平成24年10月

■ 前広島市長で広島大特任教授の秋葉忠利氏が、復元イエス・キリスト教会の国際平和賞を受賞する。これまでの平和推進と核兵器廃絶の取り組みが評価されたもので、26日の授賞式後に平和集会での講演が予定されている(中国、10.1)

■ 広島大学、インテック、シリコンバイオの研究チームは、大気中のアスベストを簡単に測定できる技術を開発した。広島大学が開発したアスベストに特異的に結合する蛍光たんぱく質を用いたもので、これまでは測定に数日から1週間ほどかかっていたものが、1時間程度に短縮されるという。2013年2月に発売を予定している(日刊工業、10.2)

■ 広島大の東広島キャンパスで1日、大学院の秋季入学式が行われた。また、大学院内に新設された放射線の専門知識を身につける「放射線災害復興を推進するフェニックスリーダー育成プログラム」が開講となった。開講式で浅原利正学長は「国際的に活躍できるリーダーが育つことを期待する」と激励した(読売、中国、10.2)

■ 2日、広島大の東広島キャンパスで50代の教員が総合科学研究科の研究棟から転落し、死亡した。東広島署は事件性はないとみており、事故と自殺の両面から捜査している(中国、朝日、毎日、10.3)

■ ひろしま産業振興機構は3日、広島市で「イノベーションマッチングひろしま」を開く。中小3社が機関投資家や金融機関、商社などのコーディネーター企業約30社にビジネスプランを発表し、事業資金の調達や事業面でのアドバイスを受ける。発表する企業には広島大大学院の加藤幸夫教授が取締役を務める再生医療ベンチャーのツーセルも含まれている(日刊工業、10.3)

■ 2012年度県学生陸上競技連盟競技会(9月9日) 【女子】 1500メートル 1位 新見紀子(広島大)5分35秒11、400メートルリレー 1位 広島大霞 54秒59 (読売、10.3)

■ 広島市教委は4日、新しい教育委員長にNPO法人総合遠隔医療支援機構理事長の井内康輝氏を選んだ。井内氏は広島大医学部出身で、同大学で医学部教授、学長補佐、医学部長などを務めた(中国、10.5)

■ 【東広島情報ページ Ya!っぱれ65】10月6日、7日の酒まつりには広島大学の学生も様々なイベントを企画して参加する。イベントが行われる場所と内容について紹介されている(Cue、10.5)

■ 弥生時代に築かれた佐田谷・佐田峠墳墓群の広島大、広島市教委による発掘調査が終了した。様々な形状の墓が同じエリアに集中して築かれており、広島大学大学院の野島永准教授は「他地域の墓を参考にしたというよりも、ここは墓の形を試行錯誤しながら造った場所の一つではないか」と考える。広島大と市教委は来年度、報告書を作成し、国史跡の指定を目指す(中国、10.6)

■ 広島大学大学院教育学研究科などは5日、優れた教育実践者・団体に贈る、本年度のペスタロッチー教育賞に一般社団法人「実践人の家」を選んだと発表した。実践人の家は広島高等師範学校出身で教育哲学者の森信三氏が設立したもので、森氏が亡くなった後も全国80カ所で活動を続けたことが評価された(中国、10.6)

■ 広島大医学部は今年度から、4年生の必修科目「医学研究実習」を広島大以外に国内外の医療、研究機関でも行えるようにした。学外に出て見聞を広めることで、診療と研究を両立させる高い意欲を持った医学生を育てるのが狙い(読売、10.6)

■ 【大学野球】広島六大学秋季リーグ(6日) 広島大1-0広工大 (中国、10.7)

■ 県中部地区の知的障害関係施設合同運動会が6日、東広島市の東広島運動公園で行われ、17施設の利用者約500人が参加した。広島大の学生や市民ボランティアも選手の誘導・記録係として協力した(中国、10.7)

■ 新聞を教材にした学校での取組みを紹介する県NIE学習会が6日、三次市で行われた。小原友行広島大大学院教授が会長を務める県NIE推進協議会が主催したもので、本年度に新聞を活用した教育実践校に指定された中学校の教諭による発表のほか、中国新聞の記者が参加したワークショップも行われた(中国、10.7)

■ ロンドンオリンピックに出場した選手で一番好きになった選手をたずねたところ、様々な回答が寄せられた。その中で広島大付属小の久保はるかさんは、日本競泳男子400メートルメドレーリレーの選手たち、と答えている(ちゅーぴーこども新聞、10.7)

■ 子どもたちがカープの選手を取材する「ちゅーぴー赤ヘル記者」が9月8日、広島市のマツダスタジアムであった。広島大付属小の栗栖翔竜さん、広島大付属東雲小の山田祐瑞さんら20人が中崎翔太投手へのインタービューや練習の見学を行った(ちゅーぴーこども新聞、10.7)

■ 【思い出す本 忘れない本】広島大出身でサックス奏者の坂田明さんが、動物行動学の始まりといえるコンラート・ローレンツ著の「ソロモンの指輪」について紹介している(朝日、10.7)

■ 【中国の地盤】防災科学研究所の「地震ハザードステーション」のデータによると、中国地方では沿岸部や河川流域に地盤のやわらかい場所が多い。地盤がやわらかいと地震による揺れが増幅されるほか、液状化現象の可能性が大きくなる。広島県ではどのような地盤災害が起こりうるのかについて、広島大の土田孝教授が解説している(朝日、10.7)

■ 【主な医療機関の眼科手術件数】2011年 広島大 硝子体手術 362、白内障手術 1010、緑内障手術 452、 加齢黄斑変性に対する抗VEGF抗体療法 380、小児の専門外来 有(読売、10.7)

■ 【病院の実力】眼の疾患とその治療法について、広島大大学院視覚病態学研究室の木内良明教授が解説している(読売、10.7)

■ 【大学野球】広島六大学秋季リーグ(7日) 広島大8-3広工大 (中国、10.8)

■ 広島県では、科学技術の人材育成を支援する文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校が、広島大などと連携した取り組みを国内外の科学フェアで発表するなど成果を挙げている。SSH指定校は全国で178校、中国地方では広島大付属など15校が指定されている(中国、10.8)

■ 【キャンパスリポーター発】学生が地域活動を体験する「留学ツアー」が広島県安芸太田町で行われた。広島大など県内6大学の学生30人が参加した。学生はグループに分かれて近隣住民との交流したほか、地域の課題について意見をかわした(中国、10.8)

■ 【記憶を受け継ぐ】原爆投下後、臨時の救護所になった旧陸軍被服支廠で負傷者の治療にあたり自身も被曝した中本(旧姓西本)雅子さんが、当時の状況について語っている。中本さんは多くの負傷者を救えなかった経験から医師になることを志し、その後広島大医学部に入学。卒業後は産婦人科医になった(中国、10.8)

■ 【学ぼうヒロシマ】1913年に完成した旧陸軍被服支廠は兵隊の服や帽子などを保管する倉庫として使われていた。原爆で倒壊しなかったこともあり、被爆直後から臨時の救護所として使われた。戦後は広島高等師範学校の校舎や広島大の学生寮などに使われ、現在は県が管理している(中国、10.8)

■ 出雲全日本大学選抜駅伝は8日、出雲市で行われ、青学大が2時間9分41秒の大会新記録で初優勝を飾った。広島大は21位だった(中国、10.9)

■ 【フクシマの今】先月まで4か月間に渡って福島で住民への聞き取りや土壌、放射線量の調査などを独自に行ってきた広島大大学院生の嘉陽礼文さんが福島からの声について語っている(中国、10.10)

■ 広島大病院薬剤部が、緑内障患者用の目薬について先発薬とジェネリック(後発)医薬品で同じ容量の1本で何日差せるか比較したところ、商品によってばらつきが出た。容器の穴の大きさ、添加剤やその濃度が異なるためで、「必ずしも後発品が経済的とは限らない」と慎重な選択を促している(中国、10.10)

■ 広島大学東広島キャンパスで13日、20日に公開講座「リカレント講座」が開かれる。製造分野の設計技術者を対象に切削加工、工作機械の基礎講座で、山根八洲男教授、山田啓司准教授、田中隆太郎准教授、關谷克彦助教が講師を務める(日刊工業、10.10)

■ 京都大の山中伸弥教授がノーベル生理学・医学賞を受賞したことを受けて、県内の難病患者たちから喜びとiPS細胞を使った治療への期待の声が上がった。また、広島大の越智光夫教授は「(国は)山中教授が今後も日本で研究できる環境を整え、頭脳流出を防いでほしい」と話している(読売、10.10)

■ 近畿大工学部と広島大による、産業分野を担う国際的な人材育成講座の第1回目の講義が6日、近畿大工学部で行われ、学生や企業の社員33人が受講した。講義は週1回のペースで、県内外の企業や大学の研究者が講師となり、海外進出に必要な経営戦略について話す。そのほかに討議やプレゼンテ―ション、海外研修も予定されている(中国、10.11)

■ 磁石で細胞の元となる幹細胞を患部に集め、骨や軟骨を再生させる広島大大学院の越智光夫教授たちによる研究が、文部科学省の「再生医療実現化プロジェクト・再生医療の実現化ハイウェイ」に採択された。2,3年を目途にヒトを対象とした臨床での応用開始を目指す(日経、10.11)

■ 府中町で小学5年生の児童が母親に暴行され死亡した事件で、広島県は14日に、母子が再び同居するまでの対応に問題がなかったか検証する委員会を設置する。委員会は委員長の七木田敦・広島大学大学院教授など9名で構成され、事件の問題点や再び同居した後の支援状況などを検討する(産経、10.11)

■ 自分の大学の歴史や現状について教える「自校教育」が各地の大学で活発になっている。広島大の選択必修科目「広島大学のスペシャリスト」では、教員以外にも担当職員が大学の人事戦略について話をしている。「前期にやる『広島大学の歴史』で出てくる課題に今、どう取り組んでいるかを後期の『スペシャリスト』で紹介している」と同大の小宮山道夫准教授は説明している(朝日、10.12)

■ 【東広島のものづくりを応援!シリーズ③】バンブーテコガーデン緑化システムは産学官連携で広島大学と共同研究開発された。竹炭と廃プラスチックテコボードを使った雨水循環型のメンテナンスフリーに近い屋上緑化システムが可能となった(Cue、10.12)

■ 広島電鉄本社で、明治時代末期の広島市中区八丁堀付近の区画図や家ごとの間取り図が見つかった。同地区は原爆で大きな被害を受けており、明治時代の土地の利用状況が分かる資料は珍しい。調査した広島大学産学・地域連携センターの匹田篤准教授は「当時の市民生活や、街の発展の歴史を示す資料」と話す。10月20日~12月16日まで開かれる特別展「広島の路面電車100年」で地図の複製版と冊子の原本を公開する(毎日、中国、10.13、朝日、読売、10.20)

■ 府中町の小学5年生の児童が母親に暴行され死亡した事件を受けて、県西部のこども家庭センターの対応などについて検証する委員会の初会合が14日、広島県庁で開かれた。委員会は広島大大学院の七木田敦教授を委員長に9名で構成され、今後5回程会合を開き、事件の検証を進める(朝日、中国、日経、10.16)

■ 広島市は11月6日に東京都千代田区で「ひろしま西風新都プロモーションセミナー」開く。市の北西部に建設中の新都市「ひろしま西風新都」に首都圏の企業誘致を促すのが狙い。広島大学産学・地域連携センターの三好健一特命教授などによる講演や交流会が予定されている(日刊工業、10.16)

■ 広島市の松井一實市長は15日、広島市立大で特別講師として講演を行った。講演は「広島の未来を見据えた都市づくり」をテーマに、旧市民球場跡地や広島大本部跡地など大規模未利用地4カ所についての活用策の現状や地方分権の在り方などについて語った(中国、10.16)

■ 広島大学発のベンチャー企業ツーセルは、幹細胞を使って膝の軟骨を再生する医療事業を中外製薬と共同で本格化させる。株式公開を通じて資金調達を行い、軟骨細胞の移植材を量産する細胞培養センターを設置し、18年に本格的な製造販売を目指す(中国、10.17)

■ 東広島市の中央サイエンスパークは19日、12の研究機関のうち11施設を一般公開する。研究内容の紹介や機材の展示を行うほか、パーク内の中国電力エネルギア総合研究所で、岡本哲治広島大学理事・副学長が「広島大学の産学連携の取り組み」をテーマに講演を行う(日刊工業、10.17)

■ 【キャンパス発この一品】「ひとこぶ楽だ」は、広島大学大学院でスポーツリハビリテーションを研究する浦辺幸夫教授が背筋を手軽に強化できるトレーニング用品として、スポーツ用品製造のミカサと共同開発した。開発されたゴムボールをベルトで背中に固定して椅子に座り、背もたれにボールを押し付ける動作を繰り返すと背筋を鍛えることができる。浦辺教授とミカサは共同で特許申請中である(日経、10.18)

■ 広島大は25日、2008年のノーベル物理学賞を受賞した益川敏英・名古屋大素粒子宇宙起源研究機構長の講演会を広島大東広島キャンパスのサタケメモリアルホールで開く。「現代社会と科学の関わりについて」がテーマで現在の物理学の現状、若いときに行うべきことなどについて語る(中国、10.18、日刊工業、10.23)

■ 広島に投下された原爆で爆心地から近距離で被爆した人のがんによる死亡リスクを高める要因のうち、爆発直後に放出された初期放射線の占める割合は30パーセント以下であることが、広島大原爆放射線医科学研究所の大瀧慈教授たちの解析でわかった。これまでは初期放射線の影響が大きいとされており、原爆症認定の際に被曝線量を計算する方程式「DS02」でも初期放射線量が重視されている。大瀧教授は「計算式の見直しが必要だ」と話している(読売、10.18)

■ 第44回全日本大学駅伝が11月4日に行われる。広島大も6大会連続で出場する(朝日、10.18、10.25)

■ 人間関係などに悩む子供や保護者を支援する講演会「変われる!みんな持ってる可能性!」が11月3日、東広島市西条町で行われる。00年のシドニー・パラリンピックの陸上競技で銀メダルを獲得した高田晃一さんによる講演のほか、参加型のコーナ―もある。広島大大学院教育学研究科の中村孝さんら12人が実行委員会を組織、地元企業や医療法人の協力得て開催を実現した(中国、10.19)

■ 広島大の星正治名誉教授は、広島原爆によって放射能を帯びた土ぼこりによる内部被曝の検証に乗り出す。市内各地の土のサンプルを調査し、当時の飛散状況のシミュレーションを行う。また、エリアごとに、土ぼこりによる内部被曝線量の推計も試みる。放射線を帯びた土ぼこりによる人体への影響はまだ未解明な部分が大きい(中国、10.19)

■ 広島県は18日、井内康輝・広島大名誉教授が委員長を務める「がん対策推進協議会」を広島県庁で開き、次期がん対策推進計画の素案を示した。治療後の就労支援、在宅医療を支えるための医療・介護の連携強化が新たな重点課題として設けられた(中国、10.19)

■ 大阪大、広島大、長崎大、名桜大の大学院が紛争・災害・貧困などのアジアの課題に取り組む研究者を育てるために、昨年度から始めた「アジア 平和と人間と安全保障」プログラムでは、アジア各国の提携大学と留学生の受け入れ合うとともに、短期留学ツアーを実施している。9月には学生約20人が独立紛争やインド洋大津波という困難を体験してきたインドネシアのバンダアチェを訪れた。広島大大学院の新本研吾さんは津波博物館で妹を津波で亡くした「語り部」のガヤ・トリアナさんの話を聴き、同大学院の渡辺恒一さんは地元紙「セラビン」本社を訪問、紛争中の話を聴いた(朝日、10.19)

■ 東広島市西条地区の酒蔵通りの景観保全が課題となっている。れんがの煙突や蔵の保全は酒造会社頼みで、街並みを守る規制や支援体制が整っていない。東広島市は修繕費助成が見込める国の制度利用に向けて調査に乗り出した。市教委は市とは別に、広島大と合同で酒造関係施設の個別調査を10年ほど前から行っている。広島大大学院国際協力研究科の中越信和教授は「市は景観を守る方針を示し、住民の協議をリードしないと。条例を定め高層の建物は別の地区に誘導することも必要」と話す(中国、10.19)

■ 日本画家の横山大観や作家の井伏鱒二など、各界の著名人約2200人のサインや墨跡が、広島大文書館に贈られた。広島大の前身である広島高等師範学校の卒業生で79年に亡くなった名方守夫さんのコレクションで、遺族が寄贈を申し出た(中国、10.20)

■ 広島大大学院の浦辺幸夫教授の研究室と東広島市の「コーポレーションパールスター」は共同で、履くだけで転びにくくなる靴下を開発した。広島県内の病院のほか、東京都の病院などでも販売が始まっている。歩行時の床に対するつま先の角度が上がるようにしており、段差につま先が当たらないように工夫してある(朝日、10.20)

■ 秋季県高校軟式野球大会第6日(20日) 準決勝 広島大付4-3崇徳(中国、10.21)

■ 広島県では、「無医地区」が53カ所に上り、全国2位となっている。県は移動診療車を走らせたり、大学と協力して地域医療に従事する医師養成に取り組んでいる。広島大でも2009年から、医学部に推薦入学制度「ふるさと枠」を創設。6年の在学中に奨学金を支給し、卒業後9年間、県の指定する中山間地域などの公立病院で働くと返済を免除する仕組みを導入しており、25年度までに約150人の医師を確保する計画である(読売、10.22)

■ 【まな☆VIVA 地理】地図の種類や読み方、自分たちで地図を作る際に気を付けることなどを広島大大学院総合科学研究科の匹田篤准教授が解説している(中国、10.22)

■ 【教育 私の師】関太郎・広島大名誉教授が、恩師である広島大理学部教授だった故・堀川芳雄氏との出会いや研究生活のエピソード、そこから学んだものについて話している(中国、10.22)

■ 広島大は22日、秋入学の導入などの大学の機能強化に向けた「行動計画2012」を発表した。16年度に総合科学部で秋入学を先行導入するほか、入学者選抜の方法の見直しも行う方針も盛り込んだ。(毎日、中国、読売、日経、産経、10.23)

■ 今年、再生医療の技術を利用して、傷ついた軟骨に培養された軟骨を移植する治療法が国から承認された。培養軟骨の開発に携わった広島大病院の越智光夫教授は「培養軟骨は表面がなめらかなため、耐久性が増し、軟骨が再び、傷つきにくくなった」と話す。(朝日、10.23)

■ 広島大が22日に広島市の東千田キャンパスへの設置を正式に表明した「知的人材育成センター」の建設費用の調達について、同大学の浅原利正学長は「(検討)はある程度進んでいる。外部の援助があればいいが本学独自でも考えなければいけない」と述べた。学内にワーキンググループを設け、来年3月までに具体的な検討を進める(中国、10.23)

■ 広島史学研究会が27日、28日に、広島大大学院文学研究科で大会を開く。考古学、日本史、世界史、民俗学など幅広い分野の研究成果が発表される(中国、10.24、10.25)

■ 2012年度尾道市秋季ダブルテニス大会(9月23日) 【男子】A級 2位神中良太・奥田努(SHARP・広島大) (読売、10.24)

■ 【論】広島大学職員の山内雅弥氏が、多発している研究不正に対し、実効性ある監視システムの必要性を述べている(中国、10.25)

■ 広島大は11月3日に卒業生や元職員、在校生が交流する「ホームカミングデー」を開く。大学やイベントの概要などが紹介されている(中国、10.27)

■ 銭場武彦氏(せんば・たけひこ=広島大学名誉教授)24日、心不全のため死去。96歳(中国、毎日、10.28)

■ 災害時の活用が期待される折り畳み式緊急橋「モバイルブリッジ」の車両走行実験が静岡県富士市で行われた。モバイルブリッジは広島大の有尾一郎助教や静岡県の施工技術総合研究所などが共同開発したもので、災害時に橋が落下した場合でも迅速な対処が可能になる(読売、10.28)

■ 広島大学理学部と大学院理学研究科は11月3日、東広島キャンパスで、付属研究施設の公開や科学実験などのイベントを開く。研究に対する関心を広げるのねらいで、今回で15回目になる(読売、10.29)

■ 広島に投下された原爆の爆心地から1.2キロ~2キロで被爆した人の固形がんによる死亡リスクのうち、初期放射線量の影響は最大で3分の1程度で、残留放射線や放射性降下物による影響の方が大きいことが、広島大原爆放射線医科学研究所の研究でわかった。また、爆心地から西方向で被爆した人のリスクがやや高かったことから、調査を行った原医研の大瀧慈教授は、放射性物質を含んだ塵や「黒い雨」の影響をより強く受けたためではないかと分析している(中国、10.29)

■ 広島大病院などは大規模災害時に負傷の度合いで治療の優先度を判定する「トリアージ」の新たなシステムを開発し、29日に訓練を行った。分類をこれまでの4段階から7段階に変更したほか、電子ペンやタブレット端末を使って現場と医療機関で情報が素早く共有できる(中国、毎日、10.30)

■ 第44回全日本大学駅伝対校選手権大会に参加する広島大の選手が29日、広島市の朝日新聞広島総局を訪れた。今年は参加する国立大学中トップ、21位以内を目指す(朝日、10.30)

■ 11月3日の第32回ひろしま国際平和マラソンで、県内で医療・薬学などを学ぶ学生でつくるサークル「HALS」が、「救護サポーター」を務め、医師や看護師の応急処置を手伝う。広島大や広島国際大など約20人の学生が沿道に立ち、体調を崩したランナーの誘導にあたる。HALSは2009年に広島大医学部の学生が設立し、AEDの使い方などの講習会を開いている(中国、10.30)

■ 東日本大震災で被災した子どもたちを支援する「届けよう 希望 元気 キャンペーン」の一環で、中国新聞社は30日に、宮城県の遺児孤児支援基金にキャンペーンの義援金を寄付した。チャリティーコンサートの収益金をキャンペーンに寄せた元広島大学長の原田康夫さんと中国新聞社の浅井幹夫事務が宮城県庁を訪問、寄付金300万円の目録を手渡した(中国、10.31)

■ 広島大学名誉教授で造船技術者の育成に尽力した故浜本博登さんの歩みをたどる企画展「昭和の造船教育者 浜本博登」が30日、東広島市の広島大中央図書館で始まった。溶接技術についてまとめた書類や教員時代のノートなどが展示されている(中国、10.31)

■ がん診療の拠点として国が指定している全国の病院には、がん専門の看護師や社会福祉士が常駐し、患者や家族の相談に対応する「相談支援センター」があるが、認知度不足が課題になっている。広島大病院では患者の交流会や講義形式の患者サロンを月1回開くなど取り組みを拡充している(中国、10.31)

■ 広島県内の理工系大学新卒者の県内企業への就職率は約30パーセントにとどまっており、県内の中小企業の理工系人材確保が課題となっている。学生に県内企業を知ってもらう取り組みとして、広島大では09年から理工系の大学3年生、修士1年生を対象に企業出前講座を開設。企業の担当者が技術開発の紹介や若手学卒技術者への要望などを講義する(日刊工業、10.31)


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