平成23年4月

■ 秋葉忠利・広島市長(68)が任期満了の4月7日に引退した後、広島大特任教授に就任する。任期は4月11日~2013年3月31日。平和行政や地方自治についての講義を担当(読売、4.1)

■ 広島大原爆放射線医科学研究所の神谷研二所長(60)が1日、福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーに就任する。福島第1原発事故で放射線への不安が広がる中、子どもの健康管理を中心に助言する。神谷所長は31日、同県災害対策本部会議に出席し「広島大の放射線研究の成果を県民の不安解消と健康増進に役立てたい」と述べた(中国、4.1)

■ 東日本大震災による福島第1原発事故を受け、広島大は病院内に緊急被ばく対策委員会を設置。現地へ医療チームを派遣している。福島県内では、原発から30キロ圏外の放射線の値は健康に影響を与えるほどではないが、情報不足もあり、被災住民が被曝への不安を募らせている。正しい知識をきちんと伝える取り組みも行っていきたいと広島大 越智光夫理事(医療担当)は語る(中国、4.1)

■ 7日に任期満了を迎える広島市の秋葉忠利市長(68)が11日から広島大の特任教授に就任する。任期は2013年3月末まで。広島大は本年度から新入生全員に平和をテーマにした講義の履修を義務付けており、関連する科目を担う予定(中国夕、4.1)

■ 広島大に1日、大学院先端物質科学研究科の土屋英子教授(61)が初の女性副学長として就任した(中国、4.2)

■ 広島銀行西条支店は3日の日曜日、広島大東広島キャンパスで行われる入学式に対して、新入生の預金口座のニーズに応えるため窓口を開く(中国、4.2)

■ 7日に任期満了で退任する広島市の秋葉忠利市長(68)が、11日から広島大の特任教授に就く。広島大は新入生を対象に平和をテーマにした講義の履修を義務付けており、関連科目や地方自治を担う(中国、4.2)

■ 広島大は1日、広島市長を7日に退任する秋葉忠利氏(68)を、特任教授に迎え入れることを明らかにした。任期は11日から2013年3月まで。平和問題や地方自治を講義する予定(朝日、4.2)

■ 秋葉忠利・広島市長(68)が今月7日に任期満了で退任した後、広島大の特任教授に就任する。平和行政の講義などを担当。任期は今月11日から13年3月31日(毎日、4.2)

■ 東日本大震災による福島第一原発の事故を受け、福島県立医大は2日、広島、長崎両大学と放射線に関する教育・研究・診療分野で連携協定を結んだ。広島大原爆放射線医科学研究所の神谷研二所長と長崎大学医歯薬学総合研究科の山下俊一科長は県立医大の特命教授に1日付で就任(読売、4.3)

■ 東日本大震災による福島第1原発事故を機に、被曝医療で協力関係を構築していくため、福島県立医大は2日、広島大、長崎大と連携協定を締結(中国、4.3)

■ 福島第一原発事故を受け、福島県立医科大は2日、広島、長崎両大と連携協定を結んだ。教育や研究、医療の分野で協力を深めるのが狙い。県立医科大は、広島大の神谷研二・原爆放射線医療科学研究所長と、長崎大の山下俊一・医歯薬学総合研究科長の2人を、3月30日付で理事長付特命教授に任命(朝日、4.3)

■ 福島第1原発事故を機に、被ばく医療で協力関係を構築していくため、福島県立医大は2日、広島大、長崎大と連携協定を締結した。「被曝医療の実績を福島県民の不安軽減に役立てたい」と浅原学長(毎日、4.3)

■ 広島大の入学式が3日、東広島運動公園体育館で行われ、新入生3749人が式に臨んだ。式の冒頭で、東日本大震災の犠牲者をしのび、1分間の黙とうをささげた。浅原利正学長は式辞で、被災地の早い復興を願っていることに触れ、続いて「社会人となって遭遇する様々な困難を克服する力を身につけてほしい」と期待を込めた(毎日、4.4)

■ 広島大の入学式が3日、東広島運動公園で行われた。11学部と専攻科、12研究科の3749人が新生活のスタートを切った。「わが国が一体となって被災地の支援に取り組み、一日も早い復興がなされることを折念します」と浅原利正学長(中国、4.4)

■ 広島大の入学式が3日、東広島運動公園で行われ、大学院生を含めた新入生計3749人がキャンパス生活をスタートさせた。式の冒頭、全員で東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげた。「大学で学ぶということは、正解のない課題に取り組むようなもの。志を高く掲げて行動して下さい」と浅原利正学長(読売、4.4)

■ 広島大学の入学式が3日、東広島運動公園で行われた。学部と大学院などを合わせて計3749人が入学。冒頭で、東日本大震災の犠牲者らに1分間の黙祷をささげ、浅原利正学長は新入生らに「原発事故で環境汚染やエネルギー不足などの新しい課題も生まれている。大学の果たす役割が大きくなっている」と語った(朝日、4.4)

■ 「サイエンスカフェ」が3月26日、広島大東広島キャンパスで行われた。「化学反応の謎に迫る!」との題で山崎勝義教授が、模型やスライドを使って目に見えない原子や分子レベルの反応を紹介。中学生から70歳代までの67人が熱心に聞き入った(中国、4.4)

■ 福島第1原発事故を受け、広島大原爆放射線医科学研究所の神谷研二所長が福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーと福島県立医大の特命教授に任命された。放射能汚染の長期化が懸念されるなか、当面の課題を聞いた。「放射能汚染が長引けば恐怖も慢性化する。心理面のケアがいっそう重要」と神谷所長(中国、4.5)

■ 広島大病院精神科は今月から、めまいや息苦しさ、動悸などの発作が突然起こるパニック障害の集団認知行動療法を始める。自分で不安をコントロールして克服する方法を学ぶ治療で、全国でも先進的な取り組み(中国、4.6)

■ 3月29日から今月4日まで福島県へ派遣されていた広島大の医療チーム第6班が5日、広島大で記者会見を行った。リーダーの谷川功一教授は、福島第一原発で作業員らが多数被曝する事態に備え、原発から20キロの前線拠点でトリアージ(重症度の判断)を実施し、地元医療機関に運送する体制を整えた、と報告(朝日、4.6)

■ 広島大は5日、東広島キャンパスで採取した大気中のチリから、ごく微量の放射性物質ヨウ素131とセシウム137を検出したと発表した。福島第一原発事故の影響とみられるが、健康への影響は全くない水準(朝日、4.6)

■ 今期限りで退任する広島市の秋葉忠利市長が5日会見を開いた。任期は7日まで。退任後は広島大の特任教授に就く。会見で秋葉市長は、招致を検討している夏季五輪について「近未来に実現すると確信している」と述べた(朝日、4.6)

■ 広島大と広島県は5日、東広島キャンパスで、3月30日から4月4日の間に大気中から採取されたちりやほこりから微量の放射性物質を検出した、と発表した。同県は「健康への影響は無視できるほど小さい値」としている。福島第1原発事故の影響とみられる(中国、4.6)

■ 3月29日から4月4日まで活動を続けた広島大の緊急被ばく医療チーム第6班 谷川功一センター長は、被曝した傷病者が多数出た場合に備え、患者の重症、緊急度を判断し、転院搬送の優先順位を決める拠点を設け、連携体制を整えた、と語った(中国、4.6)

■ 広島県は5日、東広島市の広島大で大気中から微量の放射性ヨウ素131を検出した、と発表した。県内での検出は初めて。県は福島第一原子力発電所の事故の影響とみているが、「健康への影響はない」としている(読売、4.6)

■ 広島大は5日、東広島キャンパスの大気から微量の放射性物質「ヨウ素131」と「セシウム137」を検出したと発表。福島第1原発事故の影響とみられ、県内では事故後、初めての検出。ごく微量で健康に影響はないという(毎日、4.6)

■ こんにちは広島 広島大生 国本文平さんは「横浜ダンスコレクションEX2011」の作品部門で、大賞の一つ「若手振付家のための在日フランス大使館賞」を受賞した。受賞した作品「The Son」は、少年から青年に成長する過渡期の不安をテーマにして演じた創作ダンス(毎日、4.6)

■ 任期満了に伴い7日に退任する広島市の秋葉忠利市長が5日、記者会見を開いた。退任後は広島大特任教授に就任し、平和学を担当する予定(産経、4.6)

■ 広島大原爆放射線医科学研究所の松浦伸也教授と宮本達雄助教たちのグループが、がんを抑制する遺伝子「BUBR1」が欠けると、腎臓や脳の形成に異常が生じることを発見。英科学雑誌「ヒューマン・モレキュラー・ジェネティクス」電子版に掲載された(中国夕刊、4.7)

■ 福島第1原発事故について、広島大原爆放射線医科学研究所の星正治教授は、放射性物質を含む雨は局地的に降るため、放射性物質の土壌への蓄積は同心円状ではなくスポット状の可能性がある。距離は必ずしも安全性の基準にはならない。一刻も早い土壌調査が必要と訴えている(産経、4.7)

■ 福島第一原発事故による土壌汚染の影響が、原発から30キロ圏外にある福島県飯館村では爆発から3カ月後も、最高地点で平常時の約400倍の放射線が出続ける可能性のあることが、京都大や広島大のチームによる現地調査で分かった(朝日、4.8)

■ 3期12年務めた秋葉忠利・広島市長が7日付で退任した。11日から広島大特任教授に就任する(朝日、4.8)

■ 大阪大学の竹谷純一教授、広島大学の瀧宮和男教授、大阪府立産業技術総合研究所の宇野真由美主任研究員らの研究グループは7日、性能の指標となる電子移動度が従来比10倍以上の性能を持つ塗布型有機トランジスタを開発したと発表(日刊工業、4.8)

■ 広島大学は2011年度「広島大学地域連携推進研究」に、9件の研究プロジェクトを採択した。地域社会の共通性の高い課題などに対して、広島大の研究者が地域と連携して研究し、成果を地域に還元する(日刊工業、4.8)

■ 広島市の秋葉忠利市長は7日、任期満了で退任。3期12年間を過ごした市役所庁舎を後にした。秋葉氏は退任後、広島大特任教授への就任が決まっている(毎日、4.8)

■ 広島県医師会の災害医療チーム第2陣の一員として、3月27日から4月1日まで医療支援に当たった安田女子大薬学部の茂木定之教授は、支援や物資は避難所のほかには届きにくい。自宅のほか、民家や寺に数十人で身を寄せ合い、避難所以外で過ごしている方々が気掛かりだった。支援を求める手段が課題と感じたと語った(中国、4.9)

■ 東広島にある広島大中央図書館で8日、世界各国の幸福感あふれる写真を集めた展示会「しあわせのおすそわけ」が始まった。27日まで。無料(中国、4.9)

■ 中国5県の大学や専門学校が東日本大震災で被災した学生受け入れ策を打ち出している。広島大学は、東北大学や東北学院大学の法科大学院修了生に司法試験の受験へ向けた学習環境を提供する。また、被災地の大学に所属し、帰省、避難している学生に対し、図書館やパソコン、インターネット回線の利用環境を提供する(日経、4.9)

■ 広島六大学春季リーグ第2週第1日、広島大9-1広国院大(中国、4.10)

■ 福島第1原発事故を受け、広島大は緊急被ばく対策委員会を学内に設置。これまでに8班延べ52人の医療チームを現地に派遣、放射線医学総合研究所と連携し、被曝患者の受け入れ態勢と搬送方法を構築するなど、広島大学の役割が大きくなっている(中国、4.10)

■ 広島六大学春季リーグ第2週第2日、広島大5-4広国院大(中国、4.11)

■ 秋葉忠利前広島市長は11日、広島大で、特任教授として辞令を受けた。任期は13年度末まで。来学期から教養部門で講座を組む方針。「都市と平和が一体化した広島の歴史を若い人たちに伝えたい」と秋葉氏は語る(毎日、4.12)

■ 広島大などの県内5大学の学生ボランティア団体「チャリティー・ユース広島」が10日、東日本大震災の被災者の連絡手段等に役立ててもらうため、はがきを集める活動を行った。書き損じや未使用の年賀はがきを郵便局で新品に交換した後、持参してもらう(中国、4.12)

■ 精米機などの製造で知られるサタケと近畿大は、食に関わる先端技術の開発に共同で取り組む、包括的共同研究契約を結んだ。サタケは2005年7月に広島大とも同様の契約を結んでいる(中国、4.12)

■ 日本学士院は12日、学術上の優れた業績を対象にする平成23年度の日本学士院賞に、新約聖書研究の佐竹明・広島大名誉教授ら9人を決めた。佐竹氏は、キリスト教の「ヨハネの黙示録」について、国際的にも評価が高いドイツ語の研究書を発表した(産経、4.13)

■ 日本学士院は12日、優れた業績を顕彰する2011年度日本学士院賞に9人を選んだ。佐竹明・広島大学名誉教授は「ヨハネの黙示録」に関する研究で、恩賜賞、日本学士院賞を受賞(読売、4.13)

■ 日本学士院は12日、学術上の優れた業績に贈られる2011年度の日本学士院賞に、佐竹明・広島大名誉教授ら9人を決めた。佐竹氏はキリスト教の「ヨハネの黙示録」について、国際的にも評価が高いドイツ語の研究書を発表した(中国、4.13)

■ 瀬戸内海では1960年代後半から90年代にかけて、コンクリートの材料(骨材)に適した海砂が大量に採取され、海底の底質を一変させた。瀬戸内海の環境などを研究する松田治・広島大名誉教授は、採取跡地は短時間で元に戻らない。コンクリートに過度に依存したライフスタイルを見つめなおし、循環型で持続可能な社会を構築する視点が求められると語る(中国、4.14)

■ 中国地方の法科大学院大学4校の2011年度の入学者数は開設当初の04年度の約4割に減ったことが13日、分かった。新司法試験の合格率が高い大都市圏の大学に流れたことなどが要因とみられる。広島大は定員48人の内、入学者数は前年同数の44人(中国、4.14)

■ 米情報サービス大手トムソン・ロイター13日、2010年までの過去11年間の論文の被引用数を集計した結果から、日本の研究機関ランキングを発表。広島大は物理学、化学などを含めた総合で、全国14位、世界順位303位(日刊工業、4.14)

■ 広島市の秋葉忠利前市長が広島大特任教授に就任。任期は平成25年3月まで。当面は講演が中心になるが、23年度後期から講義を担当する予定(産経、4.14)

■ 福島第1原発事故を受け、県青年薬剤師会は13日、放射線についての勉強会を開いた。講師の広島大大学院の小沢孝一郎教授(薬理学)は「現時点の放射線は原発内部以外は問題ない」との認識を示し、同原発から海に流れ出た放射性物質に関しては「魚にどれだけ蓄積されるかは長期間の検証が必要」と語った(中国、4.15)

■ 広島大学大学院医歯薬学総合研究科の河野修興教授と、同大学院理学研究科の寺田健太郎教授が、2011年度文部科学大臣表彰の科学技術賞を受けた。河野教授は、間質性肺炎の血液検査による診断薬を開発し、開発部門で受賞。寺田教授は、隕石の年代分析に関する手法を確立し、研究部門で受賞した(中国、4.15)

■ 広島大病院患者サロン「抗がん剤の副作用」が21日、同病院で開かれる。がん看護専門看護師が、抗がん剤の効果、副作用と対処法について説明する(中国、4.15)

■ 広島大と中国新聞社の連携講座「現代ジャーナリズム論」が14日、同大東広島キャンパスで始まった。「ジャーナリズムをどう見て、どう判断するかを学んでほしい」と担当教員の小池聖一・広島大文書館長は語る(中国、4.15)

■ 広島大大学院社会科学研究科2年嘉陽礼文さんは15日、原爆で焼け焦げた屋根瓦を、米国やドイツなど9カ国・地域の20大学に向けて発送した。広島大に戦後、書籍などを提供した大学に案内文を送り、返事が来た大学に瓦を送った。「平和学習のほか、歴史学や理工学の研究に生かしてほしい」と嘉陽さんは語る(中国、4.16)

■ 広島大学大学院社会科学研究科の嘉陽礼文さんが15日、原爆で焼かれた民家の瓦の破片を9か国20大学に向け発送した。戦後広島大の復興を助けてくれた世界の91大学に寄贈を打診したところ、20大学が東洋の歴史研究や理工学研究に役立てたいなどと応え、広島大の支援も得て発送準備を続けてきた(読売、4.16)

■ 広島大総合博物館は16日、キャンパス内でスミレとタンポポの観察会を開いた。親子連れなど約20人が参加し、希少植物の保護を担当している同大職員の青山幹夫さんから色や形の説明を受けた後、約2時間かけて見て回った(中国、4.17)

■ 広島六大学野球春季リーグ第3週第1日、広島大7-0広経大(中国、4.17)

■ 広島六大学軟式野球連盟春季リーグ戦、県立大庄原10-3広島大(読売、4.17)

■ 広島六大学野球16日、広島大7-0広経大(毎日、4.17)

■ 広島大文書館は、公文書管理法に基づき、国立公文書館に準じた高い評価を受け、国の政令指定を受けた。「公文書保存のモデルとして自治体などの参考になれば」と小池聖一館長は語る(中国、4.18)
■ 広島六大学野球春季リーグ第3週第2日、広島大4-4広経大で引き分け(中国、4.18)

■ 全国的な志願者の減少や新司法試験合格率の高い大都市圏の大学人気を背景に、中国地方の法科大学院、広島、岡山、島根の3国立大と私立の広島修道大で入学者数の減少傾向が続いている。広島大法科大学院の木下正俊法務研究科長は「教育の質を高め、新司法試験の合格率を上げるしかない。国は法曹を目指しやすい環境を整えるべき」と語る(中国、4.18)

■ 広島大は本年度から新入生を対象に、平和関連講義の履修を必修とした。被爆地の大学としてヒロシマの歴史を学生に伝えるのが狙い(中国、4.18)

■ 私の師 江田島市さとうみ科学館館長の西原直久さんは学生時代、広島大学理学部で細谷浩史さんの純粋に科学と向き合う姿勢を通じて、論理的思考力と研究の基本を学んだ。さとうみ科学館では子どもたちが将来、古里の思い出を語れるような活動を続けたい。また、実験や観察を通じて論理的思考力も養ってあげたいと話す(中国、4.18)

■ 広島六大学野球18日、広経大13-3広島大(読売、4.19)

■ 広島六大学野球18日、広経大13-3広大(朝日、4.19)

■ 広島六大学野球春季リーグ第3週第3日、広経大13-3広島大(中国、4.19)

■ 広島大医歯薬学総合研究科の研究グループは、血液などに含まれる「マイクロRNA」にがん細胞の増殖や転移を抑える働きがあることを突き止め、米科学誌電子版で発表した。ヒト由来のため毒性が低く、副作用のない抗がん剤開発が期待されるという(読売、4.19)

■ 産学官の共同研究拠点「ひろしま医工連携・先進医療イノベーション拠点」が、広島大霞キャンパスに完成。施設は、広島大と広島県、中国経済連合会などが運営し、人間工学を応用した自動車開発や細胞医療研究が進められる(中国、4.19)

■ バスケットボール 広島県学生交流戦春季リーグ16、17日、【男子】I部、修道大106-71広島大教、広島大96-48修道大経済科学 II部、広国大東広島62-54広島大歯 【女子】I部、広島大71-58広島文化学園大 II部、広島大教89-53尾道大(中国、4.19)

■ 広島大の人材や知的資源を地域の課題解決に生かす広島大の「地域連携推進事業」の一環で、同大大学院文学研究科の河合豊阿明さんら学生5人が5月、環境に優しい生活をテーマにした研究を始める。竹原市が同大に話を持ち掛け、人文地理を学ぶ河合さんらが取り組むことになった。江戸時代の生活について調査し、年内に成果の発表を行う(中国、4.19)

■ 広島大大学院の田原栄俊教授(細胞分子生物学)たちのグループが、人の細胞内に存在する「マイクロRNA」に、がん細胞の分裂を止める働きがあることを発見し、18日付の米科学誌「ジャーナル・オブ・セル・バイオロジー」(電子版)に掲載した。がんの進行や転移を抑える治療薬開発への応用が期待される(中国、4.19)

■ 細胞や血液などに含まれる「マイクロRNA」と呼ばれる物質の一種に、がんの増殖や転移を抑える働きがあることを広島大の田原栄俊教授(細胞分子生物学)らのチームが突き止め、18日付の米科学誌に発表した。マイクロRNAは既存の抗がん剤に比べ副作用のリスクが低く、次世代の抗がん剤として期待される(毎日、4.19)

■ 広島大の田原栄俊教授(細胞分子生物学)らのチームは、血液などに含まれる「マイクロRNA」と呼ばれる物質の一種に、がん細胞を「老化」させ、がんの増殖や転移を抑える働きがあることを突き止め、18日付の米科学誌に発表した。「マイクロRNAは副作用のリスクが低く、次世代の抗がん剤としての活用が期待される」と田原教授は話す(産経、4.19)

■ 福島第1原発の事故で、放射性物質を含む汚染水を海へ排出することになった事態について、広島大原爆放射線医科学研究所の細井義夫教授は「事故が長期化した場合、定期的に海水や魚などの放射線量を調べ、公開していく必要がある」と指摘する(産経、4.19)

■ 東日本大震災や原発事故に不安を感じ、帰国する留学生がいることから、正しい情報を知ってもらおうと、広島大は19日、東広島キャンパスで留学生や外国人研究者、その家族らを対象に放射線などの専門家による講演を行った。20、22日も開かれる(読売、4.20)

■ 東日本大震災による福島第1原発事故を受け、広島大は19日、東広島キャンパスで外国人留学生たちを対象に放射性物質の影響に関する説明会を開いた。風評で帰国するのを防ぎ、正しい知識を持ってもらうのが狙い(中国、4.20)

■ 広島大は19日、インターネットで閲覧できる「放射能対策基本情報ポータルサイト」を開設した。同大の原爆放射線医科学研究所と緊急被ばく医療推進センターが監修し、放射能などについて正確な情報を発信していく(中国、4.20)

■ 広島大学は19日、放射能に関する情報を一般に広く発信する目的で専用サイト「放射能対策基本情報ポータルサイト」を開設した。専門家の監修の下、放射線被ばくに関する基本情報や緊急被ばく医療に関する情報などを掲載した(日本経済、4.20)

■ 広島六大学春季リーグ第3週第4日、広経大8-1広島大(中国、4.20)

■ 広島大大学院文学研究科は厳島に関する文献や文化財の調査・研究成果6編を「厳島研究 第7号」にまとめ、刊行した(中国、4.20)

■ 広島大は19日、福島第1原発事故を受け、放射能についての正確な情報を発信するため、「放射能対策基本情報ポータルサイト」を開設した。放射線の人体への影響や測定方法などの情報を集約している(毎日、4.20)

■ 24日投開票の東広島市議選で、広島大、近畿大工学部などが集まる学園都市として若者の声をまちづくりにどう生かすかが問われている(中国、4.21)

■ 第1原子力発電所事故で、福島県外への避難住民が根拠のない差別的な扱いを受けるケースが続発している問題で、広島大原爆放射線医科学研究所の星正治教授は、原発周辺の放射線量は下がっており、除去作業も行われているため、被曝した人の衣服などに付着した放射性物質を周囲の人が吸い込む心配は現時点では全くないと話す(産経、4.22)

■ 放射線医科学総合研究所、広島大学、長崎大学、放射線影響研究所などの専門研究機関で構成される「放射線影響研究機関協議会」は、福島第1原発事故を受け、原発周辺住民の健康状態をモニターする長期疫学調査をスタートさせる方針であることが21日、わかった(産経、4.22)

■ 福島第1原発事故を受け、文部科学省と福島県教委は21日、福島市内で保護者説明会を行った。同県放射線健康リスク管理アドバイザーに就いた広島大原爆放射線医科学研究所の神谷研二所長は「今あるデータでは健康に影響はないと思う」と述べた(中国、4.22)

■ イランから広島大大学院医歯薬学総合研究科に留学中のサラ・アベディニさんは、原爆の惨禍を描いた漫画「はだしのゲン」のペルシャ語訳に取り組んでいる。サラさんはイランに戻っても翻訳作業を続け、できるならば出版したいと話す(毎日、4.23)

■ 昨年度の中国文化賞を受賞した広島大宇宙科学センターの大杉節特任教授の受賞記念講演会が22日、東広島キャンパスで行われた。大杉さんは、NASAが打ち上げたガンマ線宇宙望遠鏡「フェルミ」に搭載された半導体センサーを開発し、新天体の発見など、宇宙観測に大きな発展をもたらした(中国、4.23)

■ 広島大産学・地域連携センターは28日、同大大学院の医療、工学系など4人の助教による研究成果発表を広島市の霞キャンパスで行う(中国、4.23)

■ チェルノブイリ原発事故の被災者を支援している「チェルノブイリ支援・広島医療協議会」主催の集会で、広島大の研究者らが、事故が周辺住民に与えた影響の調査結果や医療支援活動などについて報告した(毎日、4.24)

■ 広島市の市民グループ「チェルノブイリ支援・広島医療協議会」は23日、チェルノブイリ原発事故から25年を迎えるのを前に被災者の現状や被爆地からの支援の歩みを振り返る集会を開いた。集会では、広島大平和科学研究センターの川野徳幸准教授や同大原爆放射線医科学研究所の星正治教授らによる報告が行われた(中国、4.24)

■ 広島六大学春季リーグ第4週第1日、広島大4-1広工大(中国、4.25)

■ 広島六大学野球25日、広島大6-4広工大(読売、4.26)

■ 広島六大学野球春季リーグ第4週第2日、広島大6-4広工大(中国、4.26)

■ 福島第1原発事故を受け、広島大と連携協定を結んだ福島県立医大の竹之下誠一副理事長たち6人が25日、広島大病院を訪れ、放射線影響や被曝医療について意見交換した(中国、4.26)

■ 広島大病院は25日、脳死判定された患者から肝臓の提供を受け、昨年7月の臓器移植法改正後、同病院で4例目となる移植手術を行った(中国、4.26)

■ 韓国の辛亨根広島総領事が25日、広島大文書館を訪れ、父親で元韓国原爆被害者協議会会長の故辛泳洙さんの手紙などを閲覧した(中国、4.26)

■ チェルノブイリ原発事故から25年を迎える前に、広島市の市民団体「チェルノブイリ支援・広島医療協議会」が広島市内で集会を開いた。広島大平和科学研究センターの川野徳幸准教授は、強制移住させられた住民への聞き取り調査結果を報告。社会基盤の喪失が、元住民に与えた深刻な影響について語った(産経、4.26)

■ 広島大学は、放射線に対する正しい情報を発信することを目的とした「放射能対策基本情報ポータルサイト」を開設した。広島大学原爆放射線医学研究所、広島大学緊急被ばく医療推進センターが監修を行う(日刊工業、4.27)

■ 今年7月から日本脳ドッグ学会長に就任する広島大大学院の松本昌泰教授は、脳ドッグ検査について、「高血圧、高脂血症、糖尿病など生活習慣病の患者で40歳以上の人、めまいや頭痛が継続していて気になる人は1度受けてみることをお勧めします」と語る(中国、4.27)

■ 広島赤十字・原爆病院の麻奥英毅検査部長らが講師を務める「悪性リンパ腫セミナーin広島」が7日、広島大広仁会館で行われる(中国、4.27)

■ 呉市の海軍工廠で戦艦大和の建造時にも使われたとされる強度試験機を所有する広島大は、呉市に譲渡を打診した。同市は「大和の歴史を物語る貴重な機械」として大和ミュージアムに展示する検討を進めている(中国、4.27)

■ 大学や短大などでつくる教育ネットワーク中国が運営する広島県留学生活躍支援センターの開所式が27日、広島市で行われた。支援センターは、留学生サポートの総合窓口となる。中国出身で広島大学大学院の原華燕さんは「広島で就職したいが、採用企業の情報がなかった。センターの設置はありがたい」と話す(中国、4.28)

■ 外国人留学生の受け入れから就職までを支援する「県留学生活躍支援センター」が27日、広島市中区のオフィスビルにオープンした。中国出身で広島大大学院2年の原華燕さんは「広島の企業で貿易などの仕事をしたいが、就職活動をするうえでの情報が少ない。期待している」と述べた(読売、4.28)

■ 広島大は「付属学校園の在り方検討委員会」を設置し27日、東広島キャンパスで初会合を開いた。広島県内に点在する付属学校園の再編に向けた話し合いが行われる(中国、4.28)

■ 福島第一原発事故を受けて、大阪大や広島大、東京大などの研究者ら約300人が5月中に詳細な土壌の汚染地図作りに乗り出す。土壌マップの基礎データは避難区域の設定や、がん発症と放射性物質のリスクの検証などに利用される。文部科学省とも調査手段などの協議を進めている(朝日、4.28)

■ 重要伝統的建造物群保存地区選定の保管調査の一環で広島大大学院 三浦正幸教授のグループにより福山市鞆町に16、17世紀の建造物が計15棟現存していることが判明。28日に行われた「市鞆町伝統的建造物群保存対策調査委員会」で報告した(中国、4.29)

■ 広島の産学官の共同研究施設「ひろしま医工連携・イノベーション拠点」の開所式が28日、広島大霞キャンパスで行われた。事業運営委員会には県や市などの自治体、広島大などの大学、マツダをはじめとした地元企業など計22団体が参加する(中国、4.29)

■ 広島大学、広島県、中国経済連合会など産学官で構成する「ひろしま医工連携イノベーション協議会」は広島大学霞キャンパスで28日、ひろしま医工連携・先進医療イノベーション拠点のオープニング式を開いた(日刊工業、4.29)

■ 論点 広島大・京都大教授、放射線医学総合研究所勤務を経て国際放射線防護委員会員の丹羽大貫さんは、「今回の福島原発事故で、放射線の長期的影響を考慮しても住民のがんリスクの上昇は検出できないと予想される」と語る(毎日、4.29)

■ アステラス製薬主催の「第6回アステラス・グッドライフフォーラム」が、広島市広島国際会議場で行われた。講師の広島大学理事(医療担当)・広島大学大学院整形外科学の越智光夫教授は、筋肉や関節などの運動器が衰えて歩く、座るなどの動作が難しくなる「ロコモティブシンドローム」について講演を行った(中国、4.30)

■ 福島第1原発事故で放射性物質の拡散が続く中、被爆地の蓄積をどう生かすか、中国新聞社は23日、広島大原爆放射線医科学研究所の神谷研二所長、放射線影響研究所の児玉和紀主席研究員に加え、広島赤十字・原爆病院の土肥博雄院長、広島県健康福祉局の佐々木昌弘局長を交えて座談会を開いた(中国、4.30)

■ 広島大学名誉教授の葉佐井博巳さんが29日、広島県中区で「福島第1原発事故と放射線の影響」をテーマに講演を行った。講演では、核を巡る歴史についての説明のほか、放射線や放射性物質の特徴について分かりやすく解説した(毎日、4.30)


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