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第29回広島大学バイオマスイブニングセミナーを開催します



(English mode is here.)

広島大学バイオマスプロジェクト研究センターと中国地域バイオマス利用研究会の共催で「広島大学バイオマスイブニングセミナー」を開催しています。バイオマスに関する基本的な考え方から最先端の情報までをカバーして、この地域におけるバイオマスの活動に資することを目的とするものです。第29回を以下の日程で開催しますので、ご参集ください。

  • 日時: 2015年3月4日(水) 16:20~17:50
  • 会場: 広島大学(東広島キャンパス) 工学部 講義棟 110講義室

【会場へのアクセス】

【プログラム】

  • 解説: 大学院工学研究院 教授 松村 幸彦
  • 司会: 大学院工学研究科 特任助教 Thachanan SAMANMULYA
講演 :広島大学大学院工学研究科 D3 Obie FAROBIE

「超臨界メチルターシャリーブチルエーテル (MTBE) とアルコールを用いたバイオディーゼル生産

本研究では、触媒を添加せずにメチルターシアリーブチルエーテル(MTBE)の超臨界中でキャノーラ油からのバイオディーゼル生産のための新規なアプローチを報告します。キャノーラ油は、脂肪酸メチルエステル(FAME)とターシアリーブトキシグリセリン(GTBE)を生成するためにMTBEと反応させましたが、グリセリンは得 られませんでした。 0.95 のFAME収率が10MPaの圧力下、40:1の油に対するMTBEのモル比で、400℃で12分の短い反応時間で得られました。反応速度は一次関数で表せ、活性化エネルギーと前指数因子は反応速度定数の温度依存性から計算しました。

講演 : 広島大学大学院工学研究科 M2  松本 龍之介

「乾燥しないコンブの水熱前処理」

CO2の排出規制から再生可能エネルギーに注目が集まっています。広大な排他的経済水域を持つ日本は、多くの海洋バイオマスを有します。既往の実験では乾燥させたコンブを粉砕し、それを試料として使用しました。しかし、乾燥・粉砕工程の間にメタン発酵基質を損なう可能性が懸念されました。効率の良いメタン発酵には栄養分を失わず、水熱前処理をする必要があります。今回、乾燥工程を無くしたコンブを水熱前処理し、既往のデータとの比較検討を行います。

講演 : 広島大学工学部        B4 松並 裕美子

「高温下・発酵阻害物質存在下で前培養を行った酵母を用いた同時糖化発酵」

酵母の前培養時に温度刺激を与え、発酵阻害物質添加を行うことで、 その酵母は高温下、発酵阻害物質存在下で増殖が可能となることは確認されています。しかし、その環境下で培養された酵母を用いて、高温下、発酵阻害物質存 在下での同時糖化発酵(SSF)は行われていません。そこで、Saccharomyces cerevisiaeを高温のみ、および高温かつ発酵阻害物質存在下で前培養し、同様の条件下でSSFを行いました。そのグルコース消費量、エタノール生産量を分析し、影響を確認する事を目的とします。

18:00から意見交換会(参加費 800円 )を開催します。ご都合の付く方はこちらにもご参加ください。



【お問い合せ先】

中国地域バイオマス利用研究会

広島大学 大学院工学研究科 機械システム工学専攻内

TEL:082-424-5762 / FAX:082-422-7193

メール: bprc[AT]hiroshima-u.ac.jp

([AT]は半角@に置き換えてください。)


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