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第30回広島大学バイオマスイブニングセミナーのご案内



(English mode is here.)

広島大学バイオマスプロジェクト研究センターと中国地域バイオマス利用研究会の共催で「広島大学バイオマスイブニングセミナー」を開催しています。バイオマスに関する基本的な考え方から最先端の情報までをカバーして、この地域におけるバイオマスの活動に資することを目的とするものです。第30回を以下の日程で開催しますので、ご参集ください。

  • 日時: 2015年4月20日(月) 16:20~17:50
  • 会場: 広島大学(東広島キャンパス) 工学部 講義棟 110講義室

【会場へのアクセス】

【プログラム】

  • 解説: 大学院工学研究院 教授 松村 幸彦
  • 司会: 大学院工学研究科 特任助教 Thachanan SAMANMULYA
講演 :広島大学大学院 先端物質科学研究科 博士研究員 喜多 晃久

「菌叢による嫌気的アルギン酸分解機構の解析

近年、コンブなどの褐藻類は次世代のバイオマスとして注目されています。アルギン酸は褐藻類の主要成分であり、その含有量は乾燥重量で40%に達します。しかし、アルギン酸は微生物により分解されにくいため、微生物による褐藻類からの有用物質やエネルギー生産の際に律速因子となり得ます。これまでの研究で、我々はアルギン酸を効率よく分解する菌叢の取得に成功しており、その機構の解析を進めています。今回は、これまでの進捗を紹介します。



講演 : 広島大学大学院工学研究科 M1  永野 廉

「キシロースの水熱分解による有機酸生成特性

近年、環境問題が深刻化している中で、再生可能なエネルギーであるバイオマスに注目が集まっています。その有効な処理方法に超臨界水ガス化があげられます。グルコースのガス化において有機酸が律速段階となっていることが示唆されており、キシロースにおいても生成される有機酸の挙動を確認することは重要です。そこで本研究では、キシロースを水熱処理し、それらの結果から反応ネットワークを求め、反応速度定数を計算しました。



講演 : 広島大学大学院工学研究科 M1  山口 直希

「各種溶媒を用いたセルロース充填層の溶解」

セルロースの水熱処理において溶解と加水分解の制御が難しいという問題があります。濃度を変化させた酢酸、エタノール、炭酸ナトリウムでセルロースを水熱処理し、可溶化の進み方、得られる生成物の変化を議論しました。溶液濃度の増加に伴いセルロースの可溶化は緩やかに進み、糖収率の割合は溶媒により変化しました。

18:00から意見交換会(参加費 800円 )を開催します。ご都合の付く方はこちらにもご参加ください。



【お問い合せ先】

中国地域バイオマス利用研究会

広島大学 大学院工学研究科 機械システム工学専攻内

TEL:082-424-5762 / FAX:082-422-7193

メール: bprc[AT]hiroshima-u.ac.jp

([AT]は半角@に置き換えてください。)


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