比較経済システム

目的・目標

現代の経済システムは様々な問題を抱えています。 こうした問題を理解し、解決を模索するためには、長期的なパースペクティブと柔軟な思考力が必要です。

比較経済システムプログラムでは、個々の経済問題を、有機的な統一体としての経済システム全体との関わりのなかで把握し、比較分析という手法に基づいて検討することを重視しています。たとえば、ヨーロッパや日本などの多様な経済システムがそれぞれどのような過程をたどって今日まで発展してきたかを比較することを通じて、それぞれのシステムの特徴を理解します。また、さまざまな経済学派の比較検討を行い、多様な考え方を修得します。こうした授業によって、転換期の諸問題に取り組むための広い学問的能力を養うことを目指します。

対象

比較経済システムプログラムで対象とする学生は、以下の3つの層を想定しています。

  • 学部を卒業して引続いて大学院で学ぶ学生
    • 学部での学習を基礎に、さらに勉強を続け専門的な学問的能力を身に付けたいと意欲を持つ学生を歓迎します。
  • 留学生
    • これまで学んできた知識に加え、広い学問的素養を前提に、より高度な理論的思考力を修得したい留学生を歓迎します。その際、日本語能力試験1級程度の日本語能力が要求されます。
  • 社会人
    • 本プログラムでは、2年以上の職歴又は社会的経験(主婦等も含む)を有する社会人のための「修士専修選抜(社会人特別選抜)」を実施しています。この社会人特別選抜は、社会人の新たな学習意欲の高まりにこたえるための、社会人の再教育・生涯学習を目的とした2年間のコースです。また、本プログラムでは、他のプログラムと同様に、「修士専修選抜(フェニックス入学制度による特別選抜)」を実施しています。この選抜も社会人の再教育・生涯学習を目的とした制度です。修士の学位取得後、引き続き、博士課程後期への進学の道が開かれています。

履修方法

授業科目は、必修科目、選択必修科目、選択科目に分かれます。必修科目は特別研究で、指導教員の特別研究を4学期(1年次前後期、2年次前後期)にわたり履修します。選択必修科目は、本プログラムの教員が開講している授業科目のなかから、指導教員の指導のもとに選択します。選択科目は他の授業科目から履修します。修士課程の2年間、同一の指導教員が修士論文作成のための研究指導を行い、最終学期に修士論文を完成します。

担当教員

教員紹介をご覧ください。

基礎情報

設置場所

東広島キャンパス

講義時間

月曜日~金曜日 8:45~10:15、10:30~12:00、12:50~14:20、14:35~16:05、16:20~17:50 (5時限)

標準修業年限

  • 博士課程前期:2年
  • 博士課程後期:3年


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