2026年度 公開授業・分科会の内容

国語

研究主題:自分や世界について見つめ直し,創造する国語の授業

 私たちは日々の生活の中で,言葉をもとに自分や世界について見つめ,考えます。しかし,膨大な情報が行き交う現代社会では,価値観やものの見方が絶えず揺れ動いています。何が本当なのか,何を信じればよいのかが見えにくい時代にあって,使いなれた言葉だけに頼っていると,自分も世界も狭く閉じられたものになってしまいます。
 本校の国語科では,さまざまな言葉の学びを通して,自分とは異なる考えや背景を持つ他者の言葉を理解し,自分や世界について見つめ直すことのできる生徒を育てたいと考えています。
 本研究会では,生徒が言葉の世界を拡げることを通して,自分や世界について見つめ直し,創造する国語の授業を提案いたします。

公開授業 Ⅰ(10:00〜10:50)

 河村 紘希  古典を重層的に読む 高校2年 古典探究

公開授業 Ⅱ(11:10〜12:00)

 手串 美香  短歌を読む 中学2年 国語

分科会 Ⅰ・Ⅱ(13:00〜14:50)

 公開授業合評会

指導助言者

 川口 隆行 (広島大学大学院人間社会科学研究科 教授)
 井上 泰  (福山大学大学教育センター 准教授)

社会

研究主題:社会的な見方・考え方を働かせ,新たな時代に必要な資質・能力を育成する授業研究 

 社会科(地理歴史科・公民科)では,「社会的な見方・考え方を働かせ,新たな時代に必要な資質・能力を育成する授業研究」をテーマに,公開授業を行います。中学校社会科歴史的分野(中学校1年生)では,「現在は過去とどう繋がっているか」と題し,「歴史総合」の学習に向けて,中学校社会科歴史的分野で身につけておきたい知識と技能をテーマとした授業を提案します。また,川口広美先生(大学院人間社会科学研究科准教授)をお招きし,「社会と出会い,社会を考える社会科授業―越境を通した学びのデザイン―」を題目にご講演いただきます。

公開授業 Ⅰ(10:00〜10:50)

 大江 和彦  現在は過去とどう繋がっているか 中学1年 歴史的分野

公開授業 Ⅱ(11:10〜12:00)

 越境(社会・家庭)へご参加ください。

分科会 Ⅰ(13:00〜13:50)

 公開授業合評会,指導助言

 〈講演〉社会と出会い,社会を考える社会科授業 -越境を通した学びのデザイン-    川口 広美

指導助言者

 川口 広美 (広島大学大学院人間社会科学研究科 准教授)

数学

研究主題:数学の本質的な学びを基盤とした新たな時代に必要な能力の育成

 「数学の本質的な学びを基盤とした新たな時代に必要な能力の育成」をテーマに公開授業を行います。確率分布と統計的な推測で学んだ知識をもとに,データをクラスに割り当てる分類について考える授業を行います。

公開授業 Ⅰ(10:00〜10:50)

 藤井 一朗  データをクラスに割り当てる 高校3年 数学B

公開授業 Ⅱ(11:10〜12:00)

  越境(数学・美術・音楽)へご参加ください。

分科会 Ⅰ(13:00〜13:50)

 公開授業合評会

指導助言者

 影山 和也  (広島大学大学院人間社会科学研究科 准教授)
 服部 裕一郎 (岡山大学学術研究院教育学域 准教授)

理科

研究主題:課題を科学的に探究する力を育む理科授業Ⅳ

 理科のテーマである「課題を科学的に探究する力を育む理科授業Ⅳ」が示すように,科学的に探究する力に着目した実践研究も4年目になります。
 公開授業では,探究のために必要な資質・能力を捉えなおす活動を中心に据えた授業を計画しています。中学校は3年生「化学変化と電池」単元において,「結論・考察過程に『言い過ぎ』はないか」を問いかけ,結果からわかることと知っていること,結果と考察の扱いについて再度考えさせる授業を行います。高校は,2年生物理基礎の授業ですが,発展的な学習内容として「剛体のつりあい」の事象を扱います。実際の事象を見ながら,物理基礎の「力のつりあい」の学習だけでは見えてこない,力のはたらきについて深く学んでいく授業を計画しています。分科会では,公開授業の研究協議を通じて,授業内容や教材などへのご意見や情報交換をご参加いただいた先生方と行わせていただきたいと考えています。

公開授業Ⅰ(10:00〜10:50)

 西山 和之  化学変化と電池 中学3年 理科 第1分野

公開授業Ⅱ(11:10〜12:00)

 岡本 英治  剛体のつりあい 高校2年 物理基礎

分科会 Ⅰ・Ⅱ(13:00〜14:50)

 公開授業合評会,指導助言・講演

指導助言者

 磯﨑 哲夫 (広島大学大学院人間社会科学研究科 教授)
 松浦 拓也 (広島大学大学院人間社会科学研究科 教授)

保健体育

教科テーマ:仲間と協働し,多面的に思考を深める保健体育の授業

 中学2年生のベースボール型では,得点方法を工夫したソフトボールの授業を実施します。生徒一人一人が状況判断をする中で,打ったり走ったりすることの楽しさや,得点することの喜びを味わえる授業を展開します。
 高校1年生の短距離走の授業では,ペアで走る活動や走りの模倣,対話的活動など他者と運動感覚を共有しようとする活動を通して,走りをコントロールする能力を高めながら,走動作の理解を深めることができる授業を展開します。

公開授業Ⅰ(10:00〜10:50)

 福田 健太郎  中学2年生を対象とした「大量得点型」ソフトボールの授業実践 中学2年 保健体育

公開授業Ⅱ(11:10〜12:00)

 信原 智之  走りをコントロールする能力を高める短距離走の授業 高校1年 体育

分科会 Ⅰ・Ⅱ(13:00〜14:50)

 公開授業合評会

指導助言者

 辻 修平  (広島県教育委員会学びの変革推進部 部活動改革推進室 学校体育係 指導主事)
 松本 佑介 (広島大学大学院人間社会科学研究科 助教)

技術

研究主題:テクノロジーによる課題解決を通した,新たな価値を創造できる資質・能力の育成
 

 「健康な生活をサポートするコンテンツの開発」を題材に,各自が収集・分析したデータをもとに,グループごとにターゲットを絞り込んで健康課題を特定し,AI(機械学習)を用いたプロトタイプを構想します。限られた時間の中でよりよいコンテンツ制作を行うために,アイデアを深め,プログラミングを行う際には生成AIを活用します。新教科「情報・技術科(仮称)」が掲げる,テクノロジーを活用して「新たな価値を創造する資質・能力」の育成を目指した授業を提案します。

公開授業Ⅱ(11:10〜12:00)

 三浦 利仁  AI(機械学習)技術で人々を健康にしよう
        ~健康な生活をサポートするコンテンツの開発~ 中学3年 技術・家庭(技術分野)

分科会(13:00〜14:50)

 公開授業合評会

 <講演> 次期学習指導要領を見据えた『情報・技術科』の展望 渡邊 茂一

指導助言者

 渡邊 茂一 (国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部 教育課程調査官)
 渡辺 健次 (福山市立大学副学長・教授)

英語

研究主題:これからの時代の思考力・判断力・表現力の育成をめざした英語教育

 高校1年生の論理表現Ⅰでは,自分の意見を主張することに終始するディスカッションではなく,他者との対話を通して自らの考えを深めるディスカッションを行います。価値観や根拠に着目させることで,生徒が問題を多面的に捉え,自らの考えを問い直したり,よりよい考えを協働的に構築したりする学びの在り方を提案します。中学2年生の授業では,朗読劇(Readers Theatre)を活用した英語授業を提案します。 AIでは代替できない協働的な学びの中で,英文理解の精緻化,多面的な解釈,対話を行い,思考力・判断力・表現力を育成する授業をめざします。

公開授業Ⅰ(10:00〜10:50)

 伊藤 直美  Thank you for your support during my stay Vision QuestⅠAdvanced : Lesson7
        高校1年 論理・表現 Ⅰ

公開授業Ⅱ(11:10〜12:00)

 二川 敬伍  Gifts from China NEW CROWN English Series 2:Lesson 7
        中学2年    英語

分科会 Ⅰ・Ⅱ(13:00〜14:50)

 公開授業合評会

指導助言者

 川端 祐貴 (福岡県教育庁教育振興部高校教育課 指導主事)
 草薙 邦広 (広島大学大学院人間社会科学研究科 准教授)

越境(社会・家庭)

 高校家庭基礎「家族・家庭生活と生活設計」を基盤に,高校地理総合「生活文化の多様性と国際理解」との教科越境を通して,家事労働の意味と価値を再考する授業です。本授業では,シンガポールにおける家事労働の外部化と,日本に見られる「家事労働を愛情表現として意味づける文化的価値観」を比較します。その比較を通して,家族や家庭生活の在り方は,国や地域の文化,社会の仕組みと関わりながら形づくられていることに気づかせます。生徒は,家事労働を単なる分担や効率の問題としてではなく,文化や社会によって意味づけられる価値の問題として問い直します。そして,自分たちにとって当たり前に見える家庭観を相対化し,自他のウェルビーイングを実現する生活の在り方を構想することを目指します。

公開授業Ⅱ(11:10〜12:00)

 見島 泰司(社会)
 蔭山 映子(家庭)  ウェルビーイングを支える社会と家庭のあり方を問い直す
            ―家事労働をめぐる価値観の越境を通して― 高校1年 越境(社会・家庭)

分科会 Ⅱ(14:00〜14:50)

 公開授業合評会

指導助言者

 牧 貴愛 (広島大学大学院人間社会科学研究科 教授)

越境(数学・音楽・美術)

 数学,音楽,美術のそれぞれの教科における「美しさ」とは何か,どのようなものを美しいと感じるか,について議論し,互いの美しさについて,それぞれの視点で考え,葛藤を生じさせる授業を提案します。

公開授業Ⅱ(11:10〜12:00)

 重松 正樹(数学)
 藤井 惠子(音楽)
 牧原 竜浩(美術)  美しさは証明できるのか ―数学と芸術の視点を越境して―
            中学3年 越境(数学・音楽・美術)

分科会 Ⅱ(14:00〜14:50)

 公開授業合評会

指導助言者

 影山 和也 (広島大学大学院人間社会科学研究科 准教授)
 伊藤 真  (広島大学大学院人間社会科学研究科 教授)
 蜂谷 昌之 (広島大学大学院人間社会科学研究科 准教授)


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