広島大学病院−「看護師のためのエイズ研修会」を開催



高田エイズ医療対策室長による講演

広島大学病院では平成17年1月12日から13日にかけて中国・四国地区の診療施設の看護師が,HIV感染者/エイズ患者の基本的なニーズを知り,よりよいケアを提供できるようになることを目標に「第8回看護師のためのエイズ研修会」 を開催しました。

この研修会は今回が第8回目で11人の看護師が受講し,累計では約60人になります。

 

本プログラムは高田 昇エイズ医療対策室長による「HIV/AIDSの基礎知識」と題しての広島大学病院のエイズ診療の現状と課題を豊富なカラー写真を用いた講演,畝井浩子薬剤管理指導室長による「抗HIV薬の服薬援助について」,鳩貝啓美NPO法人アカー副代表理事による「セクシュアリティ」,喜花伸子エイズ医療対策室カウンセラーによる「心理的支援について」等やロールプレイを交えた豊富なプログラムでした。

参加者は患者さんによる「不安と戸惑い,些細な事柄が道しるべに」と題した車座になってのトークに「エイズは新しい病気で,多くの医療者は学習の機会があまり無いので診療支援に向け,大変参考になった。」と話していました。

なお,厚労省の指定で中国・四国地区には60のエイズ拠点病院があり,その中で本院はブロック拠点病院として,診療支援や情報提供とともに教育・研修の役割を担っています。



※本院スタッフが実際の運用にあたっています関連サイト:中四国エイズセンター

http://www.aids-chushi.or.jp/



【記事に関する問い合わせ先】

 広島大学病院 総務グループ副課長 近藤 博明

 TEL 082−257−5014

 E-mail byo-hisyo-fkacho@office.hiroshima-u.ac.jp



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