2022年度 第52回教育研究会

2022年度 第52回教育研究会のご案内

 昨年度は,新型コロナウィルス感染症対策のため,参加いただく方を中国地方の教育関係者に限定し,また各教科の参加者定員を10名として,10名を超えるお申し込みをいただいた場合は,抽選にて参加者を決定させていただきました。

 今年度は,現在の時点で,参加いただく方に制限を設けるか等,未確定となっております。10月はじめには,こちらでお知らせできる予定です。

研究会全体テーマ

確かな知的基盤と柔軟な発想に基づくSDGsに向けた課題解決能力の育成Ⅲ

学校長あいさつ

拝啓

 皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

 本校は2015年から5年間のスーパーグローバルハイスクール事業,2020年から3年間のWWL(ワールドワイドラーニング)コンソーシアム構築支援事業のカリキュラム開発拠点校として研究開発に取り組んできました。今年度はWWLの指定最終年度にあたり,これまで取り組んできた,国内外の高校や大学との連携や,西日本地域におけるグローバルリーダー育成を目指す研究開発のまとめをおこない,成果を発信していく予定です。

 本研究会ではこの取り組みの一端をご紹介するとともに,グローバルリーダーの基礎となる「確かな知的基盤」,「柔軟な発想」,「課題解決能力」をキーワードとした各教科の実践を公開いたします。
 コロナ禍で様々な制約のある中,皆様の安全にも配慮しつつ工夫して当研究会を実施しますので,よろしくお願いいたします。

                                             敬具

               令和4年9月 広島大学附属福山中・高等学校  校 長  清 水 欽 也

期日  2022年 11月25日(金)

主な内容

◆午前:公開授業(中学校・高等学校)
 ・教科(WWLの取り組みを含みます)
   国語,社会,数学,理科,保健体育,芸術(書道),技術,英語 
◆午後:
 ・分科会(各教科・・・新教科を含む)
 ・全体会
   グローバル型探究学習のすすめ ~当校の取組から~(仮)
     広島大学大学院人間社会科学研究科 教授 清水 欽也(当校 校長)

 

受   付 9:20~ 9:50
公開授業Ⅰ(各教科および研究開発関連新教科など) 9:50~10:40
公開授業Ⅱ(各教科および研究開発関連新教科など) 11:00~11:50
昼食・休憩 11:50~12:50
分科会(各教科・・・研究開発の取り組みを含む) 12:50~14:40
全体会 15:00~16:30

各教科の公開授業および分科会の内容

国 語

 私たちは日々の生活の中で,言葉を使って会話し,その言葉をもとに自分や世界について想像し,考えます。しかし,言葉が使いなれたものになると,自分も世界も固定化されたものになってしまうことが多くなります。 私たち国語科は,さまざまな言葉の学びを通して,自分とは異なる考えや背景を持つ他者の言葉や世界を理解し,自分や世界について見つめなおすことのできる生徒を育てたいと考えています。

 本研究会では,生徒が言葉の世界を拡げることを通して,自分や世界について見つめなおし,創造する国語の授業を提案いたします。

社 会

 社会科(地理歴史科・公民科)では「社会を分析・考察し,課題解決能力を育てる授業研究Ⅱ」というテーマで公開授業を行います。地理A(高等学校2年)において,ワークショップの振り返り活動を通して,南北問題を俯瞰し分析する授業を提案します。歴史的分野(中学校3年)において,国際社会における日本の役割の考察を通じて,合意形成のあり方に関する授業を提案します。また,川口広美先生(広島大学大学院人間社会科学研究科准教授)をお招きして,「課題解決能力を育成する社会科授業とは」というテーマでご講演いただきます。

数 学

 「数学的活動による課題解決能力の育成~数学的な見方・考え方を重視して~」をテーマに公開授業と研究発表を行います。中学校1年の公開授業では,単元を振り返るための概念図を作る活動を行い,単元を俯瞰的に見ること,流れをつかむことをねらいとした授業を行います。高等学校2年生の公開授業では,前提となる数学的知識を理解し,コンピュータを用いてデータ分析を行うことで,その結果の理解を深める授業を行います。研究発表では,具体的な事例や事象,または漠然とした概念に対する個々人の考えを,数や式,図を活用して表現する教材を提案します。

理 科

理科は,昨年に続いて「探究の過程を通じて課題解決能力を育む理科授業 Ⅲ」をテーマとして,探究の過程を通じた学習活動を行い,当校のWWLで重視している資質・能力の育成を図る実践研究に取り組んでいます。公開授業では,中学校「気象とその変化」の単元(当校の研究開発に伴い第3学年で実施)において,PCを活用した探究活動を取り入れた授業を,高校1年化学基礎「酸化還元反応」の単元において,パフォーマンス課題に取り組む活動を計画しています。分科会では,公開授業の研究協議を通じて,授業内容や教材などへのご意見や情報交換をご来校いただいた先生方と行わせていただきたいと考えています。 

保健体育

中学校2年生の体育理論では,運動の計画と実践に繋げる力を育むことをめざします。そのために,運動生理学の視点から,学んだ知識を生かして実際に持久走の授業で実践し,日常生活に繋がる学習を行います。高等学校2年生男子の鉄棒運動の授業では,グーグルなどを活用し,個々の生徒の課題や技のポイントやコツを即時的に集団で共有することで「わかる」「できる」を味わうことができる授業をめざします。

芸術(書道)

毛筆をほとんど使用しない現在,特に上下運動,つまり抑揚というものを理解させるのが非常に難しい状況になっています。筆の上下運動を太さ細さという二次元的なとらえだけではなく,深さ浅さのような立体的にも体感できるような工夫をしたいと思っています。いろいろな道具を使うことによって,からだで抑揚の感覚がつかめるような方向で進めていきます。その感覚を『蘭亭序』の臨書に活かして,柔らかさを持った行書作品が書ければと考えています。

技 術

「C エネルギー変換の技術」において,Tech未来教材を活用した問題解決活動を行います。動力伝達の仕組みやリンク機構などを組み合わせ,生活や社会をより便利にする機械モデルをグループで提案します。生活や社会の中での困り事や不便などの問題を見つけ出し,それらを解決するための課題をグループごとに設定します。ユーザーのニーズに応えられる製品モデルを提案する活動を通して,生徒の技術イノベーション力の育成を目指します。

英 語

中学校3年生の授業では,課題解決を目標とした言語活動として,生徒がICTを活用しながらディスカッションを行う授業の一例を提案します。高等学校1年生の英語コミュニケーションⅠの授業では,課題解決能力を身につけることを目標に言語活動を展開します。公開授業では,情報や考え,気持ちなどを話して伝え合うやり取りを通じ,合意形成に必要な手順を学ばせます。

新教科「現代への視座」と「研究への誘い」 (各教科の中で扱います)

 平成15年度から平成26年度の12年間にわたり,文部科学省研究開発学校の指定を受け, 研究開発校として研究と実践を重ねて来ました。平成27年度からはスーパーグローバルハイスクールの指定を受け, 「瀬戸内から世界へ!世界から備後へ!―グローカルイノベーションと合意形成を柱に―」 を開発課題として,新たなカリキュラムの開発と試行に取り組んできました。
 令和2年度からはワールド・ワイド・ラーニング(WWL)コンソーシアム構築支援事業の取り組みとして,教育課程では中学校,高等学校に新教科「現代への視座」・「研究への誘い」を創設し,総合的な学習の時間とあわせて実践しております。 研究会では,総合的な学習の時間の取り組みも各教科の公開授業や,分科会の中で報告します。

令和4年度 研究開発 研究課題(テーマ)
 確かな知的基盤と柔軟な発想に基づくSDGsに向けた課題解決能力の育成Ⅲ

平成21年度~23年度 研究開発の詳細はこちら
平成24年度~26年度 研究開発の詳細はこちら
平成27年度~31年度 研究開発(スーパーグローバルハイスクール)の詳細はこちら

令和2年度~令和4年度 研究開発(WWL:ワールドワイドラーニングコンソーシアム構築支援事業 カリキュラム開発拠点校)の詳細はこちら

教科別研究主題

教 科 研 究 主 題
国 語 自分や世界について見つめなおし,創造する国語の授業
社 会 社会を分析・考察し,課題解決能力を育てる授業研究Ⅱ
数 学 数学的活動による課題解決能力の育成~数学的な見方・考え方を重視して~
理 科 探究の過程を通じて課題解決能力を育む理科授業Ⅲ
保健体育 仲間と協働し多面的に試行を深める保健体育の授業
芸術(書道) 臨書の仕方を工夫することにより,課題解決能力を育成する
技 術 生活や社会における課題解決を通した,技術イノベーション力の育成
英 語 課題解決能力の育成をめざした英語教育の創造

公開授業

※当校は中学校・高等学校6カ年一貫教育を実践しており,中学校を1~3年,高等学校を 4~6年と呼んでいます。公開研究授業の合評会は,分科会に含まれています。

教 科 時限 学年・クラス 授 業 内 容 授業者 会 場
国 語 2C 国語 原田 光三郎 2C教室
  「夏の葬列」を読む
5A 現代文 川中 裕美子 5A教室
  次の時代を考える―AIと「紙の」本―
社 会 5年Ⅱ群 地理A 實藤 大 社会科教室
  南北問題を俯瞰し分析する -ワークショップの振り返り活動を通して-
3B 社会(歴史的分野) 大江 和彦 社会科教室
  国際社会における日本の役割を考察する -合意形成のあり方を考える- 
数 学 1C 数学 甲斐 章義 1C教室
  概念図を利用した活動
Ⅱ  5E 数学 藤井 一朗 5E教室
  データの分析の周辺
理 科 3C 理科 第2分野(地学) 平賀 博之 コンピュータ教室
タイムラプス映像を探究活動にいかす -ひとり1台PCの活用-
4A 化学基礎 大方 祐輔 化学教室
  酸化還元反応
保健体育 2・A B 保健体育 藤村 繰美 保健教室
  日常の中に運動を ~生きて繋がる体育理論の授業~
5・C D 保健体育 合田 大輔 体育館
  協働的な学びの中で「わかる」「できる」を味わう鉄棒運動の授業
芸 術
(書道)
4・CDE 書道Ⅰ 江草 洋和 A3教室
  『蘭亭序』を臨書する ~行書の筆遣い“抑揚”を学ぶ~
技 術 2A 技術 三浦 利仁 製図教室
 生活や社会を便利にする機械モデルを提案しよう
英 語 4A コミュニケーション英語Ⅰ 千菊 基司 4A教室
  Communication in Practice 2:Taking Part in International Volunteer Work
3A 英語 福澤 健 3A教室
  New Crown English Series 3:Lesson 6 Imagine to Act

分科会

教 科 分 科 会
内  容 指導助言者 会 場
国 語  授業反省および研究協議   広島大学大学院人間社会科学研究科教授
            間瀬 茂夫
 広島大学大学院人間社会科学研究科教授
            川口 隆行
会議室
社 会  授業反省および研究協議

 < 講 演 > 「課題解決能力を育成する社会科授業とは」
  広島大学大学院人間社会科学研究科准教授 川口 広美

 広島大学大学院人間社会科学研究科准教授
            川口 広美
社会科教室
数 学  授業反省および研究協議

 <研究発表>
  「数学的な表現力を育てる教材開発」  発表者 重松 正樹

 広島大学大学院人間社会科学研究科准教授
            影山 和也
 岡山大学学術研究院教育学域准教授
            服部 裕一郎
6E教室
理 科  授業反省および研究協議   広島大学大学院人間社会科学研究科教授
            磯﨑 哲夫
 広島大学大学院人間社会科学研究科教授
            古賀  信吉
生物教室
保健体育  授業反省および研究協議  広島大学大学院人間社会学研究科助教
           尾崎 雄祐
 広島県教育委員会豊かな心と身体育成課
       学校体育係指導主事
           森垣 雅俊
保健教室
芸 術
(書道)
 授業反省,「創造Ⅰ」の授業内容の発表および研究協議  広島大学大学院人間社会科学研究科教授
             松本 仁志
A3教室
技 術   授業反省および研究協議
 
 < 講 演 > 「今後の技術・家庭 技術分野への期待」
  文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官 渡邊 茂一
 文部科学省初等中等教育局教育課程課
       教科調査官
             渡邊 茂一
 広島大学大学院人間社会科学研究科准教授
             谷田 親彦
被服教室
英 語   授業反省および研究協議   広島大学大学院人間社会科学研究科教授
             松浦 伸和
 ノートルダム清心女子大学
       英語教育センター教授
             小橋 雅彦
5B教室

参加費 無料

<以下,未確定の内容があります>

申し込み方法

参加のお申し込みは,Google Forms から必要事項を入力して送信してください。(後日 公開します)
ご記入いただく個人情報は,当校研究会の運営目的以外では利用いたしません。
申込内容の確認や,緊急の連絡等が必要になった場合は,ご入力いただいたメールアドレスにご連絡を差し上げます。
 

お弁当の必要な方は,参加申込の際にお弁当希望と入力いただきましたら,手配させていただきます。
昼食のお弁当は1000円(お茶付き)です。 ※代金は当日の受付でお支払いください。
申し込まれたお弁当をキャンセルされる場合は,「直前」や「連絡なし」でのキャンセルとならないよう,ご配慮ください。

 

お問い合わせ先

広島大学附属福山中・高等学校 研究部 
〒721-8551 広島県福山市春日町5丁目14番1号
TEL 084-941-8424  FAX 084-941-8356
Email kenk2022(アット)hiroshima-u.ac.jp (送信の際は(アット)の部分を@に変えてください) 
 

ご来校いただく際のお願い

駐車場には限りがありますので, できるかぎり公共の交通機関をご利用ください。
お車でお越しの際は,駐車場入り口に警備員がおりますので,指示に従ってお入りください。

以下のリンクから,過去5年間の研究会の内容をご覧いただけます


up