専攻長メッセージ

社会経済システム専攻     専攻長  鈴木 喜久

経済学を大学院レベルで学ぶところを、広島大学ではこのタイトルのように呼びます。社会科学研究科が3つの専攻から成っており、経済学分野の大学院の名称がこれです。

近年における大学院入学者たちの進学理由は専門的な研究者を目指すという単線的なものではなく(以前の大学院の社会的な役割は大学教員の養成が主眼でした)、多様化しています。企業を目指す者、公務員を目指す者、さらにもちろん専門的な研究者を指向する者もいます。学部での勉強に加えてより専門的な素養を持ったうえで進路を模索しようという考え方がかなり広まってきていると言えましょう。そのようなニーズに答えるべく本専攻の入学試験は研究者養成コースに加えて修士専修コース(受験科目数が研究者養成コースよりも少ない)、推薦入試、更にフェニックス入試(小論文と面接および志望理由重視)と多様性を持たせています。また、博士課程後期は英語のみで修了することが可能で、入学希望者のために外国人留学生特別選抜入学試験を実施しています。東千田キャンパスでは小さい規模ながら社会人の勤務形態にも配慮して、夜間の授業を提供することも行っています。大学院生の指導にあたる教員は個別指導を旨とし、研究の進捗と論文の完成に向けて親身になってサポートします。

広島大学は、文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援において、世界大学ランキングトップ100を目指す力のある、世界レベルの教育研究を行う「スーパーグローバル大学(トップ型)」に採択されました。トップ型は、世界大学ランキングのトップ100を狙う実力がある世界レベルの研究を行う大学で、全国で13校のみ指定されました。本学では、将来的には、過半数の学生がTOEICで730点以上を取得することを目指しています。

学問探求の場として、学部レベルより一段上の研鑽を加えて更なるキャリア・アップを目指す場として本専攻への進学を考えてみませんか?


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