行っているので、その現状について紹介します。

講演 : 広島大学大学院工学研究科 D1  Rozyanti binti Mohamad

「水熱条件下でのウロン酸の分解特性」

本研究の目的は、熱水状態時にグルロン酸(GA)とマンヌロン酸(MA)の挙動を研究することです。手順は、塩酸(HCl)とアルギン酸の部分加水分解を経てウロン酸の製造を始めています。これらの酸の分離は、pHが2.85での溶解度に基づいて実施されました。その後、GAおよびMAは、それぞれ連続式反応器へ供給する前に水酸化ナトリウム(NaOH)および蒸留水に溶解しました。滞留時間は、100秒に固定しながら実験を170~250 oC間の温度で実験を行いました。液体生成物は、糖カラムを備えたHPLCで分析しました。結果は、両方の酸の有意な減少を示しました。活性化エネルギー(Ea)及び前指数項(A)も計算しました。要約すると、水熱条件下でGAおよびMAの劣化特性を明確に明らかにしました。

講演 : 広島大学大学院工学研究科 M1 川崎 一志

「水熱条件下におけるセルロースの物質移動特性」

地球上に豊富に存在するバイオマス資源のセルロースをグルコースに変換する技術である水熱処理の研究が数多く行われています。しかし、この水熱処理は生成したグルコースが過分解反応を起こす等、制御が非常に難しく、          現状、セルロースからの加水分解物の高収率化が求められています。本研究では、更なる水熱条件下でのセルロースの解明のため、水熱条件下におけるセルロースの物質移動特性について解明することを目的としました。

18:00から意見交換会(参加費 800円 )を開催します。ご都合の付く方はこちらにもご参加ください。



【お問い合せ先】

中国地域バイオマス利用研究会

広島大学 大学院工学研究科 機械システム工学専攻内

TEL:082-424-5762 / FAX:082-422-7193

メール: bprc[AT]hiroshima-u.ac.jp

([AT]は半角@に置き換えてください。)


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