Activity

広大VBLの活動内容

学生向けの「アントレプレナーシップ」、「MOT教育」、社会人まで対象を広げた「ひろしまアントレプレナーシッププログラム」、「ひがしひろしま創業塾」、「公開講座:イノベーティブ企業家」などの教育プログラムを提供しています。また、大学発ベンチャー創出の推進にも取り組んでいます。

平成26年度には、文部科学省グローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGE)に採択され、「EDGEひろしまアントレプレナーシッププログラム」がスタートしました。これにより、地域産業界と連携して、アントレプレナーシップの養成をさらに強化してまいりましたが、本取組のさらなる発展をめざし「ひろしまアントレプレナーシッププログラム」を推進しています。

1.学部教養教育「アントレプレナーシップ」

(学部生対象:東広島キャンパス、東千田キャンパス 単位2単位)

アントレプレナーシップは「企業家精神」と訳されます。訳語が与える狭義の意味にとどまらず,広義に解釈すると,この言葉には「業」(こと)を「企てる」ために必要となるその人のあり方《心の持ち方,態度,スキル》が含まれます。大学課程でこの自分のあり方をしっかり考えて頂くことで,大学での学びと社会で働くことの関係性を理解することを目標としています。実社会の企業活動におけるプロセスや課題を実践的な事例を通して体得してもらい,その理解を深めてもらいます。

アントレプレナーシップの中で,①問題を機会・可能性として捉える,②問題についての「常識」を疑う考え方,態度,スキルが身につき,大学生活や社会で役立てることができます。

2.学生と社会の接点形成の促進

  • ひろしまアントレプレナーシッププログラム実施
    2014年より文部科学省グローバルアントレプレナー育成事業(EDGEプログラム)に採択され、「ひろしまアントレプレナーシッププログラム」を平成26年度からスタートしました。国・地域におけるイノベーション創出の活性化のため、大学等の研究成果を基にしたベンチャーの創業や、既存企業による新事業の創出を促進する人材の育成と、その人材が活躍できるイノベーション・エコシステムの形成を目的としたものです。平成29年度からは、さらに、文部科学省次世代アントレプレナー育成事業(EDGE–NEXT: Exploration and Development of Global Entrepreneur)において継承され、本学は九州大学を主幹機関とするコンソーシアムの協力大学として活動しています。
  • 国際夏の学校実施
    「国際夏の学校」は、韓国・タイ・日本の3ヵ国から文系・理系の様々な学部・大学院に所属する学生が集まり開催する、2泊3日の短期サマースクールです。
    共に社会課題を発見し、英語で話し合いを重ねながら解決策を考案する、課題提案型ワークショップ形式で進めていきます。
    毎年1校が開催準備校となり、取り組む課題の設定、開催地についての理解を深める交流プログラムを、準備校の学生が中心になって企画し実行します。
    広島大学はこれまで、2014年「ユニバーサルデザインを学ぶ:多くの車椅子使用者のみなさんが動きやすい社会をデザインする」(宮島開催)、2108年「地域活性化を学ぶ:西条駅周辺の活性化を考えデザインする」(西条開催)をテーマに開催しています。
  • 大学院教育MOT(技術経営)教育
    (大学院生対象:4科目、英語版2科目、合計12単位)*
    平成16年度、MOT(技術経営)教育を理工系研究家共通講義としてスタートし、平成23年度より大学院共通科目として全学院生を対象に拡げました。MOT教育では、日本の優れた技術を経営に活かし、日本を活性化するという観点から、企業において、必要と考えられる経営に関する基礎知識(4科目:ベンチャー起業論、技術戦略論、知的財産および財務会計論、技術移転論)を学びます。(*工学研究院担当科目)
  • 中南米や国内のEDGE-NEXTコンソーシアム機関との交流
  • その他単発イベントの企画

3.大学発ベンチャー創出の推進

  • シーズ発掘プログラム実施・発表者 
  • 経済同友会ベンチャー支援イベント支援
    広島経済同友会のベンチャー支援イベントとして実施しています。
    内容は、広島経済界と経営者が集う会において、広島大学教員が大学発ベンチャー企業と大学シーズの事業内容、プラン、ビジョン等を紹介し、交流を深めるイベントです。
  • G1PEC実施 
    中南米の教員と広島県近隣の高校生、学生、及び社会人との交流を深めることを目的とし、
    メキシコ、コロンビア、ぺルー、ボリビアから来広される大学関係者の方から各国の抱えるソーシャルな課題を参加者とともにディスカッションします。途上国の問題解決に向けたイノベーティブな発想を出し合い、最終的にグループにて発表を行います。
  • 各種コンテストへの参加支援
  • 大学発ベンチャー相談窓口

4.地域社会とのパートナーシップの構築

  • プロジェクト型学修(PBL:Project Based Learning)とデザイン思考を組み合わせた教育カリキュラムの実施
    2017年から、高校生に向けた、city-high project(ch pro)の教育カリキュラム作成とワークショップ実施をおこなっています。
    ch proでは、広島市立高等学校から専門が異なる生徒が集まり、学校の枠を越えたチームを結成し、町の中の課題を見つけて課題策を考えます。その後、「広島市立高等学校の生徒による広島市議会への提案発表会」、広島市立高等学校総合文化祭などで、各チームからの提案を行います。
    まちづくりのアイデアを考えるプロジェクトを組むため、PBLとデザイン思考を組み合わせ、「まち、あそび:まちの中に、”あそび”をデザインする」をテーマに、3回のワークショップ行います。課題発見(フィールドワーク)、課題設定、解決策作り、アイデアの形作り(ラピド・プロトタイプ製作)、アイデアについて意見を聞く(ユーザーへの聞き取り)、発表資料のまとめ、という活動を通して、生徒たちが自分たちの視点と個性を活かした案を作ります。
  • プロジェクト型学修(PBL:Project Based Learning)を採り入れた企業内研修の実施
    2015年から、複数の企業において、「課題発見・解決型研修」を実施しています。
    企業内から選ばれたメンバーが、部署横断のチームを組み、これからの社会を見据えながら、事業との関連で課題を見つけ、課題に対して解決策を考える内容として進めます。
    社会学、経営学などからの知見や方法を活かした社会人教育として、参加者が、「論理的に考える思考」、「創造的に考える発想」の両方を意識的に使うよう、カリキュラムを構成しています。
    「ひろしまアントレプレナーシッププログラム」を中心に構築してきたエコシステムのつながりとして、プログラム修了の学生、社会人が、企業チームの話し合いなどを手伝うサポーター、講師として参加し、活躍しています。
    研修実施企業からは、「自発的に行動するようになった」、「新しいやり方など前向きな提案をするようになった」、「社員に大きな改善提案能力が見られるようになった」など、研修修了者の変化について伝えられています。
    また、研修から生まれた解決策が、会社の現場での新しい取組みとして採用されたり、新規商品・サービス案として展示会に出展されるなど、人財育成から、さらに具体的な成果へとつながり始めています。

5.社会人教育の推進

社会人教育の一環として起業を目指す学生・社会人を対象に、東広島市、東広島商工会議所と共催で、「ひがしひろしま創業塾」を開講しています。講義内容は起業家を養成し、起業の実務を修得します。また、平成20年度より公開講座「イノベーティブ企業家」を開講し、革新的な中小企業のもの作り活動について、企業のリーダーの方の講演会を開催しています。

6.EDGE―NEXTプログラムネットワークの維持

2014年より文部科学省グローバルアントレプレナー育成事業(EDGEプログラム)に採択され、「ひろしまアントレプレナーシッププログラム」を平成26年度からスタートしました。国・地域におけるイノベーション創出の活性化のため、大学等の研究成果を基にしたベンチャーの創業や、既存企業による新事業の創出を促進する人材の育成と、その人材が活躍できるイノベーション・エコシステムの形成を目的としたものです。平成29年度からは、さらに、文部科学省次世代アントレプレナー育成事業(EDGE–NEXT: Exploration and Development of Global Entrepreneur)において継承され、本学は九州大学を主幹機関とするコンソーシアムの協力大学として活動しています。

また、JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)や文部科学省との連携、およびNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)と起業家支援に係る相互連携・協力を図る覚書を交わし、本学内の研究シーズを基にした大学発ベンチャーの創造にむけた支援活動を実施しています。

7.イノベーション演習(HIRAKU主催)実施

企業から提供されるテーマに対し、広島大学の学部聴講生、大学院生や若手研究者たちが、産業界からの参加者と交わり、2か月間で課題を特定し、解決策を考えるために、プロジェクトを企画し提案を考えるよう進めます。
これまで、幅広い業種5社(株式会社ヒロツク、株式会社トイロ、株式会社ラックス、株式会社小泉新聞舗、株式会社プランニングサプライ)に提案いただき、佃煮、木製品、屋上、情報提供、地域活性などのテーマについて取り組んでいます。
講義に使用する教育カリキュラムは、「ひろしまアントレプレナーシッププログラム」での内容を活用し、課題に対しての考え方のアプローチ、解決策考案のテクニックやツールを演習しながら習得します。
履修者は、専門が異なるチームによって、課題をどのように掘り下げ、展開し、どのような解決策を提案するのか、自分の専門からの学びがどのように産業界に活かせるのかを体験学修(experiential learning)していきます。

8.バイオデンタル(広島大学歯学部主催)実施

広島大学歯学部では、2010年よりバイオデンタル教育プログラムを学部教育として開始しています。プログラムの目標の一つは、学生が卒業後、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士として、チーム医療に参加できるよう育つことにあります。
2015年から、歯科治療でのチーム医療を想定し、体験学修(experiential learning)を土台に、課題発見・解決型、チーム型、デザイン思考と組みわせた新しい教育カリキュラムをデザインし、実施を担当するよう取り組んでいます。
歯学科、口腔健康科学科の口腔保健学専攻、ロ腔工学専攻から約20名の学生が専攻混成のグループに分かれて、課題発見から課題解決案策定までの活動を英日二言語でおこないます。
具体的な課題を設定し、実際に広島大学病院歯科の現場で観察とインタビューをおこない、ここからの情報と知見をもとに、課題を見直し、最終的な課題を決定します。最終課題に対して解決案を考え、案を形に見せる見本をつくり発表します。
「将来の仕事と結びつけての自己成長」、「チームで共に働く」、「課題への取組み方」、「多様な視点を活かす」、「枠を出て考える」という5つのテーマが、教育効果として示されています。このように、チーム医療、課題発見・解決に関するスキルへの学生の気づきと学びが確認できています。

9.各種ビジネスコンテスト情報

10.各種助成金情報


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