平成23年10月

■ 広島大学震災復興支援ボランティア「Operationつながり」は、東日本大震災直後に同大学生らによって立ち上げられたボランティア団体。チャリティーイベントや被災地での支援活動などに取り組んでいる(プレスネット、10.1)

■ 【広告:白内障と老眼について】加齢が一番の原因とされる白内障は、80歳でほぼ100%の人が発症するという。広島大学眼科准教授・近間泰一郎先生に白内障に対する正しい知識や、老眼に対する対応についての話を聞いた(中国、10.1)

■ 内部被曝防止に取り組む市民団体「繋がろう広島」は30日、福島第1原発事故後、広島県へ自主避難したメンバーの母乳の放射線測定を行うため、広島大の研究者の元へ検体の母乳を届けた(中国、10.1)

■ 広島大付属三原学校園は2011年、創立100周年を迎えた。全国でも珍しい、幼少中の一貫教育の実践校として、教育実習の場や地域教育の拠点としても成果を上げている(中国、10.2)

■ 東日本大震災に伴う福島第1原子力発電所の事故を受けて、緊急被曝医療チームとして現地で活動し、現在は福島県放射線リスク管理アドバイザーも務める広島大原爆放射線医科学研究所の神谷研二所長が、震災後に広島大が行ってきた活動について振り返った(中国、10.2)

■ 広島大総合博物館は6日、公開講演会「縄文人のばんごはん~土器に残ったミクロの手がかり」を東広島キャンパス内のマーメイドカフェ広島大学店で開く(中国、10.3)

■ 植物の葉緑体で行われる光合成に欠かせない物質「ピルビン酸」を葉緑体内に運び込むたんぱく質を、広島大の古本強准教授らの研究グループが特定し、英科学誌ネイチャーに発表した。この研究を応用すれば、米などの食物の増産や産業用燃料の原料に適した植物の生産が可能になるという(読売、10.3)

■ 福島から避難してきた被災者が偏見や中傷に苦しんでいる。被爆者が体験した偏見や中傷について調べてきた広島大大学院総合科学研究科の布川弘教授は「原爆放射線と福島では、正確な情報が伝わっていない点が共通している」と話す(中国、10.4)

■ 広島大の研究グループが3日、貝類の食害を調べる江田島市との共同研究の一環で、江田島市沖のカキいかだ下を潜水調査した。「落ちたカキ殻が人口の岩礁になっているようだ」と坂井准教授は指摘する。海野徹也准教授は「安価に食害を防ぐ方法を探り、カキの生産と漁礁としての役割を両立させたい」と話している(中国、10.4)

■ 企業が海外進出する際の橋渡し役になる海外の人材育成を目的とした事業で、アジア3カ国からの留学生3人の受け入れが決まった。3人は県内に拠点を置く企業への就職を前提に、広島大大学院工学研究科に入学した。この人材育成事業は、広島県と広島大、県内の11企業・団体でつくる「県ものづくりグローバル人財育成協議会」が運営する(中国、10.5)

■ 装置メーカーのエス・エス・アロイや広島大など、東広島市の産学官7団体が、電気自動車の蓄電装置などに使う高機能カーボン粉末を枯渇懸念のある石油や石炭の代替材として、イネのもみ殻から生成する取り組みに挑んでいる。5年以内の事業化を目指す(中国、10.5)

■ 国内で100万~200万人がウイルスを持っているとされ、放っておけば、肝不全や肝がんにつながるとされるC型肝炎。広島大医学部教授で、広島大病院の茶山一彰病院長に、最新の治療法や感染のメカニズムを聞いた(中国、10.5)

■ 広島大などの大学生ら6人と、昨年からのメンバー1人の計7人が、広島ホームテレビ主催のコンサートなどでアシスタントを務める「ホームシスターズ」の第42期生に選ばれた。来年の9月末まで活動する(朝日、10.5)

■ 広島大大学院生物圏科学研究科の実岡寛文教授が、カルシウムや鉄分を効率よく吸収できる大豆を開発した。カルシウムや鉄分などの栄養分と結合し、体内への吸収の妨げとなるフィチン酸の含有量が既存の品種よりも約7割少ないのが特徴。量産化や加工品への活用を目指す(中国、10.6)

■ 広島大病院は11月、理学療法士や診療放射線技師などの高度な医療を支える人材を効率的に育成するため、3年間かけて全国でもモデルとなる教育システムの開発に着手する(中国、10.6)

■ 秋の大学祭シーズンを控え、県内の大学や短大で東日本大震災の被災地支援を目的としたイベントの準備が進んでいる。11月5、6日に開かれる広島大の大学祭では、復興支援企画として、来場者に折り紙を渡してメッセージを記してもらう。その折り紙を張り合わせて巨大なモザイクアートにしようと検討中(中国、10.6)

■ 小学生を対象にした放課後子ども教室では、地域住民や学生のボランティアが講師となり、放課後や週末、小学校などを拠点にスポーツや文化活動に取り組んでいる。県立生涯学習センターがボランティア派遣事業の窓口を担い、9月末までに、広島大や福山市立女子短大など16大学・短大の計375人が登録(中国、10.6)

■ 広島大は6日、特任教授の秋葉忠利・前広島市長が、米国の核時代平和財団から「平和指導者賞」を受けると発表した。秋葉前市長は、各国の指導者や国際機関に働き掛けるなど、核兵器廃絶運動に指導的役割を果たしてきたことが評価された(中国夕刊、10.6)

■ 広島市は11月2日、産学連携を後押しするため、大学が持つ研究シーズを企業に紹介する研究成果の発表会「産学連携フェア」を開く。中小企業の経営者や技術者が対象。広島大や県立広島大など広島地域に拠点を置く理工系6大学が参加する(日経、10.7)

■ 福島県の内堀雅雄副知事は6日、広島県庁で湯崎英彦知事と会談。湯崎知事は福島県が始めた全県民の健康管理調査をサポートするために、県医師会などと連携し、医療チームを派遣すると応じた。内堀副知事は7日、同区の広島大原爆放射線医科学研究所などを訪ねる(中国、10.7)

■ 広島大は6日、特任教授の秋葉忠利・前広島市長が、米国の核時代平和財団から「平和指導者賞」を受けると発表した。秋葉前市長は、1999~2011年の在任中、広島市長が会長を務める平和市長会議の活動強化に尽力。2020年までの核兵器廃絶運動を目指す「2020ビジョンキャンペーン」を提唱するなど、指導的役割を果たしてきたことが評価された(中国、10.7)

■ 天皇杯全国都道府県対抗男子駅伝競走大会の創設に貢献し、広島高師(現広島大)教授などの経歴を持つ広島陸協の川村毅前会長が6日、89歳で亡くなった(中国、10.7)

■ 広島大は6日、特任教授の秋葉忠利・前広島市長が、米の反核NGO「核時代平和財団」の「平和指導者賞」に選ばれたと発表した。秋葉氏は市長在任中、核兵器廃絶を目指す国際NGO「平和市長会議」の加盟都市を、440都市から5千都市近くに拡大したことなどが評価された(朝日、10.7)

■ 広島大は6日、特任教授で前広島市長の秋葉忠利氏が核兵器廃絶に向けて指導的な役割を果たしたとして、米国のNGO「核時代平和財団」より「平和指導者賞」が贈られると発表した(読売、10.7)

■ 広島市内にある比治山大、広島女学院大、広島大の学生らが、大学祭で、「ほんわかキャンペーン」と称して、自分の大切な人に乳がん検診を呼びかけるメッセージカードを参加者に書き込んでもらい、送ってもらう催しを開く(朝日、10.8)

■ 川村毅氏(かわむら・つよし=広島陸上競技会名誉会長、広島大名誉教授)6日、死去。89歳(読売、朝日、10.8)

■ 第61回全国小・中学校作文コンクール県審査【入賞】小学校低学年 広島大付属1年生大歳翔和、同三年内田明寿美、小学校高学年 広島大付属5年大上雅也【佳作】小学校低学年 広島大付属1年石川亜衣、同1年大塚風花、同1年隈田貴子(読売、10.8)

■ 日本三大酒どころとして知られる東広島市西条地区で8日、「酒まつり」が始まった。賀茂鶴酒造の酒蔵に設けられた特設会場では、東日本大震災の復興支援として、広島大の学生が来場者に1個500円で、おちょこキャンドルに応援メッセージを寄せてもらう活動を行った(読売、10.9)

■ 広島大大学院修了後、日立製作所や音響機器メーカー・ボーズの副社長に従事し、現在は経営コンサルタントを務める岡村有人さんは、人種や国境などの垣根を越えて直接人の心に訴える力を持つ芸術を通じて、平和のプロパガンダを世界に向けて発信するような芸術祭を広島の地に育んでもよいのではないかと語る(中国、10.9)

■ 瀬戸内海環境保全特別措置法の施行などで1970年当時、富栄養化により300件近く発生していた赤潮は、80年代後半から100件前後に減ったが、その反面、ノリやカキの生育不良が指摘されるようになった。広島大大学院の山本民次教授は、「画一的な富栄養化対策をやめ、場所によっては窒素やリンの供給増加を考える必要がある」と話す(中国、10.9)

■ 【広告】広島大学出版会:「われらユダヤ人系ドイツ人-マイノリティから見たドイツ現代史 1893-1951-」長田浩彰著、中国高等教育の拡大と大卒者就職難問題-背景の社会学的検討- 李敏著、確率・統計の数学的基礎 藤越康祝/若木宏文/栁原宏和共著(日本経済、10.9)

■ 【広告】大学出版部協会は全国の32大学出版部が加盟し、「大学出版部の健全な発達をはかり、学術文化の向上と、社会の進展に寄与する」ことを目的として活動を進めています。出版活動をしている大学出版部:広島大学出版会ほか(日本経済、10.9)

■ 各地の原発の活断層をめぐって、変動地形学の考えを取り入れた耐震指針が安全審査に生かされていないと中田高・広島大名誉教授は指摘する(日本経済、10.10)

■ 広島六大学野球秋季リーグ第6週第2日、広島大6-1広国院大(中国、10.10)

■ 広島市の斎場で9日、広島陸上競技協会名誉会長として広島のスポーツ界を支え、6日に89歳で死去した川村毅氏の葬儀が営まれた(中国、10.10)

■ 三原市の三原リージョンプラザで9日、三原市にある広島大付属三原学校園の創立100周年記念式典があった(中国、10.10)

■ 出雲全日本大学選抜駅伝が10日、出雲市の出雲大社前-出雲ドーム前の6区間44.5キロで行われた。広島大は19位(中国夕刊、10.11)

■ 出雲全日本大学選抜駅伝が10日、出雲市の出雲大社前-出雲ドームの6区間44.5キロのコースで行われた。広島大は19位(中国、10.12)

■ 内部被曝防止に取り組む市民団体「繋がろう広島」は11日、東日本大震災後に東京から広島県に避難してきた母親1人と以前から県内に住む1人の母乳から微量の放射性物質が検出されたと発表した。測定に協力した広島大は「授乳には問題ない値」としている(中国、10.12)

■ 地域医療を担う人材の不足が懸念されている庄原市で、医療従事者を目指す同市の庄原格致高校の生徒23人が医療関係者から直接、話を聞く交流会があった。ゲストとして出席した広島大医学部の竹内啓祐教授は「将来はぜひ、庄原に戻ってきて働いてほしい」と訴えた(中国、10.12)

■ 福山通運会長で、財団法人渋谷育英会理事長の小丸法之さんが11日、中国山西省の山西師範大から名誉教授の称号を授与された。小丸さんは、広島大に留学している山西師範大の学生の支援をはじめ、日中の教育交流に尽力してきた功績が評価された(中国、10.12)

■ 広島大大学院生物圏科学研究科の加藤範久教授が三原市で、タコを食べると腸内の善玉菌が増え、大腸がんや大腸炎の予防につながる可能性があるとの研究成果を発表した。有効成分が特定できれば、製薬分野などへの広がりも可能という(産経、10.12)

■ 広島大は11月22日、東広島キャンパスのサタケメモリアルホールで、昨年のノーベル化学賞を受賞した鈴木章・北海道大名誉教授を招いて「第50回広島大講演会」を開く。定員500人で事前申し込みが必要(読売、10.13)

■ 瀬戸内海水産フォーラムが15日、広島市中区のアステールプラザである。松田治・広島大名誉教授が「『豊かな海』をめざす里海と水産業」と題して基調講演を行う。「きれいな海は豊かな海か?」をテーマとして、栄養塩の流入を抑えることにより赤潮の頻度が減少する一方で、生産量の落ち込みが指摘されるノリやカキ養殖の実情についての報告もある(中国、10.13)

■ 第11回中国新聞「みんなの新聞コンクール」の審査会が12日、広島市中区の中国新聞ビルであった。ジュニア新聞部門【小学3、4年】最優秀賞 桒田遼太(広島市広島大付属小4年)【小学5、6年】広島県知事賞 藤山芙有子(広島市広島大付属東雲小5年)、中国新聞販売所連合会賞 松田安優奈(三原市広島大付属三原小6年) 新聞切り抜き作品部門【小学3、4年】広島県知事賞 信岡岳晴(三原市広島大付属三原小3年)【小学5、6年】広島県知事賞 中村萌音(広島市広島大付属小6年)、広島県教育委員会賞 豊田真衣(三原市広島大付属三原小5年) 新聞感想文部門【小学3、4年】広島県知事賞 宇根千賀(三原市広島大付属三原小4年)、広島県教育委員会賞 川上航生(広島市広島大付属小4年)(中国、10.13)

■ 長崎大学が「核兵器廃絶研究センター」を来年4月1日に設置する。「核なき世界」を実現するための具体的な手法、理論を専門研究機関として世界へ提言する。もう一つの被爆地、広島には、広島大平和科学研究センターや広島市立大広島平和研究所があり、核兵器以外の問題を含めた平和全般を扱っている(朝日、10.14)

■ 三原市議会は14日、ペアシティ三原東館跡地への市庁舎新築・移転計画を審議する調査特別委員会を開いた。市庁舎で25日、広島大産学・地域連携センターの塚本俊明教授をアドバイザーとして招いて勉強会を開くことを決めた(中国、10.15)

■ 広島大学を抱える東広島市では、市の玄関口にあたる西条地区の活性化が課題となっている。西条地区の酒蔵通りで、美術や音楽などのイベントを催し、年間を通じてにぎわいを生み出そうとする試みが始まった(日本経済、10.15)

■ 広島大の学内ベンチャー企業「HUMANIX」は15日、世界初の衝撃吸収エアバッグボディーを採用した電気自動車を来年4月に売り出すと発表した。広島県の中小企業約10社と共同開発した(読売、10.16)

■ 環境に優しいエコカーを紹介する二つのイベントが15日、広島市で行われた。衝撃時にエアバッグの空気が抜け、衝撃を吸収する電気自動車が発表された。広島大のベンチャー企業HUMANIXが中心になって開発(中国、10.16)

■ 「東日本大震災で、避難所から仮設住宅の移転が始まったが、介護や見守りの必要な高齢者や障碍者にとって、仮設住宅への移転は今以上に苦痛な暮らしを強いることになりかねない」と、広島大大学院社会科学研究科博士課程後期単位取得退学を経て広島文化学園大教授となった平岡敬子さんは語る(中国、10.16)

■ 広島大発のベンチャー企業「HUMANIX」が15日、衝撃を吸収するエアーバッグボディーを採用した電気自動車「iSAVE-SC1」を公開した(毎日、10.16)

■ がん死亡率の高まりを受けて始まった広島県の地域がん登録が今年で10年を迎えた。本年度初めて、2006年の登録者と、住民票情報を照らし合わせてがん患者の5年生存率を調べる。広島大大学院の安井弥教授は「死亡率の高い種類のがんに対し、戦略的に診断・治療ができる」と期待する(中国、10.17)

■ 広島六大学秋季リーグ順位、4位 広島大学5勝7敗【ベストナイン】三塁手 石川俊考(広島大)、遊撃手 菅野雄介(同大)(中国、10.17)

■ 広島市の広島国際会議場で16日、市民公開講座「C型肝炎は治せる時代へ!」が開かれた。基調講演では、広島大病院の茶山一彰病院長が、C型肝炎の治療法の歴史を紹介。約550人が参加し、最新の治療法などを学んだ(中国、10.17)

■ 広島県が進めている「国際平和拠点ひろしま構想」の策定委員会は17日、核兵器廃絶と平和構築に向けた人材育成や研究機能の拠点を目指す構想案をまとめた。広島市で行われた最終会合には、明石氏や川口順子元外相、湯崎英彦知事たち策定委員と、広島大の研究者など作業部会メンバーの計13人が出席(中国、10.18)

■ 広島大学は産学・地域連携センターに「医工連携拠点推進部門」を新設した。人材育成や技術支援などに貢献したいとしている(日刊工業、10.18)

■ ツネイシホールディングス子会社の常石造船は、広島大学と技術開発を進め、新規建造・開発船の環境対策を強化する。船の甲板上に設ける「居住区」の形状を改良することで風の抵抗を減らすなどして燃費効率を高める。二酸化炭素排出量を、2020年度に1990年度比40%削減するのが目標(日本経済、10.18)

■ 第43回全日本大学駅伝対校選手権が11月6日、名古屋市の熱田神宮から三重県伊勢市の伊勢神宮までの8区間106.8キロで開かれる。広島大は5大会連続9回目の出場(朝日、10.19)

■ 駅伝の大学日本一を決める第43回全日本大学駅伝対校選手権大会に中国四国地区代表で出場する広島大の選手と監督、マネージャーが朝日新聞広島総局を訪れ抱負を述べた(朝日、10.19)

■ 公益財団法人ひろしまベンチャー育成基金は18日、新規性のある技術や事業モデルを持つ企業や個人を表彰する「第17回ひろしまベンチャー助成金」の助成先として、6法人・個人を決定したと発表した。広島大学からは、DNAの長さを測定して加齢度合いを検査する健診システムを開発した田原栄俊教授が受賞(日本経済、10.19)

■ 広島大は、日本赤十字社と被曝医療などに携わる人材の育成で協力する協定を結ぶ方針を固めた。福島第1原発事故を受け、同大が持つ高度な被曝医療のノウハウを役立ててもらうのが狙い(中国、10.19)

■ 広島医学会は11月13日、広島市西区の広島医師会館で公開講座を開く。精神科医の香山リカさんと広島大原爆放射線医科学研究所の神谷研二所長が講演する(中国、10.19)

■ 広島大は東広島キャンパスのサタケメモリアルホールで21日、京都大前総長で地震学が専門の尾池和夫国際高等研究所所長を招き、講演会「東日本の巨大地震に学ぶ」を開く(中国、10.19)

■ 東広島市西条町の賀茂鶴酒造1号蔵で22、23の両日、戦国武将などの格好をした店員が接客や演劇をする「戦国カフェ『侍』」がある。酒蔵の立ち並ぶ一帯を盛り上げようと、市が主催。広島大の卒業生らでつくる市内の社会人劇団「芝居空間侍エレクトリカルパレード」が企画した(中国、10.20)

■ 広島大の研究者らがそれぞれ専門の立場から地震や放射線について解説する講座が22日、呉市の大和ミュージアムで開かれる。同大大学院理学融合教育研究センターの主催(中国、10.20)

■ 東広島市西条地区の「酒蔵通り」で、22、23日、地元の劇団が企画した戦国カフェ「侍」が開店する。酒蔵通りの活性化策として市観光協会が主催。徳川家康役の広島大大学院文学研究科1年溝部淳絋さんは「歴史の本を読んで役作りを勉強している」と張り切る(読売、10.22)

■ 広島大東広島キャンパスのサタケメモリアルホールで21日、京都大学前総長で地震学が専門の尾池和夫国際高等研究所所長を講師に招き、講演会「東日本の巨大地震に学ぶ」が開かれた。市民や学生ら約400人が参加した(中国、10.22)

■ キャンパスの風景1 広島大大学院准教授の西原大輔氏が、現在の苦学生について語った(中国、10.22)

■ 東広島市西条町の賀茂鶴酒造1号蔵で22日、広島大の卒業生たちでつくる劇団「芝居空間侍エレクトリカルパレード」の団員が戦国時代の武将などに扮して接客する戦国カフェ「侍」が始まった(中国、10.23)

■ 中世の港町「草戸千軒町遺跡」などで知られる福山市草戸町の住民らが、歴史を伝える神社やほこらを巡る「街道」づくりを進めている。遺跡は福山市教委が発掘調査を始め、県教委や広島大も参加して土器や木簡など100万点以上が出土。今年で発掘調査開始から50年目となる(中国、10.23)

■ 発達障害児の支援をテーマにしたシンポジウムが22日、三原市学園町の県立広島大であった。同大保健福祉学部と広島大大学院保健学研究科の合同学会のプログラムとして企画(中国、10.23)

■ 広島大大学院理学研究科は11月13日、広島市立舟入高校食堂でサイエンスカフェを開く。15回目の今回は野球と物理学がテーマ。同大大学院先端物質科学研究科の高橋徹准教授が、「ピッチングとスイングの科学」と題して解説を行う(読売、10.23)

■ 第56回秋季県高校軟式野球大会1回戦 広大付属4-0東城(朝日、10.24)

■ 広島市中区の舟入高食堂で11月13日、広島大大学院理学研究科がサイエンスカフェ「ピッチングとスイングの科学」を開く。同大大学院先端物質科学研究科の高橋徹准教授が、「バットの芯って何」「打つときに体が開いてはいけないのはなぜ」などの疑問を解説する(中国、10.24)

■ 広島大には、ボランティアの学生が学生の相談に応じるピア・サポーター制度がある。学生が孤立したり、引きこもりがちになったりしないよう、学生同士で支え合うために2000年に始まった(中国、10.24)

■ ひろしまベンチャー育成基金は、「第17回ひろしまベンチャー助成金」の助成先を決めた。【育成賞・金賞】田原栄俊(広島大学大学院教授)=ひろしまを元気にする次世代健康診断システムの開発(日刊工業、10.25)

■ 「ウクライナの至宝スキタイ黄金美術の煌き」展が広島市の県立美術館で開かれている。その中で展示されている古代の騎馬遊牧民スキタイの古墳から出土した黄金の猪像について、「猪はスキタイがウクライナを支配する以前から、欧州の広い地域で神聖視されてきた」とウクライナから広島大大学院に留学している歴史学専攻のオレクサンドル・コバレンコさんは語った(中国、10.25)

■ 三原市のJR三原駅前跡地問題を審議している市会調査特別委員会は25日、市庁舎の駅前移転が同市の発展につながるか、専門家の意見を聞こうと、広島大学産学・地域連携センターの塚本俊明教授を招き、「中心市街地の活性化とまちづくり」をテーマに講演会を開いた(産経、10.26)

■ 広島大は25日、日本赤十字社と被曝医療などの分野で協力する協定を締結すると発表した。26日に日赤本社で浅原利正学長らが出席して、調印式が行われる(読売、10.26)

■ 広島大は25日、広島市と三原市にある付属小3校の入学定員を、来年度から2割減らすと発表した。義務教育標準法の改正に合わせ、よりきめ細かい教育を実践するのが狙いという(中国、10.26)

■ 政府は25日、2011年度の文化勲章、文化功労者を決めた。2011年度の文化功労者には、元広島大助教授で日本政治外交史・国際交流の五百旗頭真ら15名が選ばれた(中国、10.26)

■ C型肝炎について読者から寄せられた相談や質問に、広島大病院の茶山一彰病院長に答えてもらった(中国、10.26)

■ 広島大と日本赤十字社は26日、都内で「教育・研究および診療などの協力に関する協定」を締結した。福島第1原発事故などの放射線災害現場で、幅広い知識を持って医療活動ができる人材の育成を目指す(中国、10.27)

■ 広島市の広島大霞キャンパスで26日午後4時55分ごろ、広島大病院を含む敷地内の全施設が停電した。約45分後に全面回復した。敷地内の受電設備のトラブルとみられる。すぐに自家発電装置が稼働し、同病院は「患者の容体に影響はない」としている(中国、10.27)

■ フクシマとヒロシマ チェルノブイリ原発事故で最大の汚染国となった隣国ベラルーシを訪れた。取材活動で通訳を務め、広島大学に留学した経験を持つバレーリア・セコウチクさんは今春、ホールボディーカウンターの検査を受けたところ、微量のセシウムが検出されたという。「この国では今も放射性物質を食べ物と共に摂取しているのは残念ながら事実。リスクを覚悟して生きることも大切」と現状を語った(中国、10.27)

■ キャンパスの風景 その4:広島大学大学院の西原大輔准教授が、日本文学を国際的な視点で研究する学問である「比較文学」と、それに関わる学生時代の思い出について語った(中国、10.27)

■ 広島大では、11月5・6日の2日間、大学祭、E-Storm、ホームカミングデーの三つのイベントが開催されます(Cue東広島版、10.28)

■ 医学と工学の連携で医療関連産業の育成を目指す広島県の推進協議会は、連携事業を総括するプロジェクトディレクターに広島大産学・地域連携センターの三好健一特命教授を選んだ(中国、10.28)

■ 広島市の広島大霞キャンパスで広島大病院を含む全施設が停電した事態を受け、同病院は27日、原因究明のため、受電設備の製造業者や保守管理業者との調査チームを設置した。また、受電設備などが入る建物に24時間態勢で職員1人を配置した(中国、10.28)

■ 広島大大学院の日比野忠史准教授の研究室が、川や海のヘドロを微生物が分解する仕組みを利用した発電システムの研究を進めている。今後は、発電効率や設備の耐久性を高めるのが課題(中国、10.28)

■ 放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)は、被曝者医療分野で協力する覚書を交わした国際原子力機関(IAEA)との連携の具体化に向けた協議を進めるため欧州に訪問団を派遣する。訪問団は、土肥博雄会長(広島赤十字・原爆病院長)や田代聡幹事(広島大原爆放射線医科学研究所教授)ら計6人で構成する(中国、10.29)

■ 叙位叙勲 従四位瑞宝小綬章 広島大教授中木達幸氏、正四位瑞宝中綬章 広島大名誉教授広安博之氏(中国、10.29)

■ フクシマとヒロシマ チェルノブイリの事故から20年が過ぎたころから超低線量地域で甲状腺がんの患者が増えているという。日本医科大の清水一雄医師は現地の総合病院で、現地の医師への指導も兼ね、傷口が小さく済む内視鏡を用いた腫瘍の摘出手術を行った。NPO法人「チェルノブイリ医療支援ネットワーク」の医療支援の一環で、広島大原爆放射線医科学研究所の横路謙次郎元所長ら被爆地の医師もこの活動を支えている(中国、10.29)

■ 広島大学大学院医歯薬学総合研究科の田原栄俊教授らが、体の老化度や関連の病気のリスクを遺伝子レベルでみる「ひろしまを元気にする次世代健康診断システム」を開発した。田原教授は「がんの再発の超早期発見などに役立てたい」としている(朝日、10.29)

■ キャンパスの風景 その6:広島大大学院の西原大輔准教授が、日本語教育と学生の国外進出との関係について語った(中国、10.29)

■ 広島大は11月5日、卒業生や退職した教職員たちが再会し、在校生と交流する「ホームカミングデー」を東広島キャンパスなどで開く。冒険家の三浦雄一郎氏や早稲田大学大学院公共経営研究科教授の北川正恭氏を招いての講演会など、多数の催しが開かれる(中国、10.29)

■ 東日本大震災に見舞われた東北の人々へ広島大からの支援が続けられている。広島大は震災翌日、福島第1原発事故が発生した福島県に緊急被曝医療チームを派遣。今月25日までに延べ1114人、38班のスタッフが現地に赴いている。また、被災した人同士の交流を深めたいと、学生ボランティア組織「つながり隊」は9月16~18日、仙台市の仮設住宅で住人を集めて一緒に手芸や折り紙に取り組んだ(中国、10.29)

■ 広島大の学生サークル「じゃんけん!農(know)」は、市内の農家を中心に協力を得て、同大の学生を対象に月1、2回、農作業を手伝う体験会を開く活動をしている。これまでにキュウリやナスなどの植え付けや畑の草抜き、田植えなどを企画してきた。代表の法学部2年矢口恭平さんは「農業の現場を間近に見られるこの環境を生かし、農の現状を知ってほしい」と話す(中国、10.29)

■ 東広島市在住の元教職員でつくる「広島大マスターズ」は大学で培った知識や研究成果を生かし、地域の生涯学習を支援している。環境や美術、フランス語などの幅広い分野で、市が主催する講座や、地域からの要請に応じて出向く出前講座などの講師を務める活動をしている。本年度からは、同大が履修を義務付けた平和科目の講師も任されている(中国、10.29)

■ 広島六大学秋季リーグ戦回顧 広島大5勝7敗(毎日、10.29)

■ 広島市内にある5つの「がん診療連携拠点病院」による市民公開講座が29日、同市中区の県民文化センターで開かれた。がんの外来治療について、医師らが最新事情や治療に関する情報の集め方などを紹介し、患者や家族ら約300人が聴講した。永田靖・広島大教授は、患部を立体的に照射できる放射線治療機器などについて解説を行った(読売、10.30)

■ 【フクシマとヒロシマ】ウクライナの首都キエフ市には、チェルノブイリ原発に隣接するプリピャチ市からの避難者が設立した互助団体の事務所がある。広島大平和科学研究センターの川野徳幸准教授はここを訪れ、元ブリピャチ市民からこれまでに4回の聞き取り調査を行っている。川野氏は、原発事故から25年を経て「記憶は風化し、社会的関心も薄れつつある」と語る(中国、10.30)

■ 広島文化学園大と広島文化学園短大を運営する学校法人広島文化学園は29日、次期理事長に副理事長の森元弘志氏を選出した。森元氏は、広島大教育学部卒業後、高校教諭を経て、同市の教育長や助役を歴任した(中国、10.30)

■ 広島市中区のホテルで29日、広島大大学院の河野修興教授の文部科学大臣表彰科学技術賞と、同教授が会長を務める大久野島毒ガス傷害研究会の保健文化賞の受賞記念祝賀会があった(中国、10.30)

■ 【天風録】広島大大学院の日比野忠史准教授の研究室は、泥の中の有機物をバクテリアが分解する仕組みを利用した発電システムを開発。12月にも京橋川右岸での点灯を目指すという(中国、10.30)

■ 第11回みんなの新聞コンクール 最優秀賞:広島市・広島大付属小4年 桒田遼太君(中国、10.30)


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