広島大学宇宙科学センターの川端弘治准教授、京都大学の山中雅之研究員(2011年度まで広島大学 学振特別研究員)を含む、国立天文台の田中雅臣助教、東京大学カブリIPMU の前田啓一助教らで構成される研究グループは、すばる望遠鏡を用いた観測により、大質量星が一生の最期に起こす「超新星爆発」の形がでこぼこした3次元構造を持っていることを明らかにしました。
本研究は、偏光観測という手段を用いて、銀河系外で起きた超新星爆発の爆発直後の3次元的な形を捉えることに成功したという点で新しく、またこれから出現する多くの超新星爆発にも応用できる画期的なものです。超新星爆発の形状を探る道を新たに開くもので、長年にわたる謎である超新星爆発のメカニズムを解明する糸口となることが期待されます。
この研究成果は、2012年7月20日に発行された天体物理学専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル』に掲載されました。
研究観測の成果は、下記のウェブサイトに掲載されています。
【お問い合わせ先】
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広島大学 宇宙科学センター 准教授 川端弘治
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E-mail:kawabtkj*hiroshima-u.ac.jp
■この記事に関すること
広島大学学術・社会産学連携室広報グループ
TEL:082-424-6017
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