日本鶏保護増殖舎の竣工式を行いました



広島大学大学院生物圏科学研究科は、平成23525日(水)、研究科精密実験圃場内にかねてより建設中だった「日本鶏保護増殖舎」の竣工式を行いました。



午前11時から開催された竣工式では、浅原利正広島大学長、江坂宗春生物圏科学研究科長のあいさつに続き、約60名の関係者が見守る中、浅原学長、江坂研究科長、都築政起日本鶏資源開発プロジェクト研究センター長の3名が、看板の除幕を行いました。



同センターでは、国の特別天然記念物「土佐のオナガドリ」等を筆頭に、シャモやチャボなどの日本鶏ならびにレグホーンやプリマスロックなどの外国鶏を総計50品種保有し、また4種のウズラ(ニホンウズラ、ヒメウズラ、カンムリウズラ、コリンウズラ)においても、羽の色の異なる突然変異系統を中心に、28系統(総羽数1,500)を保有するなど、家禽資源の種類の豊富さは他に類例を見ません。



完成した新鶏舎は2階建て延べ225平方メートルで、1階は天然記念物の鶏を飼育する成鶏室26室、2階には空調設備を備えた飼育室3室が設けられ、日本鶏に関する国内最大規模の研究拠点となります。



同日午後から開催された竣工記念シンポジウムでは、福本 幸夫氏(帝京科学大学教授・前安佐動物公園園長)と竹内 栄氏(岡山大学大学院自然科学研究科 准教授)の講演が行われ、また、南国市大篠長尾鶏保存会会長の池本 俊夫氏が日本鶏保存功労者表彰を受けました。

完成した日本鶏保護増殖舎
浅原学長のあいさつ
看板の除幕
看板の文字は同センターの前田照夫

遺伝資源保存部門長によるもの
都築センター長の説明を聞く浅原学長
2階の飼育室の様子
特別天然記念物のオナガドリを披露
【お問い合わせ先】


広島大学大学院生物圏科学研究科 家畜育種遺伝学研究室
TEL/FAX:082-424-7950
E-mail:tsudzuki(AT)hiroshima-u.ac.jp

※(AT)は半角@に変換してください。


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