平成23年5月

■ 今を読む 広島大卒でジャーナリストの藤代裕之さんが、災害ボランティアの重要性と災害ボランティアを取り巻く環境の問題点を指摘した(中国、5.1)

■ 広島大保健管理センターの内野悌司准教授は東日本大震災の被災地から中国地方に転入してきた子どもたちへの配慮について、大震災の後は、しばしば「心的外傷後ストレス反応」という心理的な反応が出る。子どもに症状が出る場合、保護者に余裕がないケースが多いので、周りの大人の支えが大切と語る(中国、5.2)

■ フォーカス第74号 広島大名誉教授が編集を手がけた手記集「原爆の子」は、13カ国の言語にも翻訳され、海外でも読まれ続けている。初版発刊から60年を迎えたのを機に「原爆の子」がいま私たちに投げかけているものは何かを考えた(中国、5.2)

■ 東広島市は、大学と地域が連携したまちづくりを推進するため、市内に立地する広島大、近畿大工学部、広島国際大の学生を対象に、市の地域課題を研究した論文の今年度分の募集を始めた(産経、5.4)

■ 広島の発言2011 広島大、同大学院、名古屋大大学院を経て南山大総合政策学部講師の前田洋枝さんが、旧広島市民球場の跡地計画のありかたについて語った(毎日、5.7)

■ 広島六大学軟式野球連盟春季リーグ戦5日、県立大広島8-2広島大(読売、5.7)

■ 広島六大学野球春季リーグ第6週第1日、近大工8-1広島大(中国、5.8)

■ ザ・コラム 原爆による被曝から65年の昨年、広島市の調査で神谷研二・広島大学原爆放射線医科学研究所長らの専門家チームが、被爆者と黒い雨体験者に大がかりなアンケート、面談を実施した結果、黒い雨体験者の多くが、爆心近くの住民と変わらないほど精神的な痛みを抱えてきたことが分かった。被爆地での体験は福島原発周辺の人々の心のケアを進めていくうえで、大切な手がかりとなるだろう(朝日、5.8)

■ 東広島市は、広島大などの市内の大学や研究機関と企業の連携強化を目指す「市共同研究助成事業」で、補助金を受給希望する市内の中小企業、個人事業者、個人を募集している(読売、5.8)

■ 広島六大学野球春季リーグ第6週第2日、広島大5-1近大工(中国、5.9)

■ 福島第1原発事故を受け、周辺土壌の汚染状況を把握するため、大阪大や広島大、東京大の研究者グループにより大規模な土壌調査と緻密な汚染地図の製作が計画されている(産経、5.9)

■ 福島第1原発事故を受け、福島県と福島県立医科大が原発の周辺住民約15万人を対象に30年以上にわたって健康管理する方針を固めたことが分かった。調査は広島大や長崎大、放射線影響研究所などの協力を得て行われる(中国、5.10)

■ 広島六大学野球春季リーグ第6週3日、近大工4-2広島大(中国、5.10)

■ 呉市西中央の呉共済病院は、夜間の小児科救急診療を今月末で廃止する。医師を派遣している広島大が6月に1人を別の地域に異動させることを決定し、小児科の常勤医師が1人に減るため(中国、5.10)

■ 広島大大学院工学研究院の静間清教授と滝史郎名誉教授を講師に迎え、福島第1原発事故の影響や背景について解説する講演会が11日、東広島市鏡山の広島大で行われる。広島大教職員組合総合科学部支部の主催(中国、5.10)

■ 広島大は、学内の研究成果を地場企業に紹介する産学官連携推進研究協力会を設立した。地元企業との共同研究を進めて地域産業の活性化を図る(中国、5.11)

■ 論!2011ヒロシマ・ナガサキ 福島第1原発事故で、多くの住民が避難を余儀なくされている。広島、長崎の被爆者やチェルノブイリ原発事故の被災者らの思いを調査してきた川野徳幸・広島大准教授は、生活基盤の喪失や放射能への不安を抱える福島の状況はチェルノブイリや広島、長崎の被爆者の苦悩と重なる点が多い。今こそ過去の経験を生かすべきだと訴える(朝日、5.11)

■ 広島大写真部の作品展「写真部的国語辞典」が11日、広島大中央図書館で始まった。「写真で辞書を作る」をテーマとして、五十音順にタイトルを付けた作品が展示される。25日まで(中国、5.12)

■ フクシマとヒロシマ 福島県立医科大の医療チームに参加している広島大原爆放射線医科学研究所の細井義夫教授は現地の医療体制について「原子炉の状態が落ち着き、放射線の空間線量率が徐々に低くなってきた。急性期と安定期との転換期に来たと考えている」と述べた。また、住民らが注意すべき点について、細かい砂埃が舞い上がる恐れのある校庭での放射性物質の吸引による被曝について懸念を示した(中国、5.12)

■ 広島市は12日、秋葉忠利前市長を市政功労者として表彰した。現在、広島大の特任教授を務める秋葉氏は表彰を受けて「大学で仕事をしていく上で励みになった」と語った(中国、5.13)

■ 広島大は、主に東日本の大学や研究機関に所属する研究者を対象に、学内の研究機器を無料開放する。東日本大震災による電力不足で実験などに影響が出る研究者を支援するのが目的(中国、5.13)

■ 広島大教職員組合総合科学部支部の主催により福島第1原発事故の影響などについて解説する講演会が11日夜、広島大で行われ、学生や市民ら約30人が参加した(中国、5.13)

■ 福島第1原発事故を受け、福島県立医科大は警戒区域や計画的避難区域などの放射線量の高いエリアで作業する警察官や消防隊員、自衛隊員の診察を始める。被爆者医療のノウハウがある広島大と長崎大が協力(中国、5.13)

■ 広島市は12日、3期12年市長を務めた広島大特任教授の秋葉忠利氏を、市政功労者として表彰した(読売、5.13)

■ 神奈川歯科大学の小野塚実教授が、歯でかむ行為が脳内の神経を活性化する仕組みを解説する公開講座が22日、広島市の県民文化センターで開かれる。問い合わせは広島大学大学院医歯薬学総合研究科の先端歯科補綴学研究室(朝日、5.14)

■ 広島六大学野球春季リーグ戦第7週第1日、修道大4-3広島大(中国、5.15)

■ 広島大写真部の作品展「写真部的国語辞典」が広島大東広島キャンパス中央図書館で開かれている。入場無料。25日まで。作品は、「あ」から「ん」までの1音ずつを作品名の頭文字に充てた50点が辞書のように50音順に展示される(読売、5.16)

■ 広島六大学軟式野球連盟春季リーグ戦15日、広島国際大7-6広島大(読売、5.16)

■ 広島六大学野球春季リーグ戦第7週第2日、修道大4-3広島大(中国、5.16)

■ 広島大経済学部3年の井出三郎さんらが中心になって企画した、大学生と社会人が教育をテーマに語り合う「ALL中国教育フェスタ」が7、8の両日、福山少年自然の家で行われた。広島、山口県をはじめ、九州や関西地方から約30人が参加した(中国、5.16)

■ 創立100周年記念事業で広島大付属三原小中学校と幼稚園に15日、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に持ち込んだ種から育てた「宇宙カボチャ」の2世の種が寄贈された。子どもたちが校内などで栽培する(中国、5.16)

■ 広島大原爆放射線医科学研究所の星正治教授は福島の土壌調査について、「放射性物質がどのくらい地表に落ちたか分かれば、住民の被曝量が推定でき、健康管理に役立つ。農業への影響もつかめる。局地的に放射線量が高い「ホットスポット」ができており、汚染は同心円状でないため、広範囲で詳細な調査が必要」と語る(中国、5.16)

■ 東日本大震災の発生メカニズムや、福島第一原子力発電所事故の影響などをについて専門家が語る一般向けセミナーが6月5日、広島市中区の市こども文化科学館で開かれる。地震や放射線について、正しい知識を持ってもらおうと広島大が企画した(読売、5.16)

■ 高い耐熱性が求められる部品の表面に、低コストで金属皮膜を形成する技術を、広島大学や広島県立総合技術研究所東部工業技術センターなどが開発した。今後は高品質な被膜を安定的に形成できるように改良をすすめ、専用装置の生産・販売を目指す(日本経済、5.17)

■ 広島大大学院生物圏科学研究科の羽倉雄教授が呉市の音戸漁協のカキを調べたところ、冬の味覚とされるカキのうまみ成分は、春の方が多く含まれることが分かった。同漁協が広島大の地域貢献研究事業に応募し、2009年度から調査していた(中国、5.17)

■ 日本医療マネジメント学会広島支部が主催する講演、「知っておきたい放射線障害への対応」が22日、広島大原爆放射線医科学研究所の神谷研二所長らを講師に迎えて広島市の県社会福祉会館で行われる(中国、5.18)

■ 県歯科医師会と中国新聞社の主催で、広島県の「歯と口腔の健康づくり推進条例」制定を記念したシンポジウムが6月4日、広島市のアステールプラザで開かれる。広島大病院の大毛宏喜教授ら5人が、パネル討論で取組について話し合う(中国、5.18)

■ 広島市総合リハビリテーションセンター歯科の吉田光由部長と広島大大学院の赤川安正教授らの認知症高齢者を対象にした調査により、奥歯でかみ合わせができない人は転倒しやすいことがわかった。日本補綴歯科学会の学術大会で発表し、転倒予防につながるかみ合わせの重要性を訴える(中国、5.18)

■ 裁判員制度が導入されて21日で2年となるのを前に中国新社が中国地方の100人を対象にした意識調査で、65%が市民感覚が反映されたと答えた一方、参加に前向きな人は37%にとどまった。広島大大学院社会科学研究科の吉中信人教授は「精神的ケアをより手厚くするなど、参加しやすいように、総合的な環境整備が不可欠」と語る(中国、5.18)

■ ヒロシマからフクシマ"考"1 福島第1原発事故を受け、ヒロシマで蓄積した知見がどう生かせるのか、専門家に話を聞いた。広島大原爆放射線医科学研究所の星正治教授は、放射性物質の種類や量、降った地域とその分布が分かれば今後の汚染除去の政策に役立つ、と早急な土壌調査の必要性を訴えている(毎日、5.18)

■ ヒロシマからフクシマ"考"2 広島大名誉教授の葉佐井博巳さん(放射線物理学)は、広島が経験した放射線被害と福島の原発事故による影響とでは放射線量が全く異なる。福島の放射性物質は風の影響を大きく受け、かなり離れた地域でも検出される。検出されても必要以上に騒がない事が大切。現在は放射線の人体への影響を調べる方法が確立している。今こそ広島の経験を生かすべき、と語る(毎日、5.19)

■ 広島大の学生と留学生が21日、東広島キャンパスで東日本大震災の被災者を支援する国際交流イベント「つながり」を開く(中国、5.19)

■ 広島大の講師、京都・奈良での修行を経た経歴を持つ日本画家、其阿弥赫土さんの画業を紹介する特別展が、呉市の蘭島閣美術館で開催中(中国、5.19)

■ 福島第1原発事故を受け、今月下旬から国が広島大や大阪大などと協力し、原発の西60キロ南北100キロの範囲で、土壌汚染の調査を始めることが18日、分かった。農業再開など住民生活の立て直しに役立てる(中国、5.19)

■ 広島大は今春、環境関連分野に取り組む国内外の若手研究者を5年間の期限付きで採用し、研究費などを優遇する制度を始めた。14か国から85人が応募し、日本人3人、イタリア人1人を今春採用した。2014年度まで毎年2人ずつ採用していく予定(読売、5.19)

■ 県NIE推進協議会(会長=小原友行・広島大大学院教授)の主催で、学校教育で新聞を活用する運動(NIE)の進め方を考える学習会が28日、広島市の中国新聞社ビルで開かれる。「NIEは東日本大震災をどう教えるか」をテーマに被災地で取材した記事を交えて意見交換する(読売、5.19)

■ しっかりかんで食べる大切さや、歯の治療について学ぶ市民公開講座が22日、広島市県民文化センターで開かれる。大会長を務める広島大大学院の赤川安正教授は「かむと脳への血流が増え、認知症予防につながると分かってきた。しっかりそしゃくするための治療法などを学んでほしい」と話す(中国、5.20)

■ 「デルタ地域」をテーマとした応用生態工学会の全国フィールドシンポジウムが19日、広島市などで2日間の日程で始まった。初日は干潟再生や土壌浄化実験の現場を見学した。広島大大学院工学研究院の日比野忠史准教授は「近くの自然干潟に自生する塩生植物が、人工の干潟にも芽吹いた」と説明(中国、5.20)

■ 広島六大学野球春季リーグ戦第7週終了、広島大は6勝6敗1分で4位(中国、5.20)

■ 広島大で26日、2008年にノーベル化学賞を受賞した米ボストン大名誉教授、下村脩氏を講師に迎えて「緑色蛍光たんぱく質発見とノーベル賞受賞への道のり」と題した講演が開かれる(読売、5.20)

■ 「原爆の子」を出版した教育学者、長田新(1887~1961)に旧制広島文理科大(現・広島大)で教えを受けた元学生らが「『原爆の子』をうけつぐ会」を結成(朝日、5.21)

■ 市民感覚の反映は刑事司法にどのような影響を与えるのか。広島大大学院社会科学研究科の吉中信人教授は、「裁判員は被害者感情を考慮して刑の重さをイメージする。その上で、裁判官と共に刑を決めるので、バランスが取れているのではないか。ただ、裁判員が異なれば、同じ事件でもまったく異なる判決になる可能性がある。司法の安定性という観点では問題」と語る(中国、5.21)

■ 東広島市環境審議会(会長=鈴木寛一・広島大特任教授)は、ごみのさらなる減量化に向け、市指定ごみ袋の価格を値上げするよう、蔵田義雄市長に答申した(読売、5.21)

■ ひろしま便り:記者から(島田喜行) 広島大で行われている様々な研究の取材を通じ、科学者の飽くなき探求心と情熱が研究を支えていることを肌で感じてきた。福島第一原発の現場では日々、新たな事態に直面している。科学者の情熱で被災地に希望の光を届けてほしい(読売、5.21)

■ 東日本大震災のチャリティーイベントが21日、広島大学で行われた。広島大のバングラデシュ人留学生組織や、大学院国際協力研究科の学生が3月に設立したボランティア団体「Operationつながり」などが企画。参加費全額を、日本ユネスコ協会連盟を通じて被災地に寄付する(毎日、5.22)

■ ヒロシマからフクシマ"考"5 広島大平和科学研究センターの川野徳幸准教授(原爆・被ばく研究)は、福島第1原発事故の印象について、日本人の核アレルギーを再認識した。ヒロシマ・ナガサキの放射線被害が正しく理解されていれば、もう少し、冷静に対処できたのではないか。今後もヒロシマを伝え続ける事が、福島の無理解を解くことにもつながると思う、と語る(毎日、5.22)

■ 東日本大震災の被災地を支援しようと、広島大の留学生らが21日、広島大東広島キャンパスで伝統舞踊などを披露するチャリティーイベントを開いた。参加料500円を義援金とし、集まった約10万円を被災地に送る(読売、5.22)

■ 広島大の留学生らの呼びかけで、東日本大震災の被災地を支援するチャリティーイベントが21日、広島大東広島キャンパスで行われた(朝日、5.22)

■ 広島大大学院医歯薬学総合研究科の助教を務める貞森拓摩さんが、東日本大震災で緊急被曝対策の医療チームの医師として福島県に入った経験をもとに、作曲に取り組んでいる。来月、広島市内で開かれるチャリティーコンサートで披露する予定(朝日、5.23)

■ 教育:私の師 広島大付属中高、広島大教育学部を卒業後、行政職員を経て現在平和活動家として活動を続ける森滝春子さんが、自らの父であり被爆者として原水禁運動の先頭に立った森滝市朗(1994年死去)から受け継いだ想いについて語った(中国、5.23)

■ 酒どころ東広島市の地下水を守るため、山の手入れをする「山のグランドワーク」が22日、東広島西条町の憩いの森公園一帯で行われた。広島大の学生や地元の農家ら約110人が参加し、広島大大学院国際協力研究科の中越信和教授たちの指導の下、作業に汗を流していた(中国、5.23)

■ 福島第1原発事故を受け、放射線の人体への影響を学ぶ市民公開セミナー「知っておきたい放射線障害への対応」が22日、広島市の県社会福祉会館で開かれた。講師の広島大原爆放射線医科学研究所の神谷研二所長は「放射性物質の放出は微量なため、健康への影響は考えられない」と解説(中国、5.23)

■ 広島大東広島キャンパスの大学会館で23日、広島大で美術を専攻する学生の制作展が始まった。絵画、彫刻、デザイン、工芸の4部門、計20点を展示している。27日まで(中国、5.24)

■ 広島六大学野球春季リーグ戦は23日に全日程を終了。近大工が2季連続のリーグ制覇を果たした。広島大は6勝6敗1分けで4位。広島大の幸田直也外野手は打率4割5分9厘をマークし、首位打者賞を獲得した(中国、5.24)

■ 広島大などの調査により福島第一原発から放出されて降った放射性セシウムが、事故後1カ月以上経過した後も地表から5センチ以内に9割がとどまっていることが分かった。汚染された表層土を下に埋める「上下入れ替え方式」が有効なことの裏付けになるという(朝日、5.24)

■ 広島大原爆放射能医学研究所助教授などを務めた故湯崎稔氏らNHKと協力して収集した、広島の爆心地で被曝した生存者や当時の住民100人以上から集めた証言テープ161本が、コンピュータグラフィックスによる映像で爆心地の街並みを復元しているプロジェクトへ提供された(毎日、5.24)

■ 広島六大学野球、全日程終了、広島大は4位(毎日、5.24)

■ 広島大学大学院医歯薬学総合研究科は、自閉症などの発達障害の子どもたちへの新たな支援体制として、脳科学の研究を元にした科学的根拠に基づく支援体制づくりに乗り出す(朝日、5.25)

■ 平和・ヒロシマ 元小学校長の土屋年さんは、朝日新聞社の「被曝65年アンケート」に合わせ、原爆で逝った広島師範学校(現・広島大教育学部)の同級生、柏原陽三さんへ手紙をしたためた(朝日、5.25)

■ 福島第1原発事故を受け周辺住民らの長期的な健康管理に向け、広島県が現地の医師たちの研修受け入れを検討していることが24日、分かった。放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICAREA)が窓口となり、広島大や放射線影響研究所などが実際の研修を担う(中国、5.25)

■ 2008年にノーベル化学賞を受賞した米ウッズホール海洋生物学研究所の下村脩特別上席研究員の講演会が26日、広島大のサタケメモリアルホールで開かれる。ノーベル賞受賞につながった、オワンクラゲが緑色に光る理由を解明した経緯などを話す(中国、5.25)

■ 広島大は、東日本大震災で被災した北里大の4年生女子1名を6月1日から受け入れ、来年3月まで卒業論文の指導をする(中国、5.25)

■ 広島大の浅原利正学長は24日の定例会見で、今年度から「平和・国際担当」の理事・副理事ポストを新設したことを明らかにした。山根八州男・前研究担当理事・副学長が、平和・国際担当に就任(毎日、5.25)

■ 広島六大学野球春季リーグ戦23日全日程終了、近大工が2季連続の優勝を決めた。広島大は4位(毎日、5.26)

■ ノーベル化学賞受賞者の生物学者、下村脩さんの講演会が26日、広島大東広島キャンパスで開かれる。講演会ではオワンクラゲから緑色蛍光タンパク質を発見した過程や、ノーベル賞受賞への道のりなどについてわかりやすく話す(産経、5.26)

■ 広島大は25日、さまざまな鶏を飼育し研究する国内最大規模の「日本鶏保護増殖舎」を東広島キャンパスに完成させた。卵や肉の生産性を高める品種改良や、希少種保護などの研究に役立てる(中国、5.26)

■ 広島大大学院医歯薬学総合研究科の内匠透教授らが、脳科学の研究成果を基に、発達障害の子どもたちへの新しい支援体制づくりを目指すプロジェクトを始めた(中国、5.26)

■ 広島大で6月26日、NHK教育の人気番組「白熱教室JAPAN」の公開録画がある。講師は、東京大大学院・川本隆史教授。講義名は「ヒロシマで正義とケアを編み直す」。東日本大震災と原発事故の現状と課題も取り上げる(中国、5.26)

■ 日本鶏の種の保存と保護に取り組む「広島大日本鶏資源開発プロジェクト研究センター」の保護増殖舎完成し、広島大東広島キャンパスで25日、落成式が行われた(読売、5.26)

■ ノーベル化学賞受賞者の下村脩さんの講演会が26日、広島大サタケメモリアルホールで行われ、学生ら約1200人が聞き入った。下村さんは、受賞理由となったオワンクラゲから緑色蛍光タンパク質を発見した過程を紹介。「若者は難しいことにこそ挑戦してほしい」と話した(中国、5.27)

■ 広島大の東広島キャンパスで26日、子育てに積極的な男性を目指す「イクメン」をテーマにした講演会が開かれた。広島大男女共同参画推進室が主催、約150人が参加した(中国、5.27)

■ 広島県は26日、国の来年度予算編成に向けた施策に関する27項目の提案を公表。福島原発周辺住民らの長期的な健康管理の必要性を提言した。被曝医療のノウハウを持つ広島大原爆放射線医科学研究所、放射線影響研究所などで構成する放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)が窓口となり、現地の医師たちの研修受け入れを進める(中国、5.27)

■ 福島第1原発事故を受けて文部科学省は26日、広島大や岡山理科大、放射線医学総合研究所など30以上の大学・機関が参画した福島県全域と周辺に渡る大規模な土壌調査を行い、8月に放射性物質の「汚染マップ」を公開する方針を正式に発表した。住民の被曝線量の推計など健康管理に活用すると共に、避難区域の解除や農業の再開などの判断材料にする(中国、5.27)

■ 広島市の市こども文化科学館で6月5日、東日本大震災とそれに伴う福島第一原発事故に関して、広島大で地震、科学、生物、物理の専門家4人が、地震や放射線について分かりやすくはなす講演会が行われる(朝日、5.27)

■ 2008年にノーベル化学賞を受賞した米ボストン大名誉教授の下村脩さんの講演会が26日、広島大の東広島キャンパスで開かれた。約1200人が詰めかけ、ノーベル賞の受賞理由となった緑色蛍光たんぱく質をオワンクラゲから発見した時の秘話に聞き入った(読売、5.27)

■ 広島大学は、東日本大震災で被災した研究者や、夏場の節電の強化で影響を受ける東日本の大学などの研究者を対象に、東広島キャンパスなどの研究機器などを無料開放する(日刊工業、5.27)

■ 奈良県三郷町の勢野東遺跡で、縄文時代草創期の石器工房跡が見つかった。狩りで使う槍先型尖頭器を作っていたとみられ、石器約2万点が出土した。藤野次史・広島大准教授(旧石器考古学)は「製作の様子だけでなく、石を採集した人と石器を使った人のつながりを考える基礎になる遺跡になるだろう」と話す(産経、5.28)

■ 東京大の狩野伸教授と広島大の橋本浩一教授らは、小脳で運動をつかさどる神経細胞の発達や維持に欠かせないたんぱく質を発見した。成果は31日、米科学誌「米国科学アカデミー紀要」(電子版)に掲載される(日経、5.31)

■ 広島市は27日、地域公共交通会議(会長・藤原章正広島大大学院教授)を開き、南区黄金山地区で官民が運行する乗り合いタクシーの運行日数を、週5日から週3日に減らすことを決めた。利用低迷で運行経費を抑えるのが目的(中国、5.28)

■ 東広島市は27日、西条栄町で2014年度の完成を目指す市民ホールの設計業者に、香山壽夫建築研究所を選んだと発表した。街並みとの調和や環境への配慮など5項目を審査委員会(委員長・岡河貢広島大大学院工学研究院准教授)が採点し決定した(中国、5.28)

■ 広島大東広島キャンパスにある、物質を原子レベルで解析できる放射光装置の年間利用者がこの5年間で約2割増加した。最近は海外の研究者の利用も目立つ。谷口雅樹センター長は「放射光装置は、超電導から新薬につながるタンパク質の分析まで幅広く貢献している。固体物理の分野で世界をリードし、存在感を示したい」と話す(中国、5.29)

■ 55プラス、今こそ大学で学びたい 3;社会人の受け入れに熱心な大学・大学院ベスト10、広島大学は第4位。大学入学情報図書館RENAが2010年度11月から11年度1月に実施した大学へのアンケートなどにより作成(朝日、5.29)

■ 広島大は、夏休みを利用して高校生に瀬戸内海で実習や実験を体験してもらう講座を開く。参加は学校単位で、7校を今月31日まで募集する(読売、5.29)

■ 県NIE推進協議会(会長=小原友行・広島大大学院教授)は28日、学校教育で新聞を活用する運動(NIE)の進め方を考える学習会を広島市の中国新聞ビルで開いた。「NIEは東日本大震災をどう教えるか」をテーマに、参加した中学、高校の教諭ら52人が震災を報じる紙面を基に意見を交わした(読売、5.29)

■ 広島大と市観光協会が企画し、同大留学生ら16人が29日、東広島市の福富、豊栄、河内町の観光地を見学した。道の駅や農産物直売施設をバスで巡り、そば打ち体験や地域の歴史を聞くなどした(中国、5.30)

■ 書に取り組んで60年になる安芸高田市の三好千津子さんが、「一心の六十年」と題した書作展を31日から6月6日まで、広島市中区のそごう広島店美術画廊で開く。三好さんは、広島大の故竹沢丹一・元教授に師事し書道の腕を磨いた。県美展に3回入賞。同展の審査員を務めたこともある。書作展では、大小の作品約100点を展示する(中国、5.30)

■ 東日本大震災や福島原子力発電所の事故を受け、広島大大学院理学研究科は6月5日、広島市のこども文化科学館でサイエンスセミナーを開く。市民や学生らに地震学や放射化学の教授らがわかりやすく講義する(産経、5.31)


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